海辺の町から

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若気の至り

2020-10-08 22:00:36 | 日記

  季節のいただき物

40数年も前の夏 烏帽子岳から北穂高までの裏銀座縦走を終え
上高地で山岳会の皆と別れ 
買い出しの後徳沢まで元来た道を引き返しテントを設営
明け方テントを叩く雨音に起こされ 雨で沈澱を決め込む人も有ったが
時折晴れ間も覗いたので急かされるように表銀座縦走に出発した。
大滝山から蝶ヶ岳そして常念へと
昨夜来の雨で水嵩のました川沿いを注意深く登りながら
降り出した雨はやむ気配も無く
雨に打たれながら重さを増したリュックを担いで
前になり後になり大滝山へ
ラジオでは台風の発生を伝えていた。
洋上に台風が発生しているときの山は危険であると聞いてはいたが
蝶ヶ岳の尾根筋に出ると一層風雨が激しくなり
重たいテントを担いで来たが
長時間の雨に打たれ体調を崩した友人と二人
蝶ヶ岳ヒュッテにて泊まることにした。
寒さで身体が震え常念岳を目前に敵前逃亡
豊科の町で無性にラーメンとかき氷が食べたくなり
気管支炎と肺炎のなりかけを土産に入洛する羽目になった。
台風で思い出される若気の至りの話です。








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4 コメント

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Unknown (harukaji)
2020-10-09 09:58:21
山行の思い出話しは風景が目に浮かぶようで
懐かしくなります。
私も蝶で風雨にあい、テントが飛ばされそうになりヒュッテに避難したことあります!
安曇野から吹き上げてくるのでしょうか
ものすごい風で怖かった記憶です。
同じように常念は断念しました(おやじギャグにあらず(笑))
懐かしいです。また、聞かせてください。それにしても、裏から表銀座縦走って、かなりの強者!!すごいです。
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Unknown (e29012h)
2020-10-09 12:34:13
烏帽子の急登も大変でしたが今は懐かしい想い出です。
蝶へ向かう途中ハイマツを掻き分け安曇野から確かに吹き上げてくる風と濃霧で予定をかなり超え
蝶のヒュッテの明かりが見えたときはもう歩かなくて良いんだと思いました。
穂高を見たくて表銀座に来たのに視界はゼロで又のリベンジを誓いながら
海辺の町に来てしまいました。
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Unknown (hide)
2020-10-09 15:19:36
 貴重な体験談をありがとう。
小生も若かりし頃の山歩きを懐かしく
思い出しました。
磐梯山登山と鳥海山登山を共に視界不良で
途中で撤退した思いと達成時の秋田駒と早池峰の晴天の絶景は忘れられませんネ。
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Unknown (e29012h)
2020-10-09 16:35:52
今にして思えば東北の山を登っておけば良かったと後悔しています。
もう少し住んで居たなら登るチャンスも有ったのかなとも思いましたが・・
山にも行かれてたのですか
東北の山はもう紅葉が始まっている頃でしょうね・・

器の返信遅れています申し訳ありません。
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