5番の刺繍糸

趣味の針仕事・庭仕事・料理を中心に、日々のあれこれを綴ります。

刺繍のブローチ

2017年04月04日 | 刺繍

刺繍ブローチ、つくりました。
atsumiさんの『刺繍のエンブレム』から。
サテンステッチ、フレンチノットステッチ、
チェーンステッチ、バックステッチの4種類でできてます。
色はやっぱり指定とは違います。



最初、真ん中のピンクと緑のしましまリングを刺して、
青紫で縁取りを入れるとなんだか色が濁って見えて、
アレレレレ?と思いましたが、
まあなんとかなるだろうと保証のない期待を抱きつつ、
周囲の青紫部分を刺し濃いグレー部分を刺していくと、
ふふぅーん、なんとかなったじゃん!で引き締まりました。(笑)
で、最後の黄色のチェーンステッチですね。
これでバッチリまとまりました。うん、楽しい。



老眼で気楽に刺した割に、意外とサテンステッチも揃ってるかな?
サテンステッチはいわゆるべタ塗り表現なので、
最近は「あんまり面白くなーい」と思っていましたが、
きれいにできると嬉しくなって「やっぱり、ありだね」となるので、
現金なものです。(笑)

サテンステッチを初めて刺した頃は、
今よりもうんと気を遣って刺しているはずなのに、
全然思うように目が揃わなくてガッカリしてました。
でも今では何が違うのか、あんまり集中力を使わなくても、
そこそこには仕上がるので、自分でも不思議です。
「慣れた手」なのでしょうね。
ありがたい。



で、裏はこんなです。コサージュピンを縫い付けています。
白い糸は刺繍のぐるりをバックステッチで処理した結果です。
手づくり感、満載!(笑)
布は切りっぱなしでほつれ止めを塗っています。
最初、ほつれ止めがドロドロとしたゲル状になっていたので、
古くなっちゃった?と焦りましたが、
ラベルの説明を見ると、そういう時は70℃で温めておくれよ、
と書いてあったので、容器ごと湯煎。
無事、サラサラの液体に戻り事なきを得ました(笑)。

楽しいですね。
でも、前の花刺繍より面倒に思うのはなんでだろう。
進み方が遅いというか。
完成していく感が少ないからかな?

早速、このブローチをして外出しました。
大きさもあって少し主張も強いので、
今度はもっとベージュ寄りの布地に刺すといいかもしれません。



花文字刺繍 ピンク&ブルー

2017年03月31日 | 刺繍

花文字の刺繍、出来上がっています。
ピンク系の華やかな楽しさと5
cm×9cmという手頃な大きさのおかげで、
前回アップした後、すぐに出来上がりました。

このまま額縁に入れても良かったのですが、
それではいかにも澄ました感じで逆にもったいないと思ったので、
これをバスケットカバーに仕立てるつもりです。

と思いつつ、刺繍が楽しかったので一旦「A」を置いておいて、
引き続き取り掛かったのが、同じく「M」の花文字刺繍。



今度はブルー系で刺してみました。
糸は指定のアンカーではないので、
色はバランスを見ながら自分で取り合わせています。

ピンク系は大体思うがままに刺していくと雰囲気出てきますし、
色自体が華やかなので、抑える分には加減がしやすいのですが、
ブルーは寒色なだけに、華やかさを出すにはちょっと難易度が上がります。

といっても、手持ちの糸の色数にもよりますが、
「これとこれとこれ」と最初に決めた色を頑なに守るのではなく、
実際に刺しながら次に持ってくる色(糸)を布に当てて、
確認しながら「いいな」と思う雰囲気の方を選ぶといいと思います。



具体的には、薄い色のバリエーションで刺しながら、
濃い色をポンポンと持ってくると纏まりやすいです。

緑は割とクリアな黄緑を中心に2種と、
少し深めのいわゆる「緑」はごく一部に引き締め役として配置。
花はパステル調の青と紫を2色、濃いめも青と紫を2色、
そして繋ぎの色を青で1色選んで配置しました。
基本は薄い色です。

