清華大学でMBAをとってきた変わり者

中国TOP「清華大学」で中国語ゼロ、唯一の日本人でMBA取得。現在会社側の「中国語完璧」の勘違いで上海で仕事中!

留学まで-⑲一時帰国

2004-12-16 | 清華大学
MBA担当教授の「これだけ中国語をしゃべれない学生を受け入れるのは今回が初めてなので、戸惑っている」というとどめの発言に落ち込みつつ初めての清華大学を後にした。

「いいじゃねえかよ!」と思う反面「日本人初のMBA学生で、初の中国語テストに落ちる学生で退学の学生か・・・」という日本人の立場を危うくしてしまうかもしれないという重い責任感にさいなまれていた。

1ヶ月という短期の留学のせいか、他の長期で来ている学生のグループと距離を感じながらの授業が終わり、飲み会に何となく参加し、ビールの勢いで一気に仲良くなったような妄想を抱きつつ、語言大学を後にした。

大学での授業とは別に近くの大学生に家庭教師にも毎日ついてもらって2時間勉強していたのだが、これはかなり有効だった。日頃大学生が使う言葉のイメージをつかみ、更に中国人の考え方や文化を吸収できた。

やはり一番驚いたのは「金への執着心」だった。愛嬌のあるモンゴル族の姉ちゃんだったのだが、約束の時間を20分オーバーしたことに気付いて終わろうとすると、表情が変わり「20分オーバーしているが、どうしたらいい?」などと金を催促してくる。真剣な顔で。こちらも剣幕におされて「当然支払う」みたいな感じになったのだが、この姉ちゃんは不動産をコネで俺に紹介してくれた時も執拗に「ここにしろ、絶対ここがいい。何故なら・・・」と必死でプロモーションしてたなあ。「違う所にきめた」と俺が言った時の冷たい表情、今でも忘れられない。ま、金は重要ですよ。ほんと。でもなあ・・・。

仲良くなった白タクのおっさんに朝の6時に迎えに来てもらい(来ないかなと思ったらちゃんと来た!)、青く、そして灰色の空の北京を後にした。

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