電脳馬牧場-Electric Ranch

カタログ人間による本,映画,ジャズ,古本屋巡り,ニュース拾い

「自分がいなくてもまわるチームをつくろう」読了!

2008-05-28 22:49:29 | 読了日記
自分がいなくてもまわるチームをつくろう!
山口 正人,豊田 圭一
明日香出版社/クロスメディア・パブリッシング(発行)

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キーワード:不在のマネジメント、チームマネジメント、スケジュール管理、ルーチンワーク、マニュアル化

手持ちの本は3月末14刷。初版は1月末だから相当売れている。帯には「いいかげん『自分でやった方が早い』から卒業しよう!」とある。
現場の下っ端でそれなりに忙しく「作業」していると、たとえばアルバイトとかにその作業をやってもらうために説明するのがめんどくさくて、帯のような文言をつぶやいてしまう。でも、それでは仮にマネジャーになっても、いつまでも作業員のまま。まぁ人手での少ない中小企業ではよくある光景だけれども。

実は、多分「自分」がいなくても、チームも会社もまわるものだ。もちろん情報や業務内容が共有されていなければそれなりの混乱は起こるだろうけど、いずれ沈静化していって、何事もなかったかのようになる。でも当然、会社にとってもお客さんにとっても、短い間でも混乱は困るし、「自分」なしにチームや会社がまわるのならそれに越したことはない。

「自分」なしでまわるのなら、別の貢献ができないと存在価値がないってことになる(君は必要ない!)。しかし、これは逆で、別の貢献を可能にするために、時間を管理し、チームを管理し、ルーチンワークをマニュアル化していくわけだ。そのための方法がいろいろと説明されていくわけだが、なんかこう、あんまり目新しいところがないような…。

ルーチンワークのマニュアル化ってのは、最近必要性を強く感じているので、やらなくては!という気持ちにさせてくれました。情報共有の決定打みたいなのはないのかなぁ。ずぼらな人間でもできるやつ(定期的なミーティングとマメな報告書作成しかないか、やっぱり)。それを探す旅は続きます。


クワイアットコンフォート

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「『先読み力』で人を動かす」読了!

2008-05-27 01:04:09 | 読了日記
「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~
村中 剛志
日本実業出版社

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キーワード:先読み力、プロアクティブ←→リアクティブ、リーダー、タイムマネジメント(3週間スケジュール・TOP5)、チームマネジメント、ミーティング、リーダーのマインド

出来事(問題)を推測、発見する力が「先読み力」、そして、推測、発見した出来事(問題)に対して先手を打って行動に出る「プロアクティブ」という概念がメインアイディア。逆に起こったトラブルに対応するのがリアクティブ。後手で対応して目標の達成に時間がかかったり、避けうるトラブルに対応して働いた気になっていませんか?問題の芽を先送りして事を大きくしていませんか?先読み力を持ってプロアクティブに行動しましょうよというのが本書の提起する課題。
このあたりまでは目新しいような気がするのだけど、その後のタイムマネジメントやチームマネジメントの話になると、なるほどとは思えるのだけど、スケジュールやタスクの管理としては一般的なような気がするし、ミーティングの項になると、先読み力やプロアクティブってのは、単に事前にしっかり準備して、根回ししておきましょう、ってことに置き換わっている(確かに先読み力とプロアクティブだけれどねぇ)。
最後に著者の村中さんはスケジュールやタスク管理の「ツール」(技術)だけでなくてリーダーとしての「マインド」、リードするこころ、援助するこころ、感謝するこころが必要だという。このあたりが単なるハック系の本と一線を画すところではあるね。
誰もが先読みして動きたいとは考えている。想像力が足りないときもあるし、わかっていても面倒で先送りにして余計面倒になったりもする。神ならざる身なれば、誰でもミスはするし、トラブルを完全に避けることはできないわけだか、事前に可能なことはやっておいて、つまらないミスやトラブルは避けたいもの。正直ここで提案されているスケジュールとタスク管理の手法は僕にとっては必要以上のもので、煩雑すぎて続けることができそうもないけど、アレンジはできるかも。もう少しシンプルに実践したいかな。マインドはタダだし。メモしとこう。


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「お金は銀行に預けるな」読了!

