海辺の町から

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晩餐会 松山

2023-10-19 12:12:33 | 日記

  ムーミンのお出迎え タオル美術館


  ここにも小さなムーミンが


会いたいねェーと言いつつ漸く実現した1泊2日の晩餐会
県都松山での再会となった。

山あいを縫うようにして走る電車は 幾つものトンネルを抜けると
目の前には海が広がり山側にはミカンが色付き始めていた。
新聞と紅茶を求め始発駅特急に乗り込む。

姉と妹は松山空港で JR松山駅で降りた私 弟夫婦は車で迎えに来てくれていた。
もうお抱え運転手付きの旅が始まった。
お昼も近かったので先ず案内されたのは小さな看板が一つ 知る人ぞ知るお蕎麦やさん
行列の出来るお蕎麦やさんらしく其れでも程なくして通された。
お蕎麦のコース料理が出て来た ミシュランに載るお店らしい。

食事を済ませ今朝電車で眺めたばかりの風景を高速道路から再度眺めつつ大洲界隈を散策
伊予の小京都と言われ城下町の佇まいを遺している懐かしい「おはなはん通り」
1級河川の肱川 夏には鵜飼いで賑わい此れからの時季河川敷で催される
南予地区の郷土料理「芋たき」が秋の夜長月を愛でながら囲む鍋は風情がある。
小さな美術館を見て回り一路北上しホテルにチェクイン。

女3人寄れば思い出が甦り話が尽きなかった。
早めに食事を済ませカラオケに行く算段をしていた 5時の夕食お品書きを見ながら説明を受け
沢山の料理を戴いた ノンベイ3人姉妹ジョッキーでビールを戴く姉の分まで私に注いで
お腹がパンパンに お陰でさつま汁に鯛のお吸い物は一口手を付けただけで食べられなかった。
運転手の弟カラオケに行くためアルコールを我慢していたがホテル内にあると知って鹿児島の焼酎を注文していた。

食後カラオケルームに直行 週一でカラオケに行っている弟夫婦流石に授業料が利いている。
下手の横好きさだまさしと中島みゆきの歌を何曲か歌っていた。
2時間の愉しい時間はあっという間に過ぎてしまった 後は温泉に浸かって
烏の行水の私だが其れでも10分程浸かっていたような。
部屋に帰って3人姉妹の話は延々と続く気づけば日が変っていた。    ー続くー





 



  

晩餐会

2023-10-13 19:52:30 | 日記

  腐葉土を取りに友人と出かけました 暑いくらいの午後でした


  新米とお財布に入れておくと良いことがあるという「ほんの気持ち」を頂いて
  何か良いことが有りそうな予感を感じながら


  実りの秋を実感しています


最後の晩餐 兄妹みんなで会おうと言ってから久しく時間だけが過ぎてしまった。
漸く16~17日とみんなの都合が付いて会えることになった。

近くに住んでいるなら会うのも容易いけれど みんなが各地に居を構え
最大のネックは老いてしまった事 其れ其れが一人で集合場所に行けるかだった。
結局6人兄妹の中で今回は4人のみとなってしまった。

関西に住む長姉と妹が交通の便が良い空港の在る 当県都の空港で
私はJRで出向き弟は弟嫁と一緒に車で参加することになった。

83歳の兄は元気だが膝が悪い。
次姉は腰痛と足の筋力が衰えて一人で歩く自信が無いという
颯爽としていた次姉だが車に依存しすぎた結果だろう。

取り敢えず姉妹4人+1人の晩餐会が開かれる。
本音は「無言館」を訪ねてみたかったけれど みんなの身体を思うと
そうも行かなくなってきた 会って皆の元気な顔を見ることが目的であるから。

何時までも若さは続くものでも無く 会いたいときに会うことが大切なのだと。
遺された時間を考えながら忘れかけていた姉妹の時間を取り戻せたらと思っている。




  

海辺の町の散髪屋さん

2023-10-10 09:46:55 | 日記
 
  秋晴れから遠ざかっていた日々


相変わらず海辺の町の散髪屋さんは続いている。
お得意さんは只一人 気が向いたら店を開ける。
被る帽子から髪の毛が覗きだした もうソロソロかなと思っていたが
案の定散髪依頼が来た。

