山形市文化財展示室。山形市本町。やまがたクリエイティブシティセンターQ1内。
2024年9月8日(日)。
事前調査したときにネットで見かけた。場所も大体は分かったが、山形市郷土館の受付でマップを入手しようとして受付の係員に尋ねた。しばらくは理解されなかったが、その場所が「Q1 キューイチ」とよばれていることが分かった。旧第一小学校校舎にあるからである。山形聖ペテロ教会堂を見学後、南東方向へ5分余り歩くと旧校舎が見えてきた。駐車場は近くにあるようだが分かりづらい。
国登録有形文化財の旧山形市立第一小学校校舎は、1927(昭和2)年に建てられた山形県初の鉄筋コンクリート造の学校建築で、構造・デザインともに当時の日本最先端のものであった。小学校としての役目を終えてからも大切に保存され、その歴史的価値から国の登録有形文化財、経済産業省の近代化産業遺産に認定されている。
旧校舎をリノベーションした「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」には、「創造都市やまがた」の発信・交流拠点として、元の教室を活かしたテナントスペースに雑貨店やカフェ、オフィス、ギャラリー、オープンアトリエなどが入居している。
山形市の歴史を伝える教育資料や文化財を展示している「山形市文化財展示室」は東棟1階の東端の小さな部屋に入居している。
熊の前遺跡。馬見ヶ崎川扇状地に位置する山形県庁前の熊ノ前遺跡からは、縄文時代中期(約4500年前)の竪穴住居跡や土器・石器がたくさん発見され、当時の人々の生活を復元する資料が得られた。
山形西高敷地内遺跡。
山形市鉄砲町にある県立山形西高等学校の敷地からは、県内で最も多くの住居跡が発見されている。 馬見ヶ崎川扇状地の扇端部近くに営まれた縄文時代中期(大木10式期)集落遺跡である。
河原田遺跡。弥生時代。