My Usual Life @ Fukui City

季節のうつろいと毎日の生活

久しぶりの休日

2013-03-31 | 日記・エッセイ・コラム








3月30日(土) 一日仕事のことを忘れることにした。妻の実家の家族ともども4人でドライブを楽しんだ。主たる目的は、おろし蕎麦で有名な粟田部の「森六」の場所を探しながら食べることにあった。グーグルの地図で位置は確認してあったので迷わず行くことができた。

今回は、一乗谷朝倉氏遺跡の桜の咲き具合も見たかったので、ここを経由して鯖江方面へ。
ソメイヨシノは、福井市内同様咲きはじめていたが、糸桜はまだまだのようだ。4月の中旬にならないと見頃にはならないようだ。

鯖江インター付近を左折して、417号線を今立方面へ。途中聴琴亭もあったが、ここはパス。蕎麦で有名な店だが店構えが大きすぎる。そのまま10分も行った右手に、森六ののれんと駐車場の看板が見えた。ごくごく小さく古びた民家で道路沿いにある。想像していたよりは小さな建物だ。引き戸を開けると、いきなり丸テーブルに椅子が7脚ほど並んでいた。その奥の畳の間には大きな座卓がひとつ。これも7~8人が座れば満杯になる。玄関戸を開けた左隅に小さな厨房があって御主人と奥様だろうか二人で仕事をされている。私はおろしそばの大盛りを注文した。畳の間の左奥に控えめに扉があって、そこが厠であった。トイレが近い私にとってトイレの確認は必須事項なのである。扉には何も書いていない。それが食事をするものにとっては奥ゆかしくもあると思った。壁を見渡すと、かなり多くの有名人が訪問しているようだ。厨房横正面には、道場六三郎さんの色づきの色紙が鎮座していた。そのほか目にした中には、大竹しのぶと篠山紀信の二人が一緒に撮った写真ともども色紙もそれぞれあった。今いくよ、くるよとか、数えきれないほどある。
そばは、太めの腰の強いもので風味もいい。大根おろしは吟味してあるようで、ネットで調べたところによると、何種類かブレンドしてあるようだ。後になって、じわりじわりと大根の辛味が増してくる。生醤油の味も申し分ない。さすがである。ただし、大根の辛味の苦手な人にとってはちょっと酷な面もあるかもしれない。これぞ福井県のおろしそばである。他県に行っても絶対味わえない、福井独特のそばの味である。

蕎麦の味を満足して、粟田部から武生方面へ国道8号線を目指す。途中右手に仁愛大学が見える。国道8号を敦賀方面へ向かい、途中左折して365号線を今庄方面へ。
蕎麦だけでは、そのうち空腹になってきそうなので、以前に何度か行っている野菜ソムリエのいるレストラン「ネヌファ」に行くことにした。先に今庄宿の佇まいを見ながらUターン。「おばちゃんのみせ」なる看板の店がJAの敷地内にあった。次の機会に訪ねてみることにする。今庄はおろしそばの有名店がずらりとある。
「ネヌファ」は、今庄の手前の「湯尾」(ゆのお)にある。ネヌファとは「蓮」の意。南条町に「花蓮公園」があり、日本の蓮の花の一大産地になっている。
田舎というと失礼だが、田舎に似合わないこぎれいなペンション風の建物である。本日のランチとして、オムライスのセットと、とんかつ定食のセットの両方を注文した。初めてきた二人にも好評であった。
帰り道に鯖江の「小林農園」でパンジーなどの庭用花を買った。
今回は何の写真も撮らなかったので、以前行った時の「ネヌファ」の写真を添えておきます。
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