散髪屋さんは中々店を開けない 此で最後よと言って店を閉めるが
ひと月もすれば又訪ねてくる。
あの約束は何だったのかと渋々店を開けている。
「散髪屋さんに行ってよー。」と毎回頼んでみるが一向に聞き入れない。

右に左に頭を動かされ文句を言われものの10分我慢すれば良いのを客人は知っている。
上手いも下手も帽子を被れば分からない。
不精者の客人に取ってはお抱え散髪屋さんは持って来いなのだ。
何時もの事ながらおとなしく座っている 客人の頭は歳月と共に白くなり
薄らと地肌が見えて来た。

保育園年長時 長男が坊主頭にして以来ついでにと見よう見まねの散髪が始まった。
40年になるだろうか。
飽きもせず海辺の町の散髪屋さんを訪ねてくる一つ下の客人。

ドキュランドへようこそ「姉に会いたい ラトビア再会の旅路」

2023-10-07 13:20:16 | 日記

  満開の菊


  長靴からスニーカーに変えて散歩です


NHK ドキュランドへようこそ「姉に会いたい ラトビア再会の旅路」
ラトビアで生まれたウナは五人姉妹の末っ子 母親の育児放棄によって
孤児院に預けられ養子縁組によって別々の人生を生きて来た。

ラトビアからアイスランドは直線距離で2500㌔弱。
アイスランドに住むウナは姉に会いたい一心で姉を捜す旅が始まったが
個人保護法の壁は厚く思うように進まなかった。
情報開示されない国も多く僅かなツテを頼りにアメリカからロシアへと向かうが
出生地が違っていたり養子縁組先での名前が分からなかったりと困難を極めた。

「ラトビアでは法改正によって養子が自ら出生や親族について知る権利が認められた」
この制度を初めて利用したのがウナだった。
情報開示を得たことによって名乗り出た姉達 遂に亡くなった長女を除いて出会うことが出来た4人。

養子縁組先での生活は悲しみの日々であり孤児院育ちと言うことで偏見に曝され 
今は虐待を受けた育ての親との養子縁組解除に向けて新たな一歩を踏み出そうとしていた。 

日本に於いて2022年4月現在生みの親の元で育つことの出来ない子供達の数は42000人という。
ウクライナからロシアに強制的に連れ去られ養子縁組させられたニュースを耳にするが
この子達の未来 ウナが苦しんだ養子縁組先での虐待 戦争で引き裂かれた家族に 
ウナの様なことがあってはならないと願っている。

久し振りの1万歩

2023-10-04 14:29:51 | 日記

  晴れたり曇ったり


  パプリカを戴きました


「歩きませんか」って電話が入った。
「仕事お休みなの?」

天然岩牡蠣から卵を孵化させて タンクの中で浮遊している卵をホタテの貝殻に
付着させ 付着した稚貝が生長する毎に過密になって其れを防ぐために
稚貝をホタテ貝から手作業で落としていく。
一段落して「歩きませんか」となった。

今月中旬姉弟達との晩餐に向けて 夏太りしてしまった身体
短期間に2㌔は無理だろうか ガリガリの友人と痩せていると言われている私の二人。
イノシシは見向きもしないだろうが モズが鳴いている。

身体に纏わり付いていた夏の其れとは違って 山道を抜ける風が心地よい。
イノシシが路肩を崩し一層狭くなった山道を歩きながら
「少なくなったねー。」「ほんとねー。」「ニュースで言っていたけど日本人の
5人に1人は認知症になるらしいよ**は12人 2人は確実かな」と
たわいもない話をしながらトンネルを抜け一山越えて友人の知り合い宅まで足を延ばしている。

広葉樹は色付いて葉を落とし山道は腐葉土の倉庫となる。
友人はスニーカーに私は何時もの長靴を履いて イノシシが落とした石を路肩に寄せながら。
山からの恵みを戴いて無農薬野菜を作り 久し振りに歩いた1万歩。