西尾維新『刀語/第一話 絶刀・鉋』、『刀語/第二話 斬刀・鈍』(講談社BOX・2007年)
結局西尾維新の小説はこれが初めてだったりします。時代劇です。
第二話の仇役宇練銀閣なんて、渋い感じで哀愁漂う素敵なキャラ造形。ところどころメタ記述があるのが、西尾さんの小説の特徴なんでしょうか?別に最近の限った傾向でもないか。
中身はまあどうでもよくて(普通です)、それよりも興味をひいたのはこの装丁と、毎月出すという刊行ペース。講談社BOXというこのシリーズは、雑誌「ファウスト」の編集者が考えたらしいのですが、面白いね。箱は共通にして作品ごとにシール張ってるのかぁ、とか、箱の素材とかに目が行きます、商売柄。
このほか、清涼院流水のシリーズも、1年間毎月一冊出るという「大河ノベル」なんて誰も考えつかないよ。無茶だよなぁ(笑)。
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