電脳馬牧場-Electric Ranch

カタログ人間による本,映画,ジャズ,古本屋巡り,ニュース拾い

花様年華(配給:松竹・2000年)

2006-03-30 23:07:52 | 映画・ドラマ
花様年華

TBSのドラマ「輪舞曲」が香港のヒット映画「インファナルアフェア」のパクリだというので、その「インファナルアフェア」を観た。そのことを会社の同僚に話したら、トニー・レオンは「花様年華」のほうがカッコイイといわれて、じゃあ観てやろうと借りてみた。
確かにこのトニー・レオンはカッコイイ。その同僚はマギー・チャンの大ファンらしくて、お洒落な映画だというのだけれど(確かにチャイナドレスは素敵だ)、僕はやっぱり男性に感情移入しちゃうので、お洒落というよりは切ない映画。
奥さんを隣の旦那にとられちゃって(と劇中で推測している)、自分は隣の奥さんに惹かれていく。越えそうで越えない(越えてるかと思ったら越えてなかった)最後の一線。結局越えるけど、すぐに別れ。そして再会しそうで再会しないあたりが、スッキリしなくて大人な感じ。
マギーの、トニーがいるホテルに行きたいけど行けない、やっぱり行くって辺りで、「恋におちて」のメリル・ストリープをちょっと思い出した。

ウォン・カーウァイ監督作品。トニー・レオンがカンヌで主演男優賞。
トニー・レオンが劇中で泊まっているホテルの部屋番号が「2046」。観てないけど映画「2046」と何か関係あるの?


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ナルニア国物語(ディズニー映画・ブエナビスタ・2005年)

2006-03-19 10:57:18 | 映画・ドラマ
トールキンの「指輪物語」とならぶ、イギリスのファンタジー大作、ルイスの「ナルニア国ものがたり」の映画版。
しかし、「ロードオブザリング」と(ちょっと毛色は違うけど)「ハリーポッター」のヒットで、このところ書店にはファンタジー小説とおぼしきハードカバー本が増えてるね。
やたらと韓流ドラマばかりになったり、二番煎じが増えるのはしょうがないのか。これはある意味正しい姿で、洗練され、もちろん、玉だけでなく多くの石を産んで、飽きられたり、煮詰まったりして、また別の展開になったりするんだろう。

で、ナルニアの感想なのだけど、原罪、贖罪、復活がキリスト教徒でない僕にもこれ見よがしで、何だかなぁと思うのだ。これが中学生くらいの時に観れていればそんなことお構いなしに物語世界に入り込めるのだろうけど、やっぱダメだな年とると。
やっぱり、ちょっと説教クサイ感じがどうもなじめないな。


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