綺麗だけどはっきりした濃い色ばかりを並べると、
お互いにケンカして垢抜けないですし、
かといって「薄い色=くすんだ色」にしてしまうと、
元気がなく華やかな楽しさに欠けてしまいますので、
まあ、どの雰囲気を狙うかですが、
実際に刺してしまう前に、まず糸を当てて見てみて下さい。
そのためには、遊びとしていくつか糸の色数を持っているとラクですね。
試行錯誤するストレスがなくなり、楽しく進められますよ。



私の感覚としては、
クリアな色の中にくすんだものを1色持ってくると、
そこだけ汚れたような感じがしますので、
トーンを合わせると纏まりやすいです。
敢えて外したい場合も、刺す前に布に当てて確認すれば、
「汚れ」か「奥行き」か判断できますので。

あと、ここで「薄い色」と書きましたが、
実際に店頭で糸を選ぶときに、あまりにも色味のない淡い色を選ぶと、
布の上では色が分からなくなりますので、ここにも注意が必要です。
「薄い」んですが、色は割とはっきりと乗ったものを。
というのも、この図案の花は大きくてもひとつ5mm程度。
大方1本取りで刺していきますし、小さくて色が分かり難いのです。
分からないということは、これも汚れ(くすみ)に見えてきます。
ですから、糸束で見ているときには淡くて優しくて綺麗な色…
と思っても、そこから2段階ほど濃さを上げた方が良いでしょう。
「A」にあるバラなど、中心が濃くて4色ほど使うのですが、
色のグラデーションが必要な場合、
思ったより濃いめから始めると綺麗です。

以上、刺しながら思ったことも書いてみました。


 


花文字刺繍

2017年03月23日 | 刺繍

最近、乙女なのですよ。
花模様に凝っています。

図案は細かいのでざっくり写すに留めて、
指定のステッチでバランスを見ながら埋めていってます。

あぁ…目が疲れた。
3時間くらいぶっ通しで刺したかしら。
もうちょっとやりたいんだけど、
一度限界までいくと今日の内には回復しないので、
闇雲に刺すより、置いておいた方がいいのかな。
あぁ、ひとりの晩ご飯、何にしよう。

情熱のまま勢いで差し上げてしまいたいのに、
こういうところがままならなくなってきた。
にっくき老眼!



 

 

 


ダイ・ステッチワークの巾着

2011年02月02日 | 刺繍

2~3年前に、図書館で見かけた「ダイ・ステッチワーク」という本。
“ダイ”というからには、“染め”が関係してるんだろうなぁ...とは思っていたのですが、
それにしても、この表紙の作品↓は図案が単純というか素朴というか、
カットワークでは、ハーダンガーやヒーダボーの方に馴染みのある私にとっては、
この“ダイ・ステッチワーク”のルーツは何なんだろう?と思っていました。



しかし、この本を見ればすぐに謎は解明します。
これはカットワークの手法ではなく、
背景(影)
になる色の部分を染めておいて、境をチェーンステッチで刺し、
いわば、カットワーク風の効果を出すという手法でした。
本来のカットワークなら、ステッチでほつれないようにしてから刺繍布をカットし、
裏から別布を当てて色を出し、仕上げるところですが、
これは、1枚の布の上ですべてをやってしまうということです。

おぉ、これはなんと!
染めるといっても、手軽な染色マーカーで塗るだけみたいだし、
それでこんなに、カットワークらしく見えるもの?

この本を初めて手に取ったときは、
なんとユニークな、そしてなんと割り切った手法だろうと、
正直、半ば感心、半ば放心していたのです。

でも、何だか気になる。

なぜだか、懐かしい気もするんだよねぇ。

何だろう、この感覚.....。


もしかしてと思い、うちの本棚を端から眺めていくと、
母から引き継いだ古い古い手芸本の一角に、こんな本がありました。
「 小倉ゆき子のニュー刺繍 」



題名こそ違いますが、その下のサブタイトルにあるように、
まさしくこれはダイ・ステッチワークの本でして、
確かに、母がこれを持っていたことを思い出しました。
発行は昭和62年になっています。
ということは、今から24年も前には、
小倉ゆき子さんは、この手法を世に出していたのですね。

当時、母が実際に何か作ったか、私の記憶にはないのですが、
( もしかしたら手作りのエプロンに、この刺繍が入っていたかもしれません。)
それでなくても、この一種“お母さん”っぽい雰囲気は、
私に懐かしさを与えて当たり前のものだったのでした。



