日航の更生計画案、銀行側も合意の公算

　会社更生手続き中の日本航空が、８月中にまとめる更生計画案について、８月２日にも最終案を銀行団に提示し、大詰めの交渉に入ることが２４日、分かった。

　日航は、すでに銀行側の負担を軽くするため、債権放棄の要請額を４１００億円から約３８３０億円に減額する案を銀行団に示しており、銀行側も合意する公算が大きくなっている。日航は８月中旬までに大筋合意を取り付けたい考えだ。

　更生計画案には、２０１０年度中の約１万６０００人の人員削減や大型の航空機の全機退役などを柱とするリストラ、民間銀行に約３１９０億円の新たな融資を求める計画なども盛り込む。

　銀行側は債権放棄額やリストラ計画については一定の理解を示す見通しだ。ただ、巨額の債権放棄に応じた後に新規融資を実行することについては慎重な姿勢を崩していない。新規融資についての合意は秋に先送りし、日航の事業計画の妥当性などを点検するとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100724-00000511-yom-bus_all
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