2008-05-20 00:04:24 | 読了日記
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
勝間 和代
光文社

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この間書店でビジネス書コーナーを眺めていると、後ろの投資関連コーナーから年配の人の声が…。
「会社四季報と日経新聞をすみずみまで読めば、株のほうから買ってくれという声が聞こえてくる」「株価は理論株価を絶対に下回らない」(え?その理論株価はどうやって出すの?)「PERとPBRが云々(そこかよ!)」などとネットトレード入門を立ち読みしていた若い男性に講釈たれている老人。

当然投資全般には勉強、研究がつきもので、しかし、個別株式ともなれば、個人が得られる情報なんてたかがしれている。いまだに「株で○○万円儲かる!」みたいな本もあるのだけれど(最近はFXが多いかも)、勝間さんをはじめとする最近の論調は、素人が個別株を研究、購入するなんて時間とお金の無駄、何も考えずにインデックス(市場平均)投信に時間分散して長期投資しなさい、というのが主流。
この方法だと、いきなり資産が倍になったりすることはないので確かに面白くはないが、当然資産がいきなり半分になることもない。そもそも投資は、ギャンブルではないので、短期間に資産を倍にする必要はないはずなのだ(なればもちろんうれしいけれど)。

本書は、金融リテラシー(金融の知識とそれらを主体的に読み解く能力)を得るための基礎的な情報を与える。不労所得は賤しくない(お金の話をしたっていいじゃん!)、金融の勉強をしないから長時間労働をしなくてはいけないし、長時間労働をするから金融を勉強をする暇がないという悪循環に陥っている、というところからスタートして、株、為替、生命保険、住宅などの金融商品を説明。投資、資産運用をステップごとに解説していく。最後は、金融を通じて積極的に社会に関わっていこうという提案でしめられている。
投資入門としては最後の金融を通して社会に関わっていくってところが新しい。今のところは多くの人にとって付け足しのようなものだろうけれど、日本人の金融リテラシーが向上していくと、なるほどと思えてくるのかもしれない。大人になればわかるよってやつ、かな。


ZOZORESORT(ゾゾリゾート)

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ほっかほっか亭は不滅?

2008-05-18 01:18:41 | 経済につぶやく
5月15日からスタートしたほっともっと。
ほっかほっか亭を継続した店舗がどうなったのか、近所のお店に行ってみたのだけど…。あれ、メニュー変わってない。
幕王とかはなくなってるし、残った一部のメニューも期間限定になっていていずれは消えるようだけど(在庫をみながら?)、あんまり変わってない(容器は変わってた)。ハークスレイのメニューとはかなり違っている。
お店の人は、地域によって違うみたいですー、って言ってたけど。
これはこれで一安心、か?


Oisix(おいしっくす)/Okasix(おかしっくす)

旅の獲物・その3

2008-05-12 00:46:56 | 古本・今日の獲物
このころから積極的にブックオフを目指しております。
その前に下関の唐戸市場を目指したのだけれど、駐車場の入り口が非常に混んでいるのであきらめ、別のふぐ屋でふくを食す。その店はリーズナブルな店で、味もそれなりだけど、しかし、それにしてもふぐってコストパフォーマンスが悪い気がするのは私だけでしょうか。とはいえ冥土の土産に一度くらいは何万もするコースを食べてみたいですな。

ブックオフ下関新地店
もちろん初めて。小さな作り。歴史を感じます。
このくらいになるとほとんど記念に買ってる感じ(笑)。

金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ
筑摩書房

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ロバート・キヨサキ「金持ち父さん貧乏父さん」(筑摩書房・2000年)→850円
いまさらな感じですが。トランプとの共著を今読みかけているところ。
別に積極的にお金持ちになりたいわけでもないけど、お金に無知ではありたくないとは思っております。まぁ今はお金のことを考えるのが仕事になってしまったけど。

ブックオフ下関王司店
ここも当然初めて。広いです。

勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド
勝間 和代
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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勝間和代「インディペンデントな生き方」(ディスカヴァー携書・2008年)→500円
これで勝間さんの本がほとんど揃ってしまったのではないだろうか。

金融工学マネーゲームの魔術 (講談社プラスアルファ新書)
吉本 佳生
講談社

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スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
吉本 佳生
ダイヤモンド社

