先日、どさんこ農産センターの取引先である東都生協さんより、例年どおり十数名の職員さんが産地研修に来られました。
今年は蘭越町に立ち寄ってから赤井川村に入るルートで研修を実施。千歳空港からの道のりはあいにくの雨模様でしたが、
蘭越町に到着した頃には時折、青空が見えるほど暑い天気になっていました。
初めにどさんこ農産センター蘭越支部(蘭越産直会)の事務所で地域概要の説明を受けてから、施設を見学しました。
農産物を出荷・選別する倉庫では内張りの素材についての説明がありました。
たまねぎの畑では、雨不足による生育不良で葉数が少ない現状を聞き、数名の方は生育途中のたまねぎを
試食しながら説明に聞き入っていました。
ミニトマトやカラーピーマンのハウスで生育状況を見ながら栽培や出荷について説明があり、熱心にメモを取る
姿が見受けられました。
それぞれ、その場で収穫したものを試食し、取れたてのおいしさにみなさん驚いていました。
ほ場視察後には、蘭越の生産者さんが総出で準備をしてくれたBBQで焼肉や新鮮な野菜を味わいながら
交流会を実施しました。雨上がり後の強い日差しと炭火の熱気で会場はとても暑く盛り上がりました。
限られた時間でしたが、BBQ交流の後は再度バスで移動し、町内の温泉へ向かいました。
蘭越の皆さんが笑顔で手を振ってくれていました。お忙しい中、お疲れ様でした。
お腹を満たし温泉でリラックスした後、赤井川へ向かうバスの車内では、早朝からの疲れでウトウトする職員も
いる中、終始、場を盛り上げようとクイズ問題を出し続ける職員の方もいらっしゃいました。。
赤井川村へ到着し、ばれいしょ、そら豆、かぼちゃの畑を視察し、生産者から説明を受けました。
こちらでも皆さん熱心にメモを取ったり多くの質問が出されていました。
ばれいしょでも試食を買って出た職員さんもいて嬉しそうです。(かなり無理やり?)
そら豆ももちろん試食。そっちのほうが美味しそうとか言っているのかも・・・。
近々、東都生協さんのプロジェクトで若手生産者のそら豆が期間限定で販売されます。
さて、若手生産者さんはどなたでしょうか? 全員、若手農業者にも見えます。Together!
ほ場視察後は赤井川のどさんこ事務所に移動し、雪氷室や選果場を見学しました。
珍しい雪の冷房施設には思わず一斉に写真を取り始める姿も。
新しく導入された選果機に興味津々でした。生産者自身も。
施設見学後、事務所でスライドを見ながらどさんこ農産センターの概要などを再確認していただきました。
長かった一日の締めくくりで、赤井川の生産者との交流会が行われました。
昼は蘭越、夜は赤井川と、生協職員の皆さんは一日で多くの生産者と交流することができたのではないかと思います。
この場でもバスの中と同様に、とっておきのクイズを披露する場面もありました。何事も柔軟に考えて取り組む
ためのいい頭の体操になったことでしょう。きっと。
早朝に東京を出発してお疲れの中、丸一日びっしりと産地の実態を知ることができ、生産者から生の声を聞く
ことができたことでしょう。東都生協の皆さんには今後の業務の中で、時々、生産者の顔や栽培現場を思い浮か
べていただき、より一層リアルな説明を付加して、消費者へ農産物を届けていただけることを願っています
【投稿者:No.5 iwamoto】