今では、2010年8月の“すてきにハンドメイド”にも登場し、
教科書は色々と揃います。

.....と、つらつらと思い出話を書いてきてナンなのですが、
実は、これをやる直接のきっかけになったのは、
サインペンのような染色マーカーに興味を持ったこと。
200円前後で売られていて、細字と太字のツインマーカーになっています。
色の種類も豊富。そして本当に塗るだけで染められる。( アイロンで定着!)
私は、某手芸店オリジナル製品の、グレー、茶、カーキを買いました。

そして、本題の作品の方です。

チェーンステッチなんて、どれくらい振りだろう?
いや、実際には刺した記憶なんてほぼ無いに等しいから、
本格的に刺したのは、これが初めてかもしれません。
お恥ずかしき針目.....





でも、誰にでも何にでも初めてはあるもので、
ステッチの拙さは気にしません。
だって、ほら、へたっぴなチェーンステッチでも、
ちゃんとカットワーク効果が出ているんですもの。
( 図案は「ニュー刺繍」から )



本当に簡単に出来てしまうのに、仕上がりはとても楽しい!
日常的に使うものに仕立てるなら、
カットワークよりずっと丈夫で実用的だと思いますし、
二重の意味で合理的ですよね。
これならたくさん
、気軽にプレゼントできます。
あと、既製品にも全く問題なく刺せますね。

本の指示では麻布が多いですが、私は綿を使いました。
袋に仕立てるときには、刺繍保護の意味で薄い綿をもう1枚重ねています。

布と糸、染料の色合わせで色んな雰囲気が出そうですし、
今回のように、小さな図案で小さな巾着だとハギレの上手な利用法にもなりますし、
カーテンや布団カバー、クッションやテーブルクロスなどの大物インテリアや、
ブラウスやエプロン、ナイティのワンポイントにも向いているので、
とてつもなく応用範囲が広いですね。

こういう、“正しい”雰囲気、好きです。
まだ試作のような段階ですが、早速、母にプレゼント。
( そのために、母のイニシャルにしました。)



古くさい...?

おばさんくさい...?

いえいえ、とんでもないことです。

素晴らしいものを手に入れました。






「それは根気が要りますなぁ...」

2008年05月08日 | 刺繍


「 それは根気が要りますなぁ... 」
手元をライトで照らしながら運針する私に、
横からニョッと顔を覗かせて、夫が言いました。
「あはは、そうなの、根気が要るのよ。なかなか見た感じが変わらないでしょ」
夫のしみじ加減がおかしくて、私は思わず笑ってしまいました。

こんな風に夫も呆れるくらい、代わり映えのしない下刺しを続けていますが、
早く目処をつけたいと思う反面、スピードはなかなか上がらず...。
白刺繍はどこまで行っても、白一色だなぁ。(当たり前なんだけど!)
あぅあぅ、ちょっと苦労しています。(_ _|||)



絶版になっている本、松浦香苗さんの『 わたしの好きな布 』。
これを、ある伝手で譲っていただきました。
最後の最後、私が欲しいと思っていて持ってなかった香苗さんの本。
状態も良く、嬉しいです♪



この時期の香苗さんは、フィードサックを使った作品が多いですね。
蚤の市めぐりや、ヨーロッパに残る古いキルトの紹介など、作品以外のページも多いです。
図書館で借りる日々だったこの本ですが、また改めてじっくり読んでみようっと。
これで一応、香苗さんコレクションは完成かな?