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吉本佳生「金融工学マネーゲームの魔術 」(講談社プラスアルファ新書・2000年)→450円
今気づいたけど、ここ新書高いな。
吉本さんの本は「スタバではグランデを買え!」以来2冊目。
ここ最近何冊か出されてますが、結構前から本を書いてる人なのね。

結構ぐるぐる回った下関を後にして北九州へ。ホテルはリヴァーウォークの近くだったけど、どうやら風邪を引いたらしく到着するとすぐに寝てしまい、起きると午後9時前。あわてて出かけたけど閉店間際で、近くの商店街も当然飲み屋以外はすでに閉まっていた。ホテルに帰る道すがらブックオフ発見。

ブックオフ小倉旦過店
初めて。大型店舗です。なんか疲れてて結局獲物なし。しかしここで見かけた「仏教超入門」って宮崎哲弥さんが推していた本だったような記憶があったのだけど、出版社が聞いたことないところだったので確信が持てず、結局スルー。

最終日。増床したプレミアムアウトレット鳥栖を目指す。その前に。

ブックオフ鳥栖店
2回目かな。獲物あり。

数量化革命
アルフレッド・W・クロスビー
紀伊国屋書店

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クロスビー「数量化革命」(紀伊國屋書店・2003年)→1650円
人間が数字を発明して以来、あらゆるものを数量化してきた歴史をたどる、と思われます。結構前の本なのね。アマゾン・マイストアには最近あがってきたけど。

給油と通勤割引適用のために八代でおりる、ついでに。

ブックオフ八代横手店
いつもどれ買おうか迷うくらい何だけど今回はそれほどでもなく。

セイラー教授の行動経済学入門
リチャード・セイラー
ダイヤモンド社

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セイラー「行動経済学入門」(ダイヤモンド社・2007年)→950円
「人間が自己利益の最大化のために合理的な選択を行う」という経済学の前提を反証するようです。

ようやく終了。ほとんど病気ですね。せっかくだからって思っちゃうのよね。
つきあってくれる道連れにも感謝です。

そういえば、今回は(おそらく)ETCの通勤割引を適用させるためにインター出口でUターンという車を多く見かけました。この手法も一般的になってきたようです。ただ、少し危ないかなーという気もします。そのうち規制されるかも。


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旅の獲物・その2

2008-05-10 00:42:35 | 古本・今日の獲物
人が多そうな秋吉台はパスして、日本海側を下関→長門→萩。南下して山口→防府へ。
途中長門の手前で角島という観光地に寄る。きれいだし橋長いんだけど、その橋にびっしり車が並んでいる状態。今回渋滞らしい渋滞はここだけでした。
夜は電脳豚@山口さんと防府天満宮にほど近い中華料理店で会食。彼は40kgの減量に成功したのだけど、その直後に会ったときあまりの変わりように(しかしもちろん声はそのままなので)、アニメのアテレコみたいで、違和感があってしょうがなかった。しかし前回から10kg増えた僕にこそ違和感を感じるなどと言われ、結構凹んだ今日この頃。
一夜明けて、折り返し下関に向かうその道中のよーきなことー(いえ普通です)。

ブックオフ防府高倉店
2度目の来店。前回は確か電脳豚さんに「ここに来てまでブックオフいかなきゃいけないわけ?」と言われたような。ここに来たから行くのですよ!…たまたまです。ここまでは。以下獲物。

敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか
チャールズ・エリス
日本経済新聞社

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【新版】内藤忍の資産設計塾─あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法
内藤 忍
自由国民社

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チャールズ・エリス「敗者のゲーム」(日本経済新聞社・2003年)→850円
本格的に資産設計の本を読むようになったのはマネックス・ユニバーシティの内藤忍氏の一連の書籍「資産設計塾」シリーズ(自由国民社)からなのだけど、その中で取り上げられていて、なおかつそのシリーズを購入するとアマゾンのマイストアにリストアップされてくるのが本書。ちなみに内藤さんの本は近々新版が出ます。旧版は大変おもしろかった。データ関係が新しくなると思われます。おすすめ。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
福岡 伸一
講談社

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福岡伸一「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書・2007年)→350円
たまにはこういうのも。

途中、道の駅などに寄りつつ下関を目指す。宇部にブックオフが!

