3連休初日、相方さんが栗を買いに行きたいと言う。
財部町にある道の駅が安いと聞いたのでそこに行きたいと・・
いくら栗が安いからってガソリン代はどうなるのであろうかと思ったが、そういう事は決して口には出さず夫婦円満のためにドライブに出発した訳であります。
秋空の下、1時間半程車を走らせて県境の道の駅に到着しお目当ての栗をゲット。
で、どうする?ただこのまま帰るのはコスパが悪いでしょということになり、おにぎり弁当も買って、帰り道にあるいつもの渓谷を歩きましょうかと言うことになりました。
ところが目的地に近づくにつれ、ナビにいくつもバツ印が表示されている。
恐らく台風14号で道に少なからずのダメージがあったと思われる。
ダメもとでそこまで行ってみるとやっぱり通行止めの大きな看板が。
折角ここまで来たんだからと手前の駅に車を置いて、リュックを背負って歩き始めました。
途中で川への降り口があり、そこにはなかなか感じの良い清らかな水の流れがありました。
いつもは車なので気づきませんでしたが、歩いてみるといろんな発見があるものです。
清流を見ると相変わらずしゃがんで手を入れてみないと気が済まないうちの相方さん。
遠くで「冷たい!」と無邪気に喜んでいるようです。
先に進むとトンネルの手前で大きなトラックが後ろから「ゴーッ」と砂ほこりを舞い上げて追い抜いて行った。
危ないなあ・・と呟いた後に、「え、車、普通に走ってますけど・・」って気が付いた。
そもそも本当に通行止めだったのか、それともすでに解除になっていたが警告版の撤去がされていないのか、今となっては引き返すわけにもいきません。
テクテクと2Kmほど歩いて渓谷入口に到着。
さすがに駐車場には観光客の車も姿も見えない。
細い林道を覆う落ち葉や折れた枝をワッシワッシと踏みしめて進む。
道の草花や川の流れ、小さな生き物たちなど、何か特別な物があった訳でもありませんが、駅からの往復10kmは久々に良い汗をかかせてくれました。
帰りのトンネルはなんだか「千と千尋」を思わせる雰囲気で向こう側は違う世界では・・と思ったが、しっかり今の世界であったことは言うまでもない。
この光は・・?
入口にはやっぱり通行止めがありましたが、車はブンブン走り抜けてました。
相方さんはさっそく栗の鬼皮剥き、あく抜きなどなんか大変そうな作業をしてましたが、見ていただけのオジサンもしっかり旬の味をいただいたのでありました。