Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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エンターテナーか或いはミュージシャンか

2004年10月18日 16時24分06秒 | お・ん・が・く
エルトン・ジョンがマドンナの口パクについて批判したという記事を読んだ。

口パクってそんなに酷いことなんかな。昔、プリンセスプリンセスというバンドがテレビの音楽番組に出演した時に彼女達は生演奏をしたのですが(他の人は口パクだったらしい)、モニタリングとかなんとかで散々な出来映えだったらしくて、これならテレビに出演する時は口パク(ボーカルだけじゃないけど)の方がいいんじゃないかと考えたっていうようなことを雑誌か何かで読んだ記憶があります。

まあ、彼女達の演奏レベルの問題もあったのかもしれませんが(ライブでも実際には演奏しておらずトラを使っていたという話もありました)、何を伝えたいか、何をやりたいか、によって一概に口パクが悪いなんてことは言えないと思う。

マドンナは昔は好きでよく聴いていたが、私がもし彼女のコンサートに行ってそれが口パクであっても怒らないと思う。それはマドンナというエンターテナーを見に行くという気持ちだから。本当にライブで歌って音程が外れていたりとかするほうが嫌だから。

それならコンサートに行かずにDVDやビデオでいいじゃんと言われるかもしれないが、存在を感じることが出来るというのは大事なことだと思う。音楽を聴くだけではなくて、目で見て楽しむ、肌で何かを感じる、そういったことが出来るのがコンサートじゃないかなって。だから、マドンナやブリトニーを見に行ったとして口パクであっても、そこでパフォームしているのであれば、個人的にはもうまんたいなんですよ。

エリック・ジョンソンとかのコンサートに行って、ギターが口パク、いやいや、エアギターかな今風に言えば、になっていれば怒るけどさ。それはエリック・ジョンソンが即興演奏(というかギターソロ)の側面も持っているからであって、彼がそんな側面のない音楽家なら別にエアギターでも口パクでもかまわないと思う。

マライヤ・キャリーや中森明菜が口パクしてたら怒るけど、それは彼女達が歌手であって歌を聴かせるのが主であるから。そこはエリック・ジョンソンのギターソロと同じです。マドンナは歌が主ではなくて、トータルの魅力(というかバランスかな)が主だと思うから、口パクでも許せるんじゃないかなって。

ライブアルバムといわれるものだって、結構の種類で後から音を足したり入れ直したりしているそうで、それってライブとちゃうやんと思うけど、素材がライブなら立派にライブアルバムって言っちゃってるんだから、口パクしてたかってさ、そこに本物がいてパフォーマンスしてりゃえんとちゃうのって思ってしまう。

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