有名な俳優さんは出ていませんが、なかなか面白かったです。
日曜日の昼過ぎなのにガラガラでした。
救急車でのカーチェイスがほとんどで、その中に死にそうな患者がいて、
それをどうにか死なないようにしながら逃げ回るというストーリーですが、
救急救命士が車の中で手術までしてしまう。
私がびっくりしたのは、救急車の中に、
それが出来る道具が揃っている事です。
開腹手術までするんですから、医師にリモートで教えてもらいながらでも、
びっくりです。
冒頭の銀行強盗の場面の銃撃戦は、昔の同じような設定の映画の「ヒート」
を彷彿とさせます。
マイケルマン監督、ロバートデニーロ、アルパチーノの映画で、
男がカッコイイ渋い映画でした。
それと、カーチェイスだけに限らず、もっと驚いたのは、
ヘリコプターの操縦です。
2機のヘリコプターが救急車の両脇を超低空で飛ぶのと、
それを撮影している技術が、流石、アメリカです。
そして、個性がしっかり有る、
演技も上手い俳優さん達が、いっぱい出てきます。
アメリカの映画製作の得意な所が詰まった、よくできた映画だと思います。
私が観に行くと大体いつもそうなんですが映画館の真ん中の席で、
両脇にも人がいない状況で見ているので、楽ちんで最高です。
面白かったセリフが、昔のこういう映画でFBIが出てくると、
揶揄する決まった言葉が、
「俺はベトナム戦争に行った」というのが出て来て笑ってしまいました。
流石にそのFBIの人も、それはないやろ、と突っ込んでいましたが。
もしベトナム戦争に行っていたら、今では70歳代以上なるでしょうから、
FBIイコール、ベトナム戦争になっているんでしょうね。
しかしアメリカは昨日でも、地下鉄で銃の乱射が有った所ですから、
国内でも、ずっと戦争が続いているんでしょう。
すごい国です。