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子どもの本の会

子どもたちにはありったけのお話をきかせよう。やがて、どんな運命もドッヂボールのように受け止められるように。(茨木のり子)

6年生卒業おはなし会

2010年03月09日 | 日記
3月9日(火)

1)ぜっこう(絵本) 

 「ぜっこうだ!もう遊ばないって決めたんだ!」
 「なぜ、ぜっこうしたか?」だって?!、大人にはわからない子どもなりの言い分があるのだ。
  迫力ある絵で、ギャングエイジの気持ちが上手に描かれています。
  男児を持つお母さん必読。

 (柴田愛子/著、伊藤 秀男/絵、ポプラ社)



2)4人のなまけもの(語り)
  
  すぐそこの川に、水を汲みにいくのも面倒ななまけものたち。
  動きたくないばかりに、黙りっこの競争をしているうちに、
  せっかくのヨーグルトもパンも…。

  「おはなしのろうそく15」(東京子ども図書館)より


3)まさゆめいちじく(絵本)
  
  どんな夢でもかなえてくれる「いちじく」を手に入れた歯科医のビボット氏。
  世界一の金持ちになる夢を実現させようと連日暗示をかけます。
  さぁ、いざ食べようとしたその時…
    
  (クリス・ヴァン・オールズバーグ/著、河出書房新社)
    

4)まちにはいろんな顔がいて(写真絵本)
  

<手遊び…弁慶が…


5)ボタンインコ(語り)

  ジプシーのダイナばあさんのボタンインコは、1ペニーで運勢を知らせるおみくじを引いてくれます。
  学校帰りの子どもたちにも大人気。
  ある日、自分が何歳かもわからないスーザン・ブラウンが、偶然ピンクのおみくじを手に入れることができました。
  スーザンは、字が読めませんでしたから、何が書いてあるのか知りません。
  でも、大人になっても、大事に大事に持ち続けました。

  最後のフレーズが心にしみます。
  
 「ボタンインコ」は、『ムギと王さま』(ファージョン/作、石井桃子/訳、岩波書店)に収められています。





もうすぐ卒業して、中学へと進む6年生のみなさん。
おはなしを聴いてくれて、ありがとうございました。

「運は、買うものではなく、授かるものなのです」

ボタンインコのお話を、どんな思いで聴いてくれていたのでしょう…

ご卒業おめでとうございます

また遊びに来てくださいね。 

(文責:S)