「遊び場ガーデン」でのバラ遊び、ご一緒にいかが?

バラの庭での庭遊びをお見せします!

バラ ロサムンディ

2014-05-21 22:02:37 | バラ

梅雨前の今頃、草木がしげって、庭はいい感じにうっそうとする。

緑陰にとり囲まれると、贅沢な満足感があふれる。

正面には、ピンクの小輪「アップルブラッサム」と、白の小輪「ゆきあかり」。

右のハナモモの木の二股になった枝の間には、シジュウカラ用の巣箱が掛けてある。

先日来にぎやかだったが、どうやら雛が巣立ったらしい。

危なっかしい様子で枝にとまっていて、近づいても逃げない。

素早く飛び去れないのだろう。

巣立ったあとは、もう巣箱には寄り付かないから、秋までの間に掃除をしておいてやらねばならない。

古い巣の小枝やら羽毛やらが残った巣箱は、使わない主義らしいから。

 

ロサムンディは古いバラだが、ホントに美しい。

1851年以前からあったらしい。

その頃のバラが栽培され続け、今、好まれているのも不思議な気がする。

ロサムンディという名は、イングランド王ヘンリー2世の愛妾ロザモンドに因んでいるそうだ。

ヘンリー2世は12世紀の人だから、もしかしたら、そのころからあったバラかもしれない。

12世紀の終わりに鎌倉幕府だから、平清盛や源義朝の時代。

う~ん、昔だ。

ロザモンドは貴族の娘で評判の美人だったという。

このバラの花から想像すると、華やかで可愛らしい女性だったのじゃなかろうか。

白のオルレア グランディフローラとの取り合わせも気に入っている。

 

ロサムンディ Rosa Mundi  (ロサ ガリカ ヴェルシコロール  Rosa Gallica Versicolor)

1851年以前

作出者不明

強香 (ダマスク香)

1季咲き

直立1.2m

 

ロサムンディは枝が細いので、冬の剪定時にどこまで切るか迷った。

迷った末に、飛び出した元気のよいシュートは高さがそろうように切り、その他は先端だけ切った。

この冬には、もう少し切り詰めようと思う。

 

どうも土いじりをしていると、花が満開の時には、すでに次のシーズンのための準備が頭をよぎる。

素人園芸家には終わりがない。