１６億のイスラム世界の人々とともに：ミンダナオ子ども図書館だよりから

※9月23日、米軍がシリアへの空爆をはじめました。
本日（9/24）ミンダナオ子ども図書館の松居さんから届いた便りを紹介します。
イスラム教徒が多いミンダナオ島で松居さんが感じておられる不穏な空気。心配です。

イスラム教、イスラムの世界に生きている人々は１６億人を越え、
世界人口の２０％以上、四分の一弱です。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/9034.html
その人たちは私たちと同じ人間です。同じ庶民です。
イスラム世界は敵ではありません。
わけのわからない恐ろしい世界ではありません。
この同じ地球にイスラムの社会文化のなかに生きている人々がいることを忘れないように、
多様な価値観や世界があることから心を離さないように、
理性の目を曇らせないように、
１６億のイスラム世界の人々とともに、と願います。（さき）


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◆ミンダナオ子ども図書館だより
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews

お元気ですか。
いよいよイスラム国に対して、アメリカが連合軍を作って爆撃を開始することになったようですね。
ミンダナオ図書館日記に、まにら新聞の記事を載せましたが、
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanewsdaiary.html

同時に戒厳態勢に入るみたい。
大げさにも思えるけれど、フィリピンを含め米国やイギリス、フランスからも
戦士がぞくぞくイスラム国に参加しているようだし、
アメリカ連合の爆撃に反発して、連合国で無差別の殺人を奨励している。
爆撃そのものが無差別だから、報復対応して無差別な市民殺害を実行しようというのでしょう。
フィリピンも、特にミンダナオは不穏な空気が漂い始めている気がします。

もし今回の戦闘に、日本も参加したら、
私のミンダナオでの活動は、極度の危険にさらされますね。
それでも、誘拐や殺害の危険は格段に高くなってきていると感じます。
ねらいは私でしょうけど。
ＭＣＬを訪れる若者や訪問者、スタッフやボランティアにも、
細心の注意を払っていますが、ＭＣＬでは対応が無理な場合は率直にいいます。
状況によっては、帰っていただく事もあり得ます。
子どもたちと居ると、そんな感じはまだ、まったくないのですが・・・

話がそれました、以上の事は、時期を見て、
ミンダナオ子ども図書館日記に書きましょう。
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanewsdaiary.html

本題にもどります。
ミンダナオ子ども図書館だより、にとりあえず活動の写真を掲載しました。
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews

ミンダナオ子ども図書館便りに、寄贈された保育所の写真と現状を載せ始めました。
１０月の季刊誌で、寄贈してくださった方々には、現状の写真をお送りします。
まだ掲載をはじめたばかりで、スタッフが５０近い保育所の写真を撮りに歩いています。
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews

これから学校建設を日本政府のＯＤＡに提出するカルボガンに
洪水支援のために古着をくばりました。
もっとも複雑で危険な地域でもあり、２０１６年の戦争が起こっても
救済可能な準備をしているとこですが、
幸いにも、対立していた前と現村長が、見事に和解していきました。
記事は後ほど書きます。
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews

日本の若者たちが、キアタウに泊まった報告です。
ミンダナオは、危険が高まっているとは言われていますが、
マノボ族の先住民の地域は、比較的平穏です。
ＮＰＡの動きも少し活発化してきているようですが・・・
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews

松居友:ミンダナオ子ども図書館・館長　　日本文芸家協会会員
ミンダナオ子ども図書館：http://home.att.ne.jp/grape/MindanaoCL/index.htm
ミンダナオ子ども図書館日本応援窓口：http://mcl-japan.jimdo.com
ミンダナオ子ども図書館は、読み聞かせを中心に、スカラシップ、
医療、保育所建設、植林を行っている現地NGOです