スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド シーズン2「明日、明日、そして明日」 ラアンは、別の時間軸のカークと共に過去へ戻されてしまう。
クリストファー・パイク エンタープライズの船長
スポック 科学士官。
ウーナ 副長。ナンバーワン
ウフーラ 通信士官。士官候補生
ラアン・ヌニエン・シン 保安主任
ムベンガ ドクター
オルテガス 操縦士
ぺリア中佐 新しい機関主任
ジェイムズ・カーク サムの弟
起:ラアンは、別の時間軸のカークと共に過去へ戻されてしまう。
承:カークの時間軸に起こるテロを阻止しなければならない。
転:ロミュランが、若きカーンを殺して連邦の誕生を阻止しようとしていた。
結:若きカーンを救う事で、時間軸は守られる。
ラアンは、ぺリア中佐の持ち物が規則違反だと厳しく調べる。
ラアンは艦内に不審な男を見付ける。男は負傷しており、実弾で撃たれたようだ。
過去で攻撃があったと言う男は、止めてくれとラアンに装置を渡す。
ブリッジへ行けと言って死に、男の姿が消える。
ラアンがブリッジへ行くと、そこで指揮していたのはパイクではなくカークだった。
バルカン星から通信が入る。
バルカンの代表であるスポックは、艦が領域を犯していると指摘。
バルカンはロミュランと戦闘状態だ。
敵の敵は味方だとして協力を求めるが、カークは協力できないと告げる。
ラアンはカークに事情を説明。
別の時間軸に来たらしいと話すが、本気にされない。
何らかの攻撃で、過去の何かが変わったのだ。
だが、カークは宇宙艦隊など存在しないと言う。
彼らが所属するのは地球連合艦隊で、ラアンは不法侵入だと指摘。
カークは装置を奪おうとし、ラアンと共に別の場所へ移動してしまう。
カークは困惑するが、ラアンは2人で攻撃を止めるしかないと言う。
ラアンらが来たのは、21世紀のトロントだと判明。
カークは、地球へ来たのは初めてだと言う。
カークの時間軸では、地球は廃墟となっているのだ。
お金が必要だと気付いたカークは、公園のチェス対戦で勝ち続けてお金を集める。
3次元チェスをしてきたカークには、2次元チェスで勝つ事は造作もなかったのだ。
ラアンは、何が変わり、誰の仕業かを突き止めねばならないと話す。
自分たちがここへ戻されたのには理由があるはずだ。
ラアンは何が変わったかを考える。
カークの時間軸は戦争状態で、地球は廃墟になったと言う。
ラアンの時間軸では、地球は楽園になっていた。
カークは兄サムが生きていると知って驚く。
そんな中、目の前の橋が爆発を起こす。
橋が破壊された。それ双方の時間軸であった出来事だとわかる。
捜査機関は橋の破片を回収するが、ラアンらは光子爆弾の痕跡を目撃。
この時代から見れば、100年以上未来の技術だ。
カークが車を拝借し、破片を移送するバンを追跡。
無免許違反だとして警官に捕まるが、現れた女性が警察の横暴だと抗議。
警察は、今回だけはと見逃す事に。
セラと言う女性は、自分もあのバンを追っており、情報共有したいと言う。
セラは、本当の脅威は宇宙人だと言う。
政府は宇宙人の攻撃を隠しており、トロントにはその為の施設があるらしい。
怪しいものも多いと言う目撃写真を見たカークは、
その中にロミュランの宇宙船がある事に気付く。
付近には常温核融合炉の施設があり、カークの時間軸では爆破されるはずだ。
それを阻止しなければならない。
だが、常温核融合炉の場所を探す為には技術者が必要だ。
するとラアンは、知り合いがいるかも知れないと言う。
ラアンが某所を訪ねると、そこにはぺリアが暮らしていた。
ぺリアは見知らぬ訪問者を追い返そうとするが、ラアンは秘密を知っていると告げる。
常温核融合炉の場所を突き止める為には、トリチウムが必要だと説明。
すると、ぺリアはトリチウムが使われた時計を渡す。
常温核融合炉に近付けば、時計が光るはずだ。
一緒に行動するラアンとカークは惹かれ合うようになっていた。
ラアンらは常温核融合炉を発見するが、そこへセラが現れて銃を向ける。
セラは、地球人の進歩を遅らせる為に未来から来たロミュラン人だったのだ。
カークは撃たれ、サムによろしくと言って死んでしまう。
セラはラアンを連れて通路を進む。
常温核融合炉には向かっておらず、目的の部屋には「カーン」と書かれていた。
セラは、ラアンの祖先であるカーンを殺しに来たのだと言う。
セラは、何を変えれば歴史が変わるかを突き止めていた。
カーンが死ねば、惑星連邦は生まれない。
この時間軸のカークは、ヌニエン・シンの名前を聞いた事がないと言っていた。
セラは、その好機を30年間待ち続けていたと言う。
ラアンは抵抗して格闘に。銃で撃ち、セラは灰になって消える。
ラアンはカーンの部屋へ入る。
隠れていた少年は、自分を殺すのかと怯えるが、ラアンはそんな事はしないと告げる。
あなたはいるべきだと。
ラアンが装置に触れると、元の時代の艦内に戻っていた。
ブリッジには、パイクやウーナの姿があった。
ぺリアは骨董品を盗んだ事を追及されていたが、ラアンは今回は見逃すべきだと言う。
ラアンが自室に戻ると、そこには時間調査局だと言う女性がいた。
この時代にはまだ存在しない部署だ。
ラアンに装置を渡した男も仲間だった。
任務は成功だとし、口外しない事を約束させられる。
ラアンは、大量殺人犯を守る為に人を殺したと悔やんでいた。
だが、それによってラアンは時間軸を守ったのだ。
装置を返すと、女性は姿を消した。
ショックを受けていたラアンは、
この時間軸では生きているカーク大尉に連絡し、無事を確認する。
出生地を聞くと地球のアイオワだと言うのだった。
と言う訳で、シーズン第3話。
ラアンは、別の時間軸のカークと共に過去へ戻されてしまう。
今回はラアンを主人公にしたエピソードで、タイムトラベルを扱った悲恋もの。
ラアンの祖先はおなじみのカーンだとの事だが、
ラアンは少年時代のカーンに出会い、歴史を守る為に彼を見逃すと言う展開。
オリジナル映画版の2作目の際に、ケネディ暗殺を阻止してしまい、
歴史を守る為にカークらが暗殺すると言う企画があったと聞いたが、
その裏返しと言う印象。
本話には、パイクもスポックもちらっと出るだけ。
このシリーズは、結構こういう事やるみたいやね。