そうだ、昨日書いたお隣の整地で、すっかり違った景色になりましたよ。
近所の子供たちが走り回ったり、ウン○ング中の猫と目が合ったりで、
妙にスースーした広い空き地が出現しました。
でも、不動産屋の看板もなくなったから、これはいよいよ売れたかな?
町内会の草刈りでは、うちがお隣の草も刈っていましたので、
その作業がなくなれば夫は喜ぶことでしょうが、
やっぱり、お隣は空き地のままがいいかなぁ...なんて思う私です。
まあ、どう思うと建つときは建つんですがね。(^ー^;







パディング、進めています

2008年05月05日 | 刺繍


午後になってから雨が降りだしました。
ここ数日の暑さからいうと、少しホッとする光景です。

さて、夕食の準備をしながら、また刺繍をはじめました。
サテンステッチをふっくらさせるための下刺し(パディング)は、
面積が小さいながらも、案外ストレスなく進んでいます。



思い切って、アップを載せてみました。
下刺しは2回行ってますが、どうでしょう? 少しボリュームは控えめですね。
表面に凸凹がなければ良しとしているので、左右の糸の並びはあまり揃っていません。
最後の仕上げのサテンステッチに神経を遣いますので、
集中力温存の為にも、この部分ではまだ気を抜いてます。(^ー^;

......なんて言い訳していますが、
下刺しからビシッと乱れなく刺していくのが、本物なんでしょうね。
最近、アンティークの良いものをたくさん見てきただけに、そんな気がしています。




みにくいアヒルの子

2008年04月30日 | 刺繍


普通、クロスステッチでもフランス刺繍でも、
刺していくごとに色が増して、華やかになっていくんですが、
この白糸刺繍は、下刺しの時点ではずっと寂しい景色なんですよね。

昨日はお昼過ぎには家に帰ってきて(
神社周辺の清掃をしてました)、
家事、少し昼寝、家事の後、夕食が済んでから刺していましたが、
なかなかパッと見た感じでは、変化が起こっていません。
今は“みにくいアヒルの子”状態だから... と自分に言い聞かせて頑張ってます。(笑)
( なーんて言いながら、本当は楽しんでるんですけどね。 )

今朝はフトモモが痛くて、ちょっとショックです。(_ _|||)
“次の日に筋肉痛が出るのは若い証拠”なんて言いますが、
そんなに激しい運動した訳でもないのに、疲労感も残っているのが嫌ですね。
運動不足を痛感です。足腰弱ってるー。(>_<")




いわば、塗り絵の輪郭

2008年04月28日 | 刺繍


今日は夫の帰りが遅いので、夕方から時間を忘れて刺していたら、
すっかり夕ご飯を食べ損ねてしまいました。嗚呼、お腹空いた......
これを書いたら、何か作ろうと思います。

さて、肝心の刺繍ですが、花の装飾の方から刺しています。
手を慣らしてからモノグラムに入りたいなと思って。

花の茎の部分は、アウトラインステッチが一般的でしょうけど、
ここも幅の細いサテンステッチでいきます。
洋書の『
Monograms 』の中では、サテン・アウトラインステッチと説明がありましたが、
幅が細いだけで、基本的には
パディッド・サテンステッチと同じようなものです。

最初に輪郭を全部とってからパディングに入るつもりですが、
一部、糸の半端な残り具合によって、パディングの1回目を刺してるところもあります。



使っているのは、25番刺繍糸1本どり。
糸は40cmくらいの長さにしているのですが、
25番の刺繍糸1本が、さらに2つに分かれてくることがあるので、
あまり状態がよくないですね。もっと短くしてみようかな。

刺しだすと、早くサテンステッチに入りたいという一心で、
案外、この地味な下準備も進んでいくものです。
この布はパディングも刺しやすい(揃いやすい)ので、
仕上げのサテンステッチも刺しやすいかな?楽しみです。






モノグラム刺繍の下絵

2008年04月27日 | 刺繍


私としては、いよいよ始動!といった感じです。
やらなきゃいけない用事は、未だたくさん抱えておりますが、
ひとまず下絵を写してみました。

白の綿サテンに、白糸で刺していきます。
まだアブローダーが用意できてないので、25番の刺繍糸でいきます。
図案はユキ・パリスさんの『 イニシャル&モノグラムの刺繍 』より。
綿サテンは
ベッドオーナメントより厚手で光沢も強いものにしました。
ほかの刺しかけのものを残しつつ、こちらをはじめます。



さて、Internet Explorerですが、やっぱり使いにくかったので7から6に戻しました。
IE6をダウンロードし直しても、バージョンダウンは出来ないので、
“システムの復元”で、IE7を導入する以前の復元ポイントに戻しました。
ボタン一発、ポン!でOK。あぁー 落ち着いた。
“システムの復元”は、「スタート」→「ヘルプとサポート」から入ると分かります。




ポーチが完成したものの...涙!!

