5番の刺繍糸

趣味の針仕事・庭仕事・料理を中心に、日々のあれこれを綴ります。

指先がえらいことになってます!

2016年12月21日 | 日々のこと

最近、よく身の周りに新しいことが寄ってきます。
そして、チャレンジしています。

4ヶ月前から、MEC食。
基本的に、肉、卵、チーズを食べています。
体をつくる脂質とタンパク質を必要量摂ります。
力が体にみなぎりますね。疲れ知らずです。
夫は随分と体が引き締まりました。

そして、夫と話をするにつけ度々辿り着く話題の中から、
「昔、あれをしたかったんだよ」ということ。

まずは、大型バイク。
それぞれ違った場所で青春を送っていて当時は知る由もないですが(笑)、
大型バイクに乗りたかったんです、私も夫も。
でも、ふたりとも免許を取らずにここまで来てしまいました。
今からこれに取り組むのはちょっと現実的ではないわねぇ…
というのが私の実感なのですが、
結構、夫は今でも本気で取りたがっています。

そして、ギター。
自分で弾けたら楽しいだろうなとは常々思っていたけど、
本当にごく最近になってから、猛烈にマスターしたくなった!
となればもう仕方がない、ある日「ギターやりたい!」と私が叫ぶと、
なんと夫が「俺も!」と。
えっ?そうだったのー?(笑)

この45
年、音楽がとても身近にある生活を送っていて、
スマホにありったけの曲を入れている状態だけど、
(そのためにスマホを買い換えた)
その中でも、あのアコギの懐かしく豊かな響きは、
今の私の心を何とも言えず、刺激するのですね。
ほとんど意味もなくですが、私も年取ったのかな…なんて思います。(笑)

それに単純に、サッとギターを取り出してサラリと奏でる姿はカッコイイ。
バンドの(エレキ)ギタリストをカッコいいと思ったことはないのだけれど、
YouTubeNHKの”おやすみ日本”で弾き語りをした星野源を見たとき、
猛烈にギターが弾きたいと、決定的に思った。

そして、私は実行する人です。(笑)
「ギターをやりたい!」という夫婦の合意を見たとき、
それは「よし、ギターをやろう!ギターを買おう!」に昇格し、
数日後、2
人で楽器店で3万ウン千円のギターを選びました。
(本当は1万円台のでもいいかなと思っていたけれど、
やはり道具は正直。)

そして、練習を始めて今日で4日目になります。

いや、ギターって何がすごいって、
一番に言わなきゃいけないのは、
指が思いのほか痛いのよーーーーーッ!ってこと。(>_<)

左手にとって、ギターは拷問具に近い。
あの細い金属の弦を、柔らかい指の頭でそれ相応の力で押し込むのだから、
一発で細い線状の跡が走り、しばらくすると中3本の指先が赤く熱を持つ。
なんということだろう!と思ったけれど、
でも、それもこれもギターを触ればこその証で、
2日目になると、心なしか指先が鈍感になっている(慣れている)ような気がして、
「毎日練習することで指先が慣れてくる」という金言を胸に、
15分ずつくらいの練習を毎日34回続け、今日に至るというところです。
周りにギター弾きが全くいないので、
教本とDVDとネットの情報首っ引きで、全くの独学です。

ドレミファソラシドは連続して弾けます。
これは楽勝で、一度ポジションを覚えれば何てことはない。
コードはまずAから入り、CDEG
と付随する7mは何とかいけます。
セーハ(指一本で複数弦を押さえる)のあるFBは特訓中です。
6弦全部押さえようとすると、フツーに第2関節のところが浮きますし、
3弦を押さえると、もれなく1弦がミュートされます。(笑)
今後の指のしなり(反り返り)に期待です。
っていうか、指のストレッチやってます。
あとは、簡単なコードチェンジもはじめました。

音程を自分でつくる楽器としては、トロンボーンを吹いていましたが、
あれはポジションさえ守れば、音は基本的に出ますからね。
でも、ギターは音を出すだけでも、すでにアクロバットの合わせ技で、
しかも、あんなに痛いってどういうこと!?
ちょっとしたカルチャーショックです。

意外なことに、グローブのような手をした夫も、
「痛ーい、痛ったーーっ!」と半ベソ状態なのが
可哀想と思いつつも笑っちゃうんですが、
私は数回のコード不協の後、指を立てたり横に流したり、
手首をすこしひねったり親指の位置をずらしたりで、
鳴りの悪い弦を修正していけるのですが、
(これが成功すると、次から自然とうまく鳴るようになる)
夫はどうもままならないようで、痛さも相まって、
毎回の練習時間がちょっとずつ短くなっていってるんですよね。
「がんばれ!」「大丈夫、練習あるのみなんだって!」
声をかけ、時には横に立って見様見真似でアドバイスもしてますが、
初っ端からうまくいかないというのは、本人曰く「光明が見えない」
とのことで、楽譜も読めないからTAB譜も取っ付きにくいしと、
方々でストレスを募らせているようです。

でもねぇ、でもですよ。
たった数日で諦めモードでどうする!と私は言いたい。
楽器をナメちゃあいけない。

私は3歳からかなりみっちりピアノをやっていたこともあり、
当然、楽譜は読めるし、左右の手が別の動きをすることはもとより、
人よりは独立してよく動く指を10本、獲得しています。
しかしそれもあくまでもピアノのための指であって、
私だって不安を言うと、手が子供のように小さいという点では、
やはりギターには不利だろうし、要領を得ないうちは、
満足な押弦だって非力な私には気合のいることで、
腕も短いから、ギターを抱えるだけで肩が凝るんですよ?
ただ、そんなことをいくら並べてみても、
ギターに手の大きさは関係ないと経験者から聞けば、
(5歳の子が大人用のギターで名演奏をするそうです)
それはそうなんだと、練習しかない、練習さえすればと、
信じて乗り越えていくしかないんですね。
楽器こそ、基礎は反復練習しかないんです。

ただ、肝心なその部分について、
私は楽器の経験があるから体感的に分かる訳で、
そうでない夫にすれば、
最初から何もかも上手くいかないように見える状態は、
とっても苦しいことなのかもしれません。

がんばれ、夫!
弾けるようになりたいって言ってたじゃん。
やってさえいれば、絶対できるようになるんだって!
そのくらいのものなんだって!

今日、私の人差し指に小さな水ぶくれができてました。
無理をしないように続けますが、こうやって指ができていくんだと、
日々の変化は嬉しくもあります。
長く整えていた爪も深爪気味に短くして、ギター仕様にしました。
ネイルの趣味は、一時捨てます。(笑)

あの、体の一部のようにして、まるで違う意思が隠れているかのように、
素敵なコードを奏で続ける、素っ気ない風のギター弾きには本当に憧れます。

私もあんな風に弾けるようになるかしら。
それはどのくらいの道のりなのかしら。
なんだか、ワクワクする。
いつか必ず、夫とデュオを奏でよう!






 



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