電脳馬牧場-Electric Ranch

カタログ人間による本,映画,ジャズ,古本屋巡り,ニュース拾い

「『先読み力』で人を動かす」読了!

2008-05-27 01:04:09 | 読了日記
「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~
村中 剛志
日本実業出版社

このアイテムの詳細を見る


キーワード:先読み力、プロアクティブ←→リアクティブ、リーダー、タイムマネジメント(3週間スケジュール・TOP5)、チームマネジメント、ミーティング、リーダーのマインド

出来事(問題)を推測、発見する力が「先読み力」、そして、推測、発見した出来事(問題)に対して先手を打って行動に出る「プロアクティブ」という概念がメインアイディア。逆に起こったトラブルに対応するのがリアクティブ。後手で対応して目標の達成に時間がかかったり、避けうるトラブルに対応して働いた気になっていませんか?問題の芽を先送りして事を大きくしていませんか?先読み力を持ってプロアクティブに行動しましょうよというのが本書の提起する課題。
このあたりまでは目新しいような気がするのだけど、その後のタイムマネジメントやチームマネジメントの話になると、なるほどとは思えるのだけど、スケジュールやタスクの管理としては一般的なような気がするし、ミーティングの項になると、先読み力やプロアクティブってのは、単に事前にしっかり準備して、根回ししておきましょう、ってことに置き換わっている(確かに先読み力とプロアクティブだけれどねぇ)。
最後に著者の村中さんはスケジュールやタスク管理の「ツール」(技術)だけでなくてリーダーとしての「マインド」、リードするこころ、援助するこころ、感謝するこころが必要だという。このあたりが単なるハック系の本と一線を画すところではあるね。
誰もが先読みして動きたいとは考えている。想像力が足りないときもあるし、わかっていても面倒で先送りにして余計面倒になったりもする。神ならざる身なれば、誰でもミスはするし、トラブルを完全に避けることはできないわけだか、事前に可能なことはやっておいて、つまらないミスやトラブルは避けたいもの。正直ここで提案されているスケジュールとタスク管理の手法は僕にとっては必要以上のもので、煩雑すぎて続けることができそうもないけど、アレンジはできるかも。もう少しシンプルに実践したいかな。マインドはタダだし。メモしとこう。


All About スタイルストア[パソコンのある暮らしアンケート]

All About スタイルストア