5番の刺繍糸

趣味の針仕事・庭仕事・料理を中心に、日々のあれこれを綴ります。

A4書類ケース(試作編)

2012年11月01日 | 洋裁ほか

ごく親しい知り合いが、年内いっぱいでの退職を決め、
その際に、同僚に贈り物をしたいということで、
A4サイズの書類ケースを15個、依頼されました。

これは、その試作品。

下の方には何種類かの布で、パッチワーク風の切り替えをして、
刺しゅうやリボン、ビーズなどの装飾(出っ張り)はなし、
そして入れ口にはファスナーもホックもなしの、単なる袋状のままで.....
という依頼で内容したが、作り手としてあまりにも単純な形なので、
こういう形もありますよ?という提案のつもりと、
自分用にはこういう形が欲しかったというついで(?)もあって、
フラップ付きを作ってみました。





15個分のバイアスを断つのがどうも億劫で(笑)、
入れ口は、本体と内袋のどんでん返しで処理してあります。
(実は、初めてのマグネットホック使用!)





フラップには、簡単に刺しゅうをしたくるみボタンを付けてみました。
花弁も葉っぱも、レゼーデージーステッチだけで刺しています。





本体は、生成りの綿麻キャンバスに接着キルト芯を貼り、
切り替え生地を繋いでおいて、上からミシンでたたきました。
イニシャルレースワッペンは、袋状に仕上げてから、
バランスを見ながら手縫いで付けました。

予め、これは試作であり自分用と思っていたのでワッペンにしましたが、
知り合いに渡す“本物”には、オリジナルのネーム入りタグを縫い付けます。
(自分の持ち物には、ネーム入りって恥ずかしいものですね。)

これを見せると、知り合いからは、
経験上の使い勝手から、「入れ口にはやっぱり何もなしで」
という再びの指摘があって、
更には、キルト芯プラス接着芯を貼ることと、
切り替え生地のデザイン(外観)がふたつとして同じものがないように、
ということで最終形の確認を経て、
早速、先日から収めるべき“本物”づくりに励んでいます。

切り替え生地用に、様々な生地が必要になりますが、
幸か不幸か(笑)、自分の手持ちの中から充分間に合うと思います。
抽斗からあれこれ布を引っ張り出してきては、組み合わせと分量を、
また、上部に合わせるリボンを決めながら裁断しているところですね。
すべて違う布を配置する.....までのつもりはないのですが、
全体の雰囲気を大事にして、15個全部、違うものに仕上げていきます。

こういうとき、巻きで持っている色違いのグログランテープやリボンは、
本当に役に立つんですよねぇ。
量を持つ必要性って、やっぱりあるときはあるんですよ。









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