島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

どこにいるの?

2012-04-17 21:09:52 | Weblog
仕事から帰ると、次男坊が地図を持ってきた。

「おかあしゃん。ぼくのお家はどこにあるの?教えて?」

と私に地図を渡した。

「どこにあるかな~?あったよ、ここが次男坊のお家だよ」

というと「ふ~ん。そっか、そっか。」と眺めてる。

そして次に次男坊は私に

「じゃあ、おとうしゃんのいるとこはどこ?おしえて?」

といってまた私に地図を差し出す。

「う~ん、困ったなぁ。お父さんはお空の上だから、この地図には載ってないよ。」

と言うと次男坊は

「おとうしゃん、お家ないの?なんだかそんなの嫌だよ。おとうしゃんかわいそうだから、おとうしゃんになんだか逢いたくなってきたよ。」

といった。

そして私が次の言葉を話そうとすると、そこへ私たちのやり取りを見ていた長男坊が登場。

「おとうさんは俺と次男坊のココにおるやろ。」と次男坊の胸をさすった。

次男坊はニッコリ笑って「そうや、そうや、おとうしゃんはココや!」

と満足気。

長男坊よ、きみはいつもナイスなタイミングでお母さんをフォローしてくれるんだね。

ナイス!!!

次男坊は、また地図をながめ、一言。

「ぼくは、おとうしゃんがすきだから、やっぱりおとうしゃんにあいたいよ。」

再び長男坊。

「夢でお父さんに逢えるよ。おやすみ。」

私はその言葉にグッときたが、泣かなかった。

beat of life

パパはずっと息子達の中で生き続けている。