徒然USO800

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愛車レビュー 2 「ホンダ プレリュード」

2009-11-20 22:12:30 | 車バカ一代
 82年デビューの2代目プレリュード。初代が「川越ベンツ」等と揶揄されるくらい日本では人気が出なかった(逆にアメリカでは人気が高かった)のに対し、洗練されたスタイルと機能を持って登場した。わしがシティの次に買ったのが85年のマイチェン後のモデル「XX」である。

 これは非常に美しいスタイルの2ドアクーペであり、若い男性たちの間で人気モデルとなった。特に全幅1690mmに対し全高が1295mmと驚くほどの低さでワイド&ローのルックスはかっこいい!!の一言であった。

 そしてスタイルの良さもさることながらメカニズムがまた凝っていた。まさにこの頃のホンダの面目躍如である。エンジンは新開発の1800ccのES型でSOHCながら吸気バルブ2個、排気バルブ1個の3バルブ方式でそれに京浜製の可変ベンチュリー式CVキャブレターを2連装!!していた。それで最大出力125ps、最大トルク15.6kgmを引き出し当時の1800ccクラス(それもただのSOHC)としては極めて高性能であった。レッドゾーンの6300rpmまで一気に吹き抜けたぞ。足回りもフロントに日本車で初めてダブルウィッシュボーンを採用し、極めて操縦安定性も高かった。明らかに足回りがエンジンパワーに勝っていて峠道でも安心して振り回せた。運転していてとても気持ちのいい車だった。

 また内装や装備も当時のレベルで考えると抜きん出ていた。サンルーフやオートクルーズまで標準装備。インパネ周りのデザインも非常にクールでセンス良くまとめられており、特にガングリップタイプのATシフトノブは格好よくてMT派のわしも思わずATにしてしまったぐらいだ。それと日本車初のABS(4輪アンチロックブレーキ)を13万円のオプションながらも用意したというのも画期的だった。当時はベンツとかBMWとか輸入車にしかなかったからね。

 この車、デートカーとしても大ヒットした。なんと運転席から助手席を倒せる装備まであったが誰がこれをどう使ったかは想像に任せる。(笑) わしはその機能を使うチャンスには恵まれなかったが・・・  あまりの大ヒット振りに当時の日産の社長が「プレリュードの一人勝ちは許さない」と言って刺客のS13シルビアを送り出してきたのは業界では有名な話ではある。

 ちょうどこの車が現れた80年代初頭から90年代初頭にかけては日本車が世界に飛躍し、一番輝いていた時代だったように思う。今の日本車の惨状からは想像もつかない。頼むから今一度「輝く車」を作ってくれ!!

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