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NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

"シリア難民のお母さんを支える"募金キャンペーン

2016-08-22 06:45:26 | ドネーションシップ
「パレスチナ子どものキャンペーン」HPより紹介します
http://ccp-ngo.jp/

★"シリア難民のお母さんを支える"募金キャンペーン★

★シリア難民の15%が母子家庭です★
今日の食事、明日の住む場所、離散した家族の安否、滞在許可、子どもの病気...。難民となった人々は切迫した多くの問題を抱えています。
国際的な援助が足りないまま、レバノンには100万人のシリア難民が押し寄せ、その多くは収入がなく劣悪な環境で生活しています。
夫との死別や離散で母子家庭となった世帯では、母親が一人で全ての問題を背負っています。
相談する相手もなく、苦しむ母親たちが大勢います。

★厳しい育児環境★
レバノンではこれまでに65,000人のシリア難民の赤ちゃんが生まれました。しかし、その育児環境も劣悪です。
シリアから避難してきたパレスチナ人の妊婦・母親のうち、38%が十分な飲料水を得られず、23%が洗濯など生活用水の不足を訴え、10%がトイレを15人以上で共有しています。
日が射さず風通しも悪く十分な生活用水もない難民キャンプでは、布おむつは洗っても乾かず、雑菌が繁殖して使えません。
高価な紙おむつを買えないお母さんの中には、汚れたビニールを当てがってしのぐ人もいます。
体を洗うにも決して清潔とは言えない少しの水しかなく、何かあった時に頼れる親や親せきも側にいない人がほとんどです。
不安を抱え、出産・育児を行う母親の多くがうつの兆候を見せています。
乳幼児を抱える母親を対象にしたアンケートでは、80%近くの母親にうつの可能性があり、63%が不眠を訴え、53%が自分自身を責め、11%に自殺・自傷願望があるという結果が出ました。

★お母さんたちを支える★
お母さんたちを支援するため、私たちは以下のような取り組みを行っています。
● 母親のリラクゼーション・セラピー: 瞑想やストレッチ、描画などを通じて、自分をいたわり、仲間と不安や痛みを共有し、自分を励ますセラピー
● 臨床心理士による妊婦のワークショップとカウンセリング
● 実用ワークショップ: 育児、栄養、シラミ対策など、実際の生活上で必要な実用的な講座の開設
● ストレス軽減のワークショップ: 料理教室、遠足、合唱、織物教室など
● 育児用品の配布: 紙おむつ、おしりふき、子ども用体温計、かぶれ防止クリームなどの配布
● 産婦人科支援: 妊婦健診、感染症治療、国連から薬が行き渡らない薬剤の提供、乳がんの自己発見法指導など
ワークショップは、自分の事を振り返る余裕のないお母さんたちが、自分のための時間を持ち、厳しい現実と心の痛みを共有できる相手と出会える貴重な時間です。

★一緒に母親と子どもたちを支えてください★
母親は、子どもにとって一番身近な大人です。
母親の状態は、子どもの健康と成長に大きな影響を与えています。
母親を支援することで子どもたちを取り巻く環境も変わります。
2016年8月、パレスチナ子どものキャンペーンでは「お母さんたちを支えるための募金キャンペーン」を実施します。
ぜひ一緒に、難民キャンプのお母さんたちを支えてください。

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■全文と写真はこちら → http://ccp-ngo.jp/project/syrian-refugee/campaign/
■キャンペーンの募金はこちらから → https://ccp-ngo.jp/get-involved/donaton/

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