Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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松尾依里佳

2005年02月24日 03時23分27秒 | お・ん・が・く
敬愛する芸人ケンドーコバヤシ氏も試合に参加した、この前の大阪プロレスの大阪府立体育館大会(大阪ハリケーン)の放送があったので、プロレス好きな私は当然視聴した。大阪ではタモリ倶楽部から続けての放送で、なんとディープなセレクションなのだろうか。

コマーシャルの間、何気にザッピングすると、私好みの女性がヴァイオリンを弾いていた。可愛いなぁって思って最初は見ていたのですが、その音色に驚いた。凄く情熱的だった。数秒後、もう外見ではなく、音に聴き惚れていました。

ごめん、大阪プロレス。もうチャンネルは戻らなかったよ……。

放送されていたのは、なんと彼女にとっての初ライブということらしかった。でもそうは見えなかった。度胸があるというのか、良い意味で開き直っているというのか。自己主張がはっきりしているのか。全てだと思う。今どう足掻いてもこれが今の自分だから、という気持ちだったのではと思う。

技術的には未熟な部分もあった。初ライブだから緊張していたのかもしれない。出音が揃っていない部分もあったし、フィンガリング(でいいのかな、ヴァイオリンだから弓リング?)のミスもあったし、ミストーンもあった。でもそれがどうしたというのだろう。彼女よりも技術的に上の人は大勢いるだろう。でも彼女よりも情熱的な音を出す人っているだろうか。そんなにはいないと思う。リズム感も凄くいい。音楽のリズム(機械で決められたリズムではなく)に乗ることが出来ている。

彼女はまだまだ未熟ではあるけれども、もう自分の音楽、自分の音(トーン)を出す術を知っている。後はそれをどう磨けるかだけだろう。自分の音楽や音(トーン)を出す術を知るなんて、プロと言われている音楽家だって多くはいない。それは簡単な言葉で言えば、天才だという証明だと思う。

もう一つ惹きつけられた理由があります。それは彼女にYngwie J. Malmsteenと同じ匂いを感じたからなのです。天上天下唯我独尊のあの彼と同じ匂いを、現役京大生(らしい)でおしとやかそうな彼女に感じるというのもおかしな話かもしれませんが。これが自分の音楽だ、という明確な意思表示をしているという部分が似通ってると私は感じたのでしょう。

これからもどんどんと自分の音楽を演奏していって欲しい。一人でやるよりかはバンド、しかもバックバンドを率いてやって欲しい。今回のライブのような。

松尾依里佳という素晴らしいヴァイオリニストを知ることが出来たのは大変嬉しい収穫でした。可愛いしね(余計なことやけどさ)。

テレビ見終わった後、直ぐ書き込みしちゃいました。てへ。