物欲大王

忘れないために。

親父が亡くなりました。

2007年07月20日 03時44分29秒 | 日記
 本日11頃に病院から入電。
「お父様が危篤ですのですぐ来て下さい」との事。
進めていた仕事をサーバーに戻し、上司2人に報告。
要約すると
親父死にそうだから後は頼んだ!
う~~ん。すっげ~適当。社会人として……まあ、いいや。

バイクを飛ばしていると2台の白バイ(カブだが)が。
ブチ抜いてしまうとお巡りさんに撃ち殺されてしまうので、適度な車間距離でドライブ。
まぁ、安全運転が大切だな。と交差点で信号待ちをしていると前のお巡りさん2人がなにやら相談している。
「どうする?止める?」だそうだ。
信号が青になり、俺を含め3台のカブがスタート。
数秒後、お巡りさんがクラクションを鳴らしていた。
前の車にムカついたらしい。もとい、なにか違反をやったのだろう。
そんなこんなで約30分程のツーリングで病院に到着。

急いで病室へ駆けつけた。
良かった。まだ生きている。
医者によると脈拍が下がり、血圧も下がって要するに「ヤバイ状況」なんだそうだ。
急いで兄2人に電話。
数時間後、兄2人到着。
家族全員揃い、これで一安心。
連絡してくれた看護婦さんも安心したようで、ガチで「ああ!よかった~~」と言っていた。
親父が理解してくれたかは不明だが、感謝の気持ちなどを耳元で叫ぶ家族。
今後の話や、入院してからの想い出話をして最後までの時間を過ごす。
どれくらい過ごしたのだろうか?ぶっちゃけ
意外とくたばらない。
実は親父の危篤は2回目なのである。
前回もそうだったが、今回も皆仕事を投げ出して駆けつけてきた。
「今回もまた持ち堪えそうだなぁ」と仕事に戻る兄二人。
言っておくが、冷たい人間でない。2人とも重要な仕事を抱えている責任あるポストなのである。
少しして妻が到着。
また、少しして主治医がやってきた。
また要約すると
やべぇと思ったので連絡させていただきました。ごめんなさい。
……ごめんなさいってなんだよ(笑)。何も怒ってないよ。つか「お医者さんいつもありがとう」だよ。
さて、どうしようか?どうやら持ち堪えそうだ。
さすがに明日は仕事に行こう。さすがに何日も仕事を抜ける訳にはいかない。
母に「明日は仕事に行く。それで親父の死に目に逢えなくてもいい。親父も俺が仕事に行ってくれた方が嬉しいだろう」と伝える。
母も理解してくれて、さて今晩どうしようか?と相談していると事態が急変。
親父の枕元にある機械(ドラマとかでよくあるあれ)がキンコンキンコンなっている。
脈拍、血中酸素、呼吸数とどの数値も低下。
看護婦さんやってきて「また御家族を呼んで下さい」との事。
兄2人に連絡をとり、親父に呼びかける俺たち。

ここからは泣いた。親父が苦しんでいたので、早く楽にしてあげたいと思っていた。
だから、親父が死んでも悲しいだろうけど、ホッとするだろうな?なんて思っていた。
「全米が泣いた」じゃないけど、「俺が泣いた」

だんだん呼吸が乏しくなる親父。
「親父!息をしろ!」と叫ぶと思い出したかの様に息を吸う親父。
ちょっと面白い。
ああ。こうやって死んでいくんだろうなぁと思っていると今度はお袋。
「お父さん逝かないで!」だとか、「私を一人にしないで!」だって……
それ聞いた俺。不覚にも
号泣。
それからどれくらいたったのだろうか?全く呼吸をしなくなった。
が、機械の血中酸素の数値はまだある。
「どういうことでしょうか?」と看護婦に聞いてみた。
死亡の状態だが、身体の部位によってまだ活動している所があるらしい。
その数値の判断で、医者が死亡を確認するらしい。
その後、次男が到着。「そうか……親父死んだか」
数分後、長男が到着。「親父ごめんな!」と号泣している。

俺。それ見てまた号泣。
暫くすると、主治医の先生が到着。担当してくれた看護婦さんを連れて。
神妙な面持ちの先生。顔を見ると悲しそうだ。本心で親父の死を悲しんでくれているのだろう。
先生。本当にありがとう。

そして、「これから死亡の確認をさせて頂きます」との事。
「え?ドラマとかでやるアレ?」とか思っていたらまんまだった。
聴診器を耳に当て、心音を確認。
ペンライトを胸ポケットから取り出し、瞳孔を確認。
まんまドラマのそれ
でした。で、またそれ見て号泣。
「ご臨終です。9時7分でした」……

少し落ちつき、タバコを吸いに行くと1階で兄嫁と姪と甥と遭遇。
まず、兄嫁に「先程、親父がなくなりました」と伝える。
そしておじとして少しカッコつけようと、めいとおいに
「いいか。さっきお祖父さんが死んじゃった。もうお祖父さん「うるさい!」なんて言わないからいっぱい叫んでもいいか……うぇっ」
しまった。そこで号泣。
格好悪いよ俺。仕舞いには義姉に慰められる俺。なんだかなぁ。

タバコを吸い、気持ちを落ちつかせ会社に連絡。
病室に戻るとおいが泣いている。
それも鬼泣き。
ホントにお祖父さんの事が大好きだったのね。
つらいだろうなぁ。大丈夫かなぁ?と思っていたら
もらい泣きで俺また泣く。
看護婦さん達が親父を着替えさせている時に全員病院のロビーで待機。
甥は大丈夫だろうか?さすがに心配になる俺。
甥の顔を見る俺。
普通な顔をしてカードで遊んでいた。
立ち直り早!
霊安室でまた泣いていたけど、暫くすると普通の顔でカードで遊ぶ甥。
悲しみを紛らわしていたのかなぁ?
甥よ強くなるんだぞ。

まぁ、そんなこんなでよく泣いた一日だった。
親父には「男はメソメソ泣くもんじゃない!」と教わった俺。
たのむから
俺を泣かせるのはやめてくれ。
まぢで。
親父に怒られちゃうじゃん(笑)。

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4 コメント

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Unknown (nori)
2007-07-20 22:59:23
いい写真じゃないですか!親父さんのご冥福を祈ります、、、、
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ありがとう! (管理人)
2007-07-21 00:16:12
あまり写真が残っていなかったんだけど、素晴らしい写真が残っていたよ!
続きを書いたので是非読んでください。
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ついに・・・ (MAPPY!@後輩)
2007-07-21 03:06:45
亡くなってしまったのか・・・

ご冥福をお祈り致します。
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どもども (管理人)
2007-07-23 23:44:09
やっと葬式が終わったよ。
またブログに書こうかなと……
亀レスすまんでした!
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