電脳馬牧場-Electric Ranch

カタログ人間による本,映画,ジャズ,古本屋巡り,ニュース拾い

GO! GO! L.A.(ダン・フィルムズ他・1998年)

2005-04-20 10:45:00 | 映画・ドラマ


この映画を誰が観るって、そりゃ、ギャロのファンだろうし、ジョニー・デップを追っかけている人だろうよ。もしかするとレニングラード・カウボーイズのファンも少しはいるのかも知れないけど。

主演は見たことのないデヴィット・テナントとかいうイギリス人で(しかもスコットランド人で)、相手役もヴァネッサ・ショウというそれなりに魅力的な、だけど今のところなんだか物足りない女優で、そりゃ、ギャロやデップには食われちまうんだ。

じゃぁ僕はといえば、ジュリー・デルピーが目当てだったのだけれど、ああ、さすがに彼女も歳を取ってしまった。ちょっとお馬鹿でミーハーな役を演じる彼女はもちろんまだまだ素敵なのだけれど。

一目惚れの女を追って、イギリスの片田舎からロサンゼルスまで行ってしまうリチャードは、田舎者で、物を知らないけれど、その「感情が理性を越えてしまう」ところに僕はなんだか惹かれてしまうのだ。

イギリス、フランス、フィンランド合作のちょっと変な恋愛映画。
安っぽいのか、豪華なのか(いや、きっと安っぽいのだ)。

監督・脚本:ミカ・カウリスマキ 脚本:リチャード・レイナー イギリス+フランス+フィンランド合作・1998年