私の仕事場の周りで、最近増えてきたパン屋さんだけでの比較ですが、
簡単に言えば、蓬莱と一貫楼の豚まんの違いに等しいと思います。
どっちも美味しいです、どっちも好きです。
蓬莱こってり、一貫楼あっさり、パンもそんな感じですね。
買って食べるお客さんが、何を基準に望んでるかです。
パンは、小さい凝縮された、一品料理です。
だからと言って、詰め込み過ぎても食べにくく、値段も高くなる。
私は以前から好きなパンは、抹茶クリームパンとチョコクリームパンです。
どちらも、あんまり置いている所が少ない。
カスタードクリームは好きなのですが、パンではなく、シューで食べたい。
抹茶とチョコの、渋み苦味をしっかり感じる大人仕様がいい。
それと、特に最近気になっているのが、餡バターです。
シンプルなだけに、そのパン屋さんの考え方が素直に出てくる。
パンと、あんこと、バターの和洋折衷のバランスが重要です。
和に偏ったり、洋に偏ったりしてもそうだし、
パン自体の味、食感も重要です。
高級食パンのブームも下がってきたみたいですね。
味が濃いから、そのうち飽きてくるでしょう。
よくある、一番頂けないのは、自分の思い込みだけとか、
地域の特産品を組み合わせるとか、安易に具材をコラボさせる、
ちゃんと試食したのか、お客さんにしっかり意見を聞いたのか、
分からないのもよくある。
阪神間のお客さんは、聞きもしないのに、ダメ出しするし、
旨いだけでも買ってくれません。
旨いは当たり前であり、そこからのスタートです。
だから老舗であっても、変化しないと潰れます。
パンは種類が有り、それだけに他の店とも比較しやすいからです。
一時、メロンパンブームも有りました。
出来立ての旨さを強調して流行りました。
やっぱり、それだけでは飽きてしまいます。
今は、コンビニのパンも侮れません、十分美味しくなりました。
後、スーパーの成城石井のパンも、なかなか美味しいです。
とくに、材料の全てをフランスから直輸入しているらしい、
クロワッサンが美味しい。
そのままでも、とっても美味しいのですが、
大きめで、しっかりしているから半分に切って、具材を挟みやすい。
自分の好きな物を挟んで食べると最高です。
私は、買ってきたポテサラを薄ーく切った所に塗って食べるのが好きです。
ポテサラは、それがしっかり味も量も重いので、薄く塗ると丁度いい。
他の具材も挟みやすいのですが、コロナのせいか、欠品ぎみです。
そして、パン切り包丁の一本ぐらいは持っていたほうがいいです。
最近は安いのも有りますし、やっぱり普通の包丁と切り安さが違います。
パンは、お手頃な一品料理だし、自分でも適当にアレンジ出来るし、
おにぎりより、持ちやすいし、若い子ならコッペパンだけでも、
切れ目を入れて何を挟んでもいいし、極端な話、
マヨネーズだけとか、ケチャップだけとか、その両方とかでもいい。
両方なら、オーロラソースになりますけど。
後、以前に、蒸しパンを握りつぶして、食べていたと書きましたが、
ハンバーガーとか、コロッケパンとか、カレーパンとか、
早く食べたい時は、何でも全部、力いっぱい握りつぶして食べてました。
見た目は悪いですが、味は濃縮されて、歯ごたえも有って、
私は好きでしたが、周りのみんなに、何故か嫌われていました。
美味しけりゃエエやん ! ほっといてくれ !
日本には、ごはんを握るおにぎり文化が有るのに、なんでパンがアカンねん。
戦後の貧民窟で育った私は、その握ったパンを
非常食としてポケットに入れて持っていました。
時によっては、これでもくらえと、
相手に投げつけて、武器としても使えますし。
しかし、一度やってしまうと、その相手が悲惨な状態になって、
カレーやケチャップの付いた白いワイシャツで、
お母ちゃんに怒られますので、当然、恨み骨髄となり、
次から、狙われる立場になります。
? ? 私は一体なんの話をしていたのでしょう。
どうしても、悲惨で、馬鹿で、アホな幼少期を過ごしたトラウマが、
沸々と、きっかけが有ると湧き上がってきます。
もっと、みんなでいっぱい食べてパン文化を盛り上げていきましょう。
投げてはいけません。。。。