いくら墓参りとはいえ、せっかくの京都だ☆
かと言って、一人歩きの苦手な私が、知らない土地でウロウロするほど勇気はない。
なので、いつも行く場所は大体決まっている。
「清水寺」。 京都観光の定番!王道! とはいえ、今、清水寺は修復工事中。
ま、清水の舞台は何度も見ているので特に未練はない。
それより何より、清水寺に向かう清水坂を上るのがとんでもないことになった。
内外の観光客や修学旅行生でごった返している……のは、予想通り。
あまりにもショックだったのが、坂の勾配が、キツイ! え?こんな急な坂だっけ?
いくらまだ痛めた足が完治していないとはいえ、我が身のあまりの老体ぶりに愕然としたのだ。
まぁ今まではこの近道ではなく、おわん坂という遠回りの道順ではあったけど。
喧噪の中の、かなり大きな器屋さんの2階に、静かな食事処を発見!
もう2時を回っていて、お腹もペコペコ。
かなり高価な器や置き物を陳列してある店だが、この上品な天ざるが\1,300とは嬉しい♪
ゆっくり寛いだので、足も回復。
定番コースの「産寧坂(三年坂)」を下る。
着物姿の観光客の多いこと! 着物を貸し出しているらしい。
お土産屋さんも軒を連ねているが、
私は、こうした何でもない家のこんな軒下の方が興味がある。
そして、お店の中の商品よりも、路面に敷き詰められた飾り付けの方が楽しくて仕方がない。
正に京都だなぁという佇まいの角を曲がり、
二年坂を下る。
そして、今回の私の目的地が、ここ☆
「高台寺(こうだいじ)」。
いつもは、この寺の前を素通りして祇園に向かって歩いていたのだが、
案内書に、「高台寺は萩の名所としても有名」と書かれていた。
ならば、ちょうど良い時期か?
ということで、初めて中を拝観させてもらうことに。
でも、萩が見つからず、係りの人に「萩はどこら辺にありますか?」と尋ねてみた。
すると、案内の人が『え?萩?萩ですか? 入口辺りに少しと、庭の方に少し……。』
ガイドブックも当てにはならない。
しかも、ふぃと見ると、庭にこんな素晴らしいアート作品が!!
堂内に居た時は襖絵などを見ていて、庭に気付かなかった。
これはもっと宣伝すべきだと思う!
庭内の景色は既に紅葉が始まっている。
ここ高台寺は、豊臣秀吉没後、正室の北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために創建したという。
といっても私、歴史にまるで疎いし大河ドラマも見たことがないので、「ふ~ん…」ではある。
でも、見どころ満載☆! そして、観光客がものすごく少なく非常に見やすかった。
ただ、一旦中に入ると、広大な場所、かなり山の奥までの順路。
途中何度も引き返したかったが、脇道にそれず、ただひたすら上らねばならない。
なので、またしても老体老骨の私の足が悲鳴を上げる。
とてもこのまま「ねねの道」なんぞを歩いて祇園まで行き、バスで京都駅に戻る気力も失せ、
ここでギブアップ……タクシーで京都駅に戻った。
コインロッカーに預けていた荷物を取り出し、兄の家へ。
一年に一度、お彼岸の時にしか兄の家には行かないが、それでも兄や義姉に迎えられると、
なんだか実家に帰ったような安堵感がある。
明くる日は、兄の車で墓参りを済ませ、最寄りの駅まで送ってもらう。
有難う、兄&あね。 また来年もよろしくね。
そして、今日。
買って来た土産物を並べていると、
早速ジャスミン(猫)の検査を受ける。
清水坂の途中で見つけた清水焼の猫と犬。
この時足は、既にパンパン。 店に寄れたお蔭で、小休止出来て良かった♪
1個ずつバラ売りの和菓子に、漬物少々。
せっかくの京都☆ 私なりに大いに楽しんで来た。
ほらほら、そこ、イザコザ起こさない!
でも、私の留守中、そうやってふたりでじゃれあってくれると嬉しいんだけどね。
オカァサン、またどこかに行かせてね♪
※私の旅にお付き合い頂きまして、有難うございました。
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有難うございます!