てっぺいの、いつも写真でさわでぃーかっぷ

日本とタイと写真が好きなてっぺいの日常を綴った日記のようなものです。

両親の結婚記念年日に考えた

2006年06月26日 | 独り、戯れ言
「だって、あなたは2回死んでるから・・・」



今日は親の結婚記念日という事で(本当に今日だったのかな)、
エスカイヤクラブという所でご飯を食べた。
http://www.daiwa-j.com/ec/esquire.html

2年前、両親は結婚30年を記念して僕の住むバンコクに来てくれた。
あの頃僕は「もてなす心」をまだ持ててなかったので、
あまり多くの時間を過ごす事は出来なかった。

「もてなす心」・・・それは僕がタイに住んでいる時に
1番大切にしていた事だ。

僕の「もてなす心」とは、
‘そこでしか・そのときでしか出来ない事を相手に楽しんでもらう事‘だ。

一緒に行く観光地、夜遊びスポット、ご飯屋さんなんかを
相手の好み・予定にあわせて考えて、
楽しんでもらうのが僕の喜びだった。

両親が来た時は「むこうが携帯の電話を持っているから連絡がくるだろう」と思い、
何時間立っても電話が来ない事を不思議に思ってホテルに確認取ったりすることもせず、気にしなかった。
結局電話番号が違った事に気付いて僕の携帯が鳴ったのは夕方過ぎの事だった。

いつ頃からだったか。兄ちゃんが「そこでしか・そのときでし食えない物を食う」
と言っていたのが自分の中でも消化されて、
「もてなす心」というのが形勢されたようだ。

話は大きくずれたので戻そう。

今夜行ったエスカイヤクラブは入り口でカードを入れないと入れない店だ。
会員制で、従業員の女の子は皆バニーガールというのが特徴。
今まで何度か家族で行ってたのだけど、僕は初めてだった。

生まれて初めてバニーガールたるものを見たけど、
目のやり場に困ります。
何故か胸の谷間にライター挟んでるのも意味深。
とにかく、教育がすごく行き届いている感じがしたよ

ご飯を食べながら、
「僕は生まれたときは体が大きかったのに、何故背が高くないのか」
という話をなんとなくしてみた。

その時に言われた言葉が
「だって、あなたは2回死んでるから・・・」だった。

僕は生まれたときに、体重4120g・身長52cmの巨大児だった。

巨大児だったが故に難産で、生まれた時に酸欠で僕は胎児死亡だったという。
しかし、ひっぱたいてなんとか蘇生させたらしい。

母も酸素マスクを着けての出産だったようだ。

これが1回。

もう1回は1歳頃の時に、風呂場の鍵を開けて・ふたまで開けて溺れたらしい。
親が見つけたときにはうつ伏せで浮いてたという。
体温が35度以下に下がっていたらしい。
正確には死んでないけど、死に近い状態だったようだ。

この話を聞いたのは初めてだったのでとてもショックだった。

「お互いに死ぬ思いで生まれてきたんだから、辛くない人生を送ってほしい」
という母の言葉がとても心に響いて涙が出そうになった。
あと2杯ワインを飲んでいたら確実に泣いていたよ。

今夜は人生について考え、また母に感謝した、とても有意義な夜になった。

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