ギター弾きの備忘録(暫定版)

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ギター弾きが備忘録してます。

ディマジオピックアップの性能

2012-06-10 20:13:32 | ヘタレギタリストの戯言

ディマジオのピックアップの説明があったので備忘録。

 

【Fスペースとスタンダード・スペースの違い】

DiMarzioのハムバッカーピックアップには、各メーカーのブリッジ弦間に対応させる為に

2種類のタイプがあります。

 

Fスペースは、フェンダー系ブリッジ(シンクロブリッジ等)やフロイドローズ・ブリッジの

リア・ポジションでの弦間に合わせて、ポールピースの間隔を10.2mmに調整して作られた

モデルです。

 

対して、スタンダード・スペースはGibson系ブリッジ(TOMブリッジ等)でのリア・ポジションや、

フロント・ポジションにマウントする際に合うように、9.7mmの間隔で作られています。

ただ、絶対にポールピース上に弦がなければいけないというわけではなく、多少ズレても

デメリットはほとんどありません。

 

多くのギターはブリッジ形状に関わらず、ブリッジ・ポジションにFスペース、ネック・ポジション

にスタンダード・スペースを使用すれば誤差は少ないです。

特殊なギターを使っていて合うかどうか不安な場合は、ブリッジ上での各弦の間隔を測って

おくことをお薦めします。

 

【DiMarzioの特許技術】

□デュアル・レゾナンス・コイル

ハムバッカーの2つのコイルに、異なる周波数特性を持たせた構造。ターン数が違うコイルを

組み合わせることで非常に広い音域をカヴァーしています。

Steve's Special,Evolution,Breedなど
 

□エア・バッカー

マグネットとコイルの間に隙間を作ることで磁力をコントロールする技術。磁力が強いと

弦振動の妨げになってしまうが、この技術によってストリング・プルが軽減され、伸びやかな

ロング・サスティンとクリアで濁りのないサウンドを実現しました。

Air Zone,Air Norton,Air Classicなど

 

□ヴァーチャル・ヴィンテージ

様々なサウンドのピックアップに使われている技術ですが、元々はヴィンテージの

シングルコイルのサウンド・ルックスをそのままにノイズを軽減することを目的とした技術。

コイルを二段に積み重ねたスタック構造にU字型のプレートでコイルを包み込むことで

ハムバッカーに匹敵するほどノイズを減らしています。

Virtual Vintage Blues,Virtual solo,Area'58など

 

【スタックタイプ(背の高いピックアップ)の取り付けについて 】

シングルタイプのピックアップにもう1つコイルを付ける事で、ハムバッカーのようにノイズを

軽減する構造のものをスタックタイプと言います。

(Virtual Vintageシリーズ,Areaシリーズなど)

 

このタイプはコイルが2段積みになっていて、通常のシングルピックアップよりも3~4mm程

背が高い為、ギター本体に加工をしなければ取り付け出来ない場合があります。

大体のギターは余裕を持ってザグリが掘られてますが、深さには個体差があり、

また取り付けるポジションや取り付け方法(ピックガードに吊るしている、ボディに直付けしている等)

によっても変わってきてしまいます。

またシングルサイズ・ハムバッカーも同様に背が高いので注意が必要です。

(Fast Trackシリーズ,Chopper,Cruiserなど)

 

【ポールピースの形の違い】

ピックアップのサウンドを決める要因の1つに、ポールピースの形状があります。

DiMarzioではピックアップのキャラクターによって、様々なポールピースが使用されています。

フラット&マイナス・ポールピースは、PAFやToneZoneなどに使われており、一般的な

タイプでもあるため、ピックアップカバーの取り付けが可能であるなど汎用性の高い形状です。

Super Distortionなどに使われているヘクサ・ポールピースは、全てのポールピースの高さを

調節できるようになっており、各弦での細かいセッティングが可能です。

バー・ポールピースはその名の通り、1本のバー状のポールピースでDsonicなどのモデルに

使われてます。

チョーキングをしても弦がポールピース上から外れないので、音切れが無くスムースな

サウンド傾向にあります。

 

【ダブルクリームについて】

オープンタイプのピックアップといえばブラック、ゼブラ、クリームはスタンダードですが、

実はクリームはDiMarzioが最初に作って特許を取ってしまっているので、USAの他メーカー

では作っていません。

Gibsonのギターに乗ってるクリーム・カラーのものはDiMarzioピックアップです。

ただし特許はUSAでのみ有効なものなので、国産ピックアップではクリームも普及しています。

 


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