今回は、「伊万里 染付 山水図大皿」の紹介です。
この大皿も昭和55年に(今から40年前に)買ってきたものです。
当時、必死になって古伊万里を集めていたことが伺えます(笑)。
とはいっても、私が必死になって集めていたものは、当時としては、「古伊万里」の仲間入りをさせてもらえなかった、十把一絡げで「幕末物」とか「文化・文政物」と言われ、本格的なコレクターからは軽蔑の眼差しで見られていた物の収集ではありましたが、、、(-_-;)
なにはともあれ、当時は、大皿に人気がありました。伊万里にかかわらず、大きい物に人気があったんです。しかも、大きければ大きいほど、値段も高くなっていたんです。今じゃ、「邪魔だ!」「保管にスペースをとり過ぎる!」などと言われて敬遠されていることが嘘のようです。
そんなことで、私も人の子、やはり、大皿が欲しかったんですが、そんなことで、なかなか買えません(-_-;) これまでには、やっとこさ大皿と言える皿(伊万里 色絵 鶴・唐獅子牡丹文大皿)(口径:31.5cm)を手に入れているに過ぎません(-_-;)
そのような事情で、なかなか大皿には手が届かなかったんですが、やっと、念願かなって手に入れたのがこの大皿です。
しかし、なんとか、大皿らしい大皿を手に入れたわけではありますが、ご覧のとおり、真っ二つに割れています(><) なかなか、希望するような大皿には手が届きません(><)
そんなことから、自慢できるような大皿ではないんですが、私が最初に手にした大皿らしい大皿ですので、私にとっての記念の意味で、一応、紹介したいと思います(^^;
伊万里 染付 山水図大皿
表面
裏面
真っ二つに割れたところを漆で接着しています。
漆の接着力は凄いですね。かなりの重さがあるのに、耐えています。
高台内の銘「乾」
この「乾」の銘は、中国の年号の「乾隆」に由来するものですが、伊万里では、「年号」の意味は持たず、単なる文様として使用されています。江戸後期の伊万里には多く使用されています。よほど人気があったのでしょう。
製作年代: 江戸時代後期
サ イ ズ : 口径;39.7~40.5cm 高さ;6.8~7.4cm 高台径;20.0cm
(歪みがあるため均一ではありません)