2008年04月06日 | 刺繍


やってしまいました、父のポーチ!!(>_<")
初めてファスナーに口布をつけるデザインにトライしたら、
口の部分にシワが寄ってラインも微妙に波打ち、持ち手の角度も歪んでおります。
フォローのしようのない失敗でございます...嗚呼......悲しすぎるっ!!

パーツをすべて丁寧につくって、確認して、アイロン掛けて、本体を縫い合わせ、
最後の最後、口布と本体を中表に縫い合わせるところで、
私の未熟な腕が「これでもかー!」というほど、露呈されました。ヽ(`0(○☆ オウッ



中にポケットをつけましたが位置が高すぎて、
ファスナーがフラップのようになって、ポケットの口が隠れてしまいます。
口布の分、中に下がってくることは分かってたはずなのに、計算が甘かった... (_ _|||)





ああぁ~っ!バッグの仕立てのコツって、
自分で数をこなして、慣れていくしかないのでしょうか。
誰かに教えて欲しい...あの部分、この部分の縫いにくいところ。
どうしたら、上手くつくれるのかなぁ...ぁ...?

明日両親に会う予定があるので、一応持って行きますが、
父に「これは失敗なんだけど...」と説明してみよう。
多分、どこが失敗なのか、父には分からないだろうけど。(笑)
あとは母にどこがまずかったのか聞いてみます。
大体、的確なアドバイスをくれますので。

これは、新しいものをつくり直さなきゃまずいです。
こんな出来のものを、人に使わせてはイカンのですっ!(ノ_<。)
雰囲気は気に入っていただけに、残念です。

皆さんは、失敗されることはありますか?
また、このタイプのバッグで苦労した方、いらっしゃいましたら、
失敗話で盛り上がりませんか... 。・゜・(*ノД`*)・゜・。




刺繍は黒にしました

2008年04月05日 | 刺繍


父のポーチ、イニシャルの刺繍が出来上がりました。
ファスナーを黒にするのに合わせて、結局、糸も黒にしました。
写真では紺色に見えますが、この糸は真っ黒なCOSMO600番です。

布と糸に色の差がない分、刺しにくく、
刺しにくいということは、自分の刺してるものが見えてないということで、
結果、バラつきを見逃すことになって、緊張感も低下していきます。
やはりこの刺繍は、刺し続けて手が覚えていることと、緊張感が大事ですね。
改めてそう思いました。

また、カラフルな色で女性らしい優雅なものをつくる訳ではないので、
いまひとつ盛り上がらない自分がいたり......(^ー^;
同じ手づくりでも、好きなものをつくるというのが如何に素晴らしいことか、
これもまた、改めて感じました。(父のポーチが嫌だという訳ではないですが)
私が手づくりを仕事にすることに、どこかしら抵抗(危機感)を覚えるのは、
こんな我儘に近い気持ちがあるからかもしれません。



しかし、これまでで一番ぽってりとボリュームのある仕上がりで、
存在感がありながら、布も糸もマットな質感でとてもスッキリしていてます。
刺繍を小さめにしたのも良かったかな?
やっぱり、3色刺繍も刺したいので、仕立ては明日にまわしまーす。




父のバッグ

2008年04月04日 | 刺繍


昨日、母から、父がポーチを作って欲しいと言ってる、と聞きました。
男の人がポーチ?と違和感があるかもしれませんが、
父の七つ道具といいますか、貴重品を入れて持ち歩く鞄とは別に、
それ単独で持ち歩くこともあれば、鞄の中に入れておくこともあるという、
そんなポーチを父は愛用していて、最近の私の手づくりぶりを知っている父から
「お父さんのも、ひとつ...」と注文が入ったのでした。

母とも相談したのですが、
改めて男の人の持つポーチを考えてみると、案外難しいんですよ。
布でつくる袋物ですから、なにしろイメージが柔らかい。
素材から色から、形、持ち手の有無などなど......
当然ながら、使い勝手の良いものにしたいですしね。

