最近はスパイスカレーが流行っているみたいですが、
あくまで、私の個人的な好みとしては、そこまでスパイスをきかせなくても、
と思うんですが、本来カレー自体がスパイスの塊だから、
バランスだとおもうんです。
一時、パクチーがブームの時がありましたが、日本では続きませんね。
スパイスは、日本では七味唐辛子があるように、昔からこの国にも有ります。
日本は、新鮮な素材がいっぱい有るので、そこまで香辛料に頼る必要がない。
だから、素材の味を引き立てる程度でいい。
私が若い頃3週間台湾に行った時も、
なんの料理でも上にパクチーが山盛りのっていて、
最初のうちは全部食べていましたが、料理の味が分からなくなってきて、
最後の方は、避けて食べていました。
やっぱり、匂いが強すぎて、味の邪魔をします。
日本人は味もそうですが、匂いにも敏感だから、そこまで必要ではない。
そういう意味でも、日本の出汁を混ぜたカレーうどんが、
日本人には向いているんじゃないかなと思います。
神戸は昔からインド人の人も住んでいて、
インド人のやっているインド料理屋さんも有ります。
たまに、本場のカレーも食べていましたが、私の好きなカレーは、
緑色になっている、ほうれん草カレーです。
なかなか、ほうれん草カレーを置いている所がない。
野菜がいっぱい取れて、とっても健康的なカレーだと思うし、
パクチーほど強くなくて、日本でもっと流行ってもいいと思うんですが、
カレーはヘルシーじゃダメなんですかね ?
やっぱり命懸けで、死ぬほど辛くなくては、食べた気がしないんでしょうか。
私も、辛いのは嫌いではないですが、これで命は懸けたくないです。
もし、これを食べて死んだら笑い者で、地獄へも行けません。
せいぜい、カレーうどんを喉に詰めて死にたいです。
カレーうどんも、なかなか、旨い所が有りません。
やはり、和風出汁とのバランスが難しい。
お金がかかっていればいいちゅうもんでもない、その上、とろみも重要です。
さらさらでもダメですし、どろどろでもダメです。
玉ねぎと肉の量も、多けりゃいいつうもんでもない。
それに、上に必ず青ネギが乗っていなくてはいけない。
それで千円以下でないと、庶民の食べ物ではない。
出来れば5、6百円までです。
いい肉なんて要りません、申し訳程度でいいんです。
一番重要なのは、カレー出汁だからです。
以前は、それに合った店が有って、毎日のように食べていましたが、
一つ難が有って、パートのおばちゃんが作っているのですが、
とっても、おばちゃんの気分次第で、作り方が雑です。
その日の当たりはずれが激しい。
はずれの時は、まず、うどんのゆで方、湯切りがいい加減で、
固めならまだいい方で、うどんの玉がほぐれてなくて、くっついている。
その上湯切りがいい加減で、湯が残っているせいで、出汁が薄くなる。
作り置きのカレー出汁の入れる量が少ない。
最後のねぎを入れ忘れる。
そういう時は、腹が立つので、無料の天かすと、いりごまを
山盛り入れて、混ぜ混ぜにして、量だけ増やして、
「今日は、腹を膨らませる為に来たんや」と、自分に言い聞かせて、
訳の分からない、豚さんも食べないような物にして食べています。
思いっきり、ジャンクです。
結果、不味い食い物になっていますので、
無理矢理、七味唐辛子も、かけまくります。
はたしてこの食べ物は体に、いいんでしょうか、悪いんでしょうか、
これでも、400円だったから文句は言えません。
ここに毎日のように、命懸けで通っていました。