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39歳男性、自室で孤独死 空の冷蔵庫・所持金9円

2009-06-08 03:12:14 | ドネーションシップ
39歳男性、自室で孤独死 空の冷蔵庫・所持金9円
(朝日コム 2009/6/6配信) より
http://www.asahi.com/national/update/0606/SEB200906060002.html

今春、北九州市門司区に住む男性(当時39)が、自宅のアパートで死んでいた。
昨年秋、アルバイトを辞めた男性は、今年1月には市の生活保護窓口を訪れたが、手続きをとらないまま去ったという。男性の死後、部屋には空っぽの冷蔵庫と現金9円、市内に住む親類あての封書には「助けて」と書かれたメモだけが残されていた。

アパートの家主の女性らによると、男性は3年ほど前から独り暮らし。昨年11月末、アルバイトで働いていた飲食店を辞め、家主に2万5千円の家賃を払ったが、それ以後、姿をみせなくなった。

心配した家主から連絡を受けた警察官が4月13日、男性の部屋に入り、遺体を見つけた。死因は病死で、死亡時期は4月初旬と推定される。家主は「11月にはそれほどやせていなかった。家の中には食べ物が一切なかった」と寂しそうに語った。

北九州市によると、男性は今年1月8日、生活保護の相談のため門司福祉事務所を訪れた。記録によると、男性は「病気、けがはなし」と答え、30分ほどやり取りを交わした。 相談員が申請の意思を確認したところ「職を探してみる」と帰ったという。

同市では05~07年、生活保護を断られるなどした市民が孤独死するケースが相次いだため、窓口対応などを見直した。同市の守口昌彦・保護課長は「申請の意思はしっかり確認をしている」として、対応に誤りはなかったとの認識を示している。

**********
※ずっと昔、知人が生活保護を受けるための相談に同行したことがある。
せっぱつまって、どうにもならないからこそ相談に行った。
その時の対応した担当者の冷たさに、人を見下す態度や言葉に凍りついた。
知人は窓口を出てから悔しくて泣いていた。「水際作戦」の実態を知った。

「水際作戦」窓口の実態↓
http://www.news.janjan.jp/living/0712/0712167324/1.php

この人はどんな思いで生活保護の相談に行ったんだろう。
そこでどんなやり取りがあって、何を感じて、帰って行ったんだろう。
30分ほどのやり取り、、、対応に誤りはなかった、、、
働ける人に生活保護の申請はできないと言われたら、返す言葉があっただろうか、、
11月にはそれほど痩せていなかった、、、家主さんの言葉がいたましい。(さき)

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