My Usual Life @ Fukui City

季節のうつろいと毎日の生活

データで入稿される際のお願い

2006-05-19 | 日記・エッセイ・コラム

わが社の得意とするのは、ページ物の印刷です。
会議資料、プログラム、自費出版、会報、報告書etc.
数え上げると、まだまだあります。
以前はコピント印刷といって、お客様が紙に出力した原稿をそのまま版下にし、ノンブル(頁番号)を配して面付けをして、それを間接撮影して刷版を作りました。
最近は、ワード、一太郎、エクセルで作られたデータ持ち込みのケースが多くなっております。
これらのデータを加工して最終CTP出力して刷版を作成するのです。
両面印刷した場合にノンブルを両面で透かした時にピッタリ重なっていなければなりません。お客様から頂いたデータにノンブルを配したり、本文を定位置に配したりすることを面付けと言います。この作業をデジタルで行うことが印刷業者のせめてものBlack Boxなのかも知れません。
タイトルのお願いとは、ワード、エクセルでデータを作成される際、フォントにボールドをかけられる方がいらっしゃいますが、これを止めていただきたいということです。特にMSゴシックなどの11ポイント以下だと、黒く埋まってつぶれてしまいます。MS明朝も同じことです。太くしたい場合は、印刷業者にこの部分はこんな書体にしたいという希望を託されれば簡単に請けてくれます。もうひとつのお願いは、MSP明朝、MSPゴシックを使わないでいただきたい。ワードは、バージョンによって微妙に文字送りのピッチが違っています。文末を綺麗にそろえるためには、MS明朝、MSゴシックでお願いしていただきたいです。
追伸:ワードで文章を作成していると、数字が自動的にセンチュリーの書体に切り替わってしまいます。センチュリーは英文のピッチで送られます。なぜMS明朝の数字書体になってくれないのか疑問を感じるところです。ワードでフォントを設定できますから、そこで最初に数字書体の設定をしておかれるのが賢明です。