半導体の事は、一般の人々には、なんのこっちゃが普通でしょう。
しかーし、熊本に5000億円も税金を使って、
台湾企業にわざわざ来て頂くほど、とんでもなく重大な事なんです。
最先端の半導体を作れるのが、台湾企業のTSMCと言う唯一の会社です。
なぜかというと、ICチップの中の線の幅が2ナノメートルで、
今のところ、世界一幅が狭いんです。
そして、なぜ、そこまで線の幅にこだわるかというと、
一つのICチップの中に、どれだけ回路をいっぱい詰め込めるかで、
最先端技術の能力に差がでます。
分かりやすく例を上げると、今のスマートフォンです。
スマートフォンこそ、最先端技術の塊です。
スマートフォンの進化が、とんでもないスピードなのは皆さん知っている。
家電とかよりも、AIが進化しているのもICチップのお陰です。
特に最先端のICチップが必要な場所は、「兵器」です。
その差が、結果、勝敗を決すると言ってもいいでしょう。
これに関して、アメリカと中国が必死に競っています。
ICチップは最先端のを作った所が市場を牛耳れる。
だからこそ、どれだけお金を投資できるかで決まる。
当然、それには、国がどれだけ援助できるかです。
それをするには、国のトップがどれだけ、その価値が分かっているかです。
日本は、昔は最先端を走っていましたが、アメリカの圧力に屈して、
政府が、その競争から日本の企業を引きずり下ろしました。
それは、最先端技術の価値が日本のトップには理解できないからです。
しかし、中国とアメリカのトップはしっかり理解しています。
文系天国の日本では、無理のない事でしょう。
国の偉いさんがITの事を「あいてー」や「いっと」と言ったり、
「スーパーコンピューターは2番でもいいんじゃないか」と言ったりする
んだから、仕方がないでしょう。
そもそも、技術とはなんぞやを理解していない人を、
日本ではトップにしている。
そりゃアメリカどころか、中国に勝てるわけがない。
日本では、中国から、あの金色、下の金色を、籠絡されています。
大体NHKさんも、昔ICチップで負けた理由を、
技術が、細かい事にこだわった事が原因のように言うてる時点で、
日本オワタです。
細かい事にこだわるのが技術です。
技術職の人間が見ていたら、「ああ、やっぱりな」「これじゃ、アカンわ」
と、ほぼ全員思ったでしょう。
これからは、あらゆる技術を持っている人が、海外流出していくでしょう。
少子高齢化対策で、子供をいくら育てても、大人になったら、
有能な人は、どんどん海外へ出て行ったら育てた意味がなくなります。
だからこそ、AIとロボットを使って、とことん合理化するしかないでしょう
好きや嫌いとか言っているばやいではありません。