今回は、「伊万里 色絵 椿・蝶文 蓋付碗」の紹介です。
これも、一昨日、我が家の近くで行われている骨董市で買ったものです。
どういうわけか、伊万里の蓋付碗は人気がないんですよね。
まっ、蓋付碗というものは、いかにも飯茶碗という感じで、あまりにもありふれた形ですし、古さを伴っていても、どうしても骨董品とか古美術品という趣きが感じられず、まさに「食器」という風体だからでしょうか、、、?
そんな中で、この蓋付碗に描かれた文様は、なかなか秀逸で、一般の蓋付碗には無い、骨董品とか古美術品という風格を漂わせていました(^-^*) そして、この蓋付碗を、「食器」というイメージを超えた存在にしていました(^-^*)
そんなことから、私も、蓋付碗にはそれほど興味が無いのですが、この蓋付碗に描かれた文様が気に入って買ったわけです。
是非、その飯茶碗ばなれをした文様を鑑賞してやってください(^-^*)
伊万里 色絵 椿・蝶文 蓋付碗
立面(正面と仮定)
椿が器面いっぱいに描かれています。
立面(正面から右に90度回転させた面)
立面(正面の反対面)
蝶が2頭描かれています。蓋にも同じく2頭描かれています。
立面(正面から左に90度回転させた面)
蓋を外したところ
本体を伏せ、蓋を裏返したところ
上から見たところ
上の写真の蓋の上部(時計の針の12時の方角)に疵のようなものが見られます。
蓋にある疵のような部分の拡大写真
ソゲ疵を接着剤のような物で補修したように見えます。
そして、その部分は、経年劣化で黄ばんでいるように見えます。
そこで、私が、その部分に水彩絵具で彩色してみました。
それが次の写真です。
その結果を、再度、上から写真で撮ってみました。
その写真は次のとおりですが、補修以前とあまり変わらないようですね。むしろ、以前よりも目だってしまって逆効果かもしれません(><) まっ、水彩絵具で彩色しただけですから、何時でも元に戻せますけれども、せっかく補修したところですので、当分はこのままにしておきたいと思います(~_~;)
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代後期
サ イ ズ : 口径11.5cm 高さ(蓋共)7.7cm 底径4.5cm