ジョンウイックの第二段なんですが、ほとんどセリフ無しで、
銃撃よりも格闘シーンが多くて、最後の階段落ちのシーンは、
さすがにやり過ぎでしょう。
それと、前回でもそうでしたが、防弾スーツが進化し過ぎて、
銃弾がほとんど効かない。
ブルースリーのヌンチャクまで出てきて殴りまくりますが、
見ていて、あれは、スポンジで出来た、安全ヌンチャクか、と思えるぐらい
ポコポコ殴りまくってました。
木で出来たヌンチャクで、一発でも殴られると、痛くて動けません。
腕とか頭に当たると、下手すりゃ骨が折れます。
アクションを派手にしたいのでしょうが、
段々、リアリティから、かけ離れて行ってます。
アレでは、昔の香港製のカンフー映画みたいになってきています。
格闘技も柔道技を多用していて、背負い投げーや、
カニばさみとかをやっていて、しんどい割にはリアリティに欠ける。
外で人を投げて殺そうと思うんなら、そんなに難しくない。
ただ、頭を固い所にぶつけるように投げればいいんです。
コンクリートの柱や、鉄柵、アスファルトの地面に当たるようにすればいい。
死ななくても、ほとんど戦闘不能になる。
投げる格闘技をやってた人なら、そのぐらい分かります。
柔道でも、上手い人は投げる時に頭から落とさないように投げますし、
そうならないように投げられます。
特に、あのような階段の有る場所で、人を投げるほど危ない事はない。
そういうシーンを見るたびに、スタントマンさん気の毒に、
怪我だらけになって、痛いやろうなと、主人公を見るより、
よっぽど、ひやひやします。
今回の映画において、キアヌリーブスは、
脇役の方々を際立たせる為に居るように感じました。
真田広之とか、ドニーイエンとかは当然ですが、
リナ・サワヤマさんが、特にかっこよかったです。
最後に、ミスター・ノーバディが連れているワンコをけしかけて、
悪い奴の「タマ」と言ってお股を噛みつかせているのは笑いました。
何よりも痛そうでした、気の毒に。