昨日のこと。
あ、アリス(犬)、ダメ!
と、止める間もなく私のベッドの上にバフンと飛び乗ってズカズカと歩き回った。
目指すは、これ。
ジャスミ~ン(猫)、大丈夫ですかぁ~♪
この後、またアリス(犬)がズカズカするかもしれないけど、よろしくね。
今日はオカァサン、朝早くから出掛けるけど、夜もちょっと遅くなるんだけど……ま、許してね♪
と言って出掛けた先は、
天下の「歌舞伎座」☆!
ひゃあ~! 私が此処に足を踏み入れるのは、日本人を長くやっているが、今日が初めてだ。
母は歌舞伎が好きで、若い時に何度も観に行ったそうだ。
晩年、歌舞伎を観に行きたいと言うので、浅草公会堂でやる新春歌舞伎に連れて行ったことがある。
母を見ると、なんとなく物足りなそうな顔をしていたのを思い出す。
だって、ごめんよぉ~、歌舞伎座公演は高かったので私が敬遠したのである。
それでいて、私は海外アーティストの公演やダンスやパフォーマンスの舞台には行っていたのに。
今考えれば、あの時歌舞伎座に連れて来てあげれば良かったと後悔する。
今回は、歌舞伎座常連な友人Fさんに誘われた。
Fさんは、カノジョの友人のお母様が歌舞伎役者の中村屋の後援会みたいのに入っているらしく、
いつもはその歌舞伎グループの人たちと観劇をしている。
今回は、中村橋之助改め中村芝翫(なかむらしかん)襲名披露ということで、
カノジョの歌舞伎友達は他の人たちと行動を共にしているらしい。
そこで、Fさんは一人で行きたくないので、『あなた、行かない?』と声が掛かったのだ。
私は、一生に一度は歌舞伎座本陣へ入ってみたいなと思っていたので、快く承知した。
さすがにFさんの友人のお母様が手配された席である!なんと、前から8番目のど真ん中の21番☆
すごい、すご~い!
と興奮している内に、緞帳が何枚もスルスルスル~と変わるんですけど!
一枚の緞帳だけでもものすごい値段だろうに、
それらが私のチケット代に含まれているものと思われる。緞帳は一枚でいいですッ!
ま、スポンサーからの提供らしいが。
普通、劇場の中での飲み食い禁止なのに、ここ歌舞伎座内部では飲食が許可されている。
というよりも、昼の部は11時、夜の部が4時半開演で、わざわざ食事休憩タイムを挟んでいる。
今では歌舞伎というとかしこまった感じだが、お客に存分に楽しんでもらいたいという
娯楽の根源なんだな、と思った。
それならば♪と、予め売店で買っておいた京樽のお弁当を広げ、お~いお茶で喉を潤す。
日本語といえどもイヤホンガイドの解説を聞きながら、それでも独特の台詞回しに苦慮したものの、
十分理解出来て、存分に楽しんだ。
終わったのは夕暮れ迫る4時。
外には4時半開演の夜の部を見るお客さんたちが大勢並んでいた。 すごいなぁ。
せっかくの銀座だ。
Fさんも今では自由の身になった。夜の銀座で食事するのは久しぶり~!と叫んでいた。
私だって♪
家で留守番のふたりには言い聞かせてある。 ま、理解はしていないだろうけど。
でも、もちろん、一所懸命早めの帰還。
あ、ジャスミン、ただいま。 お迎え、有難うね♪
アリス(犬)が今ここに来ないのは、きっと、あれだ。
ほらね。
朝から家を出たので部屋に電気を点けないで出たのだ。 やはり暗がりでは食べられない。
そんな子でどうする!
歌舞伎座記念に「最中」と「銀つば」を買って来た。
キンツバじゃないの~?と聞く私に、銀座の銀、というFさん。そうなのか?
歌舞伎にオペラに大相撲に通うFさん。
親友なのに私とは趣味がまるで違う。
韓国のダレソレと違ってお互い干渉しない……それでも仲良し☆
Fさんは高尚高額な趣味を持っていても、こうして自前の柚子のシロップ漬けを持って来てくれる。
それが長年親友でいられる所以である。
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