ブックオフ宇部恩田店
もちろん初めて。歴史を感じるたたずまい。
ここでは新書だけ。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
梅田 望夫
筑摩書房

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ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
梅田 望夫
筑摩書房

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ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
梅田望夫
文藝春秋

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梅田望夫「ウェブ進化論」(ちくま新書・2006年)→350円
マイストアにあげられているのは「ウェブ時代をゆく」の方なんですが、こちらは部数がこっちほどじゃないのか、新しいせいなのか、古本屋ではみたことないです。まだ梅田さんの本は読んだことなくて、「ウェブ時代5つの定理」を紀伊国屋で買ったものの積ん読状態。

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
勝間 和代
光文社

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勝間和代「お金は銀行に預けるな」(光文社新書・2007年)→350円
そういえば確か勝間さんは古本屋を認めてなかった。著作に対する対価を著者が得られないのがその理由だったと記憶しているが、同じ内容を半額以下で得られるのなら読み手としてはそれに越したことはない。ただ、山口あたりに出かけるくらいなら、その時間と費用を使って本を購入すればいい、と言われるとそれは否定できないけど。もとい本書は金融と投資についての入門書のようです。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
岡田斗司夫
新潮社

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岡田斗司夫「いつまでもデブと思うなよ」(新潮新書・2007年)→350円
思うなよ!

まだまだ続きます。

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3・2・1GSX

旅の獲物・その1

2008-05-06 23:42:44 | 古本・今日の獲物
このゴールデンウィークは3年ちょっとぶりに電脳豚@山口さんに会いに山口へ。
前回は平日だったので渋滞なんて一つもなかったけど…、今回もどうやら他人様とは逆の動きらしく高速も一つも混まず。
古賀SA上り線がリニューアルされていたのだけど、UCCのカップベンダーがなくなっていて全部アペックスに。UCCおいしかったのに…。
前回の山口行の折りに思想やくざに電話したことを思い出して、電話してみるも出ない。

下関に上陸。初の渋滞にぶつかり、ふくをあきらめて北上するとブックオフの看板が…。寄る気などさらさらなかったのだけれど、道連れがせっかくだからよったら、なんて言うものだから(笑)。

ブックオフ下関一の宮店
このお店を見つけてしまったのが運の尽き。初めてです。
以下獲物。

決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
勝間和代
ランダムハウス講談社

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勝間和代「決算書の暗号を解け!」(ランダムハウス講談社・2007年)→850円
流行ってますね、勝間さん。売れてる感じです。勝間さんの本は勉強系の本を何冊か読んだけれど、専門的な分野に踏み込んだ本を買ったのは初めてのような気がします。
この人の評価はいろいろで、批判的な評価の中には、あんたは優秀だからできるけど私には無理、とか、経歴自慢が多すぎとか、少しばかりやっかみじみたものも多い。
ま、それはそれで同意できるのだけれども。まねできるところ、まねしたいところを自分の目標と実力にあわせてやってくしかないでしょう。ただし多少無理してがんばらないといつまでも現状のままですが。

貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵
北村 慶
PHP研究所

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大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」
北村 慶
PHP研究所

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北村慶「貧乏人のデイトレ金持ちのインベストメント」(PHP研究所・2006年)→700円
この方の最新刊「大人の投資入門」という本を読んでいて、これは大変おもしろかった。日本の公的年金が債券に偏って運用されているのだから、日本&外国株式のインデックス投信orETF(上場投信)で長期運用しようって話だった。
それに先だって書かれた本書もタイトルからすると、おそらく長期運用を説いていると思われます。

ここでパパ思想やくざから電話が入る。「ブックオフ巡りだけはマメやね」と皮肉を言われる。悪かったな。しかし事実だけに甘受するほかない。
萩を目指して北上。いろいろ巡って萩を経由(今回も萩しーまーとで海鮮丼を食しました)、防府に入ったのだけど、今になって思えば山口市内のブックオフに寄っておけば…。
このときはそれほどブックオフに情熱を燃やしてなかったのですよ。通り道にあれば、くらいの感じで。

長くなりそうなので今日はこの辺で。寝ます。


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