ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

お寿司事情①

2009年04月01日 | 寿司&和食
ポートランドには日本食、特にすし屋がやたら滅多らある。この街に限っては、世界中で一番多いと言われる中華料理屋より多いかもしれない。高い評価を受ける本格高級すし店まであったり、首都に4件しか日本食(しかも殆どそうとは呼べない)屋がなかったサウジとは段チガイ。

どうしても刺身が食べたくなった我々が行った先は、回転寿司!(笑)市内に何か所もあり、安価な値段と、好きな物を好きなだけ食べられるシステムが受けているのか、どこもそれなりに繁盛している。

店内は至って日本と同じ。ベルトコンベアーを囲むようにある座席も、お寿司のお皿にそれぞれカバーが付いてるのも日本と同じ。テーブルにはしょうゆやわさび、ガリが自由に取れるのも一緒。お茶とお水は着席時にお店の人が持ってきてくれるけど、現地人はお茶を指定しないらしく、日本酒やビールなどのアルコールか、もっぱらお水でお寿司を食べている。

“スシビル”は、一皿1.25ドルからの回転寿司で、皿の色で値段が決められている(これまた日本と一緒)。しめ鯖やタイ(アメリカでは安い!)なども1.25ドルで、日ごろ生魚に飢えている我々にはそれなりに満足。

ただ、コンベアーを回っているのは巻き物系が主流。メニューには英語で魚の名前等が書かれているけど、よっぽどの日本通でない限り、生魚の寿司を食べる人は稀で、カリフォルニア・ロールとか、サーモンやマグロと共に野菜やクリームチーズが入っている巻き寿司が安全牌らしい。(ちなみに、海苔がダメなアメリカ人もけっこーいるらしく、海苔なしの巻物(錦卵やゴマ等で巻いたもの)もある)。客層はアジア系もいるけど、主流は現地人。そういえば、フォーク等をサーブされているのを見てないから、みんな現地人もお箸で食べていたんだな。この現象をみても、日本食の浸透率の高さが伺える。

ちなみに、日本ではあまり見ない光景だけど、3~4皿摘んだだけで帰っていくお客もけっこーいて、ビンボー人には“ある程度食べないと”というプレッシャーもなくて◎(笑)家で生魚が食べられない分、味は日本と同様といかなくても、有り難い存在であることに変わりはない。


最新の画像もっと見る