私の手持ちの布は、主にパッチワークに使うためにありますので、
“厚みのある出来ればハードな素材で、渋い色目でやっぱり無地がいい...”
などと頭では想像するものの、そんな布はこの膨大なストックの中にも、ちょっと見当たらない。
藍染の麻布はあるけど、最初の色落ちが心配だし、
実は男の人に持って欲しくないのですよねぇ、私の趣味としては。

あと、持ち手なんですよ。
あったほうが絶対に使い勝手はいいのですが、
既製品のお弁当袋のようなカジュアルさは、絶対に排除したい。
スーツ姿の父が片手に持って、願わくば年齢なりの威厳を損なわないものを。

さあ、ここら辺の考えをまとめて、早急につくらなくてはなりません。

今日は夫と外でランチを食べた帰りに、お店で布もちょっと覗いてみましたが、
想像するようなものが全くない!帆布もインテリアクロスも違う!
これはもう手持ちのあの布でいくしかないな...と思ったのが、
最初の写真の、深いブラウンの綿麻の布。
これは、夏のパンツやワンピースをつくるといいなと思って、
たくさん買っておいたお気に入りの布。

これに、さりげなくイニシャルを刺繍してみようかと思っています。
あくまでも渋くいものを目指してますが、刺繍の色は何色がいいでしょうか?
このグリーン、写真には撮ってみましたが、明るすぎていけませんね。
やはり、渋く深い色がいいでしょう。布の色と余り差がないような。

3色刺しの刺繍を一旦休めて、こちらに取り掛かります。
こんな風に理想は書いてみたものの、どんなものが出来上がりますか。




旅行に行きたくなります

2008年03月22日 | 刺繍


こんな陽気の日は、帽子をかぶって出掛けるのもいいのですが、
家にいてリビングからのんびり、庭を眺めるのも好きです。
キッチンに立つと、リビングを挟んで向かいの大きな窓から庭が見えるので、
庭と、空と、たまに散歩中の人の姿が目に入って、
今日は窓も少し開けているので、まだ少しひんやりする空気に触れながら、
あぁ...もう春なんだなぁ...とひとりでぽーっとしています。

このトラベルポーチのストライプ布は、当初、
違う布を使うつもりでした。
もう少し太いストライプで、色はグレーだったんですね。
でも、この布ありきで刺繍糸のブルーをチョイスして、それでゴーサインは出てたんです。
しかし本当に偶然、寸でのところでこのブルーストライプに出逢い、
急遽、こちらの布に変更しました。
うーん、ぴったり!(^ー^*) 最初からこうだったんだよっていう顔してる。



こういうものを見ていると、旅行に出たくなりますね。
今なら円高でアメリカ旅行が有利だろうけど、やっぱりヨーロッパがいいなぁ。
エアーとホテルだけ予約して、贅沢じゃなくていいから、落ち着いた旅行を。



さあ、現実に戻って、つくる過程のことをお話しすると、
口はファスナーもボタンもつけない代わりに、初めてのパイピングにチャレンジしました。
長さは短いんだけれど、カーブしてるし、とにかく上手く出来るかどうか不安でした。
しかも、キルト芯・裏布・表布と重ねて、そこにリボンとパイピングも挿み込んで、
中表に縫い合わせて返し口からひっくり返す方法だったので、
それでなくとも思い通りに見たいところが見えない、予定通りに針が入らない。
うーん、手縫いにしても、やりにくい...... (^ー^;



これは、ひとまずしつけをかけたところ。(用心深くやりました)
カーブのところもひっくり返すと引っ張られるから、少し余裕入れて...とか、
でも、まっすぐパイピングが通らないとカッコ悪い...とか。

このパイピングは、何故か100m巻きのものが2巻きもあって、
今回やっとパイピングデビューだというのに、
一生分の白のパイピングには困らん!という訳なんです。( ゜▽゜;)
ちなみに、1.5cm幅のグログランリボンは巻きで5色、
他には、出番の多いサテンリボンも巻きでいくつか準備してあるので、
こういうときに焦らず、好きなものを好きなように使えて安心です。
( パイピングのストックはやりすぎだと思うけど...(;゜∇゜)σ )



中はシンプルに、ポケットなし。なんにもなし。
オリジナルスタンプだけシルバーで押しました。

旅行のお供もいいけれど、保険証や通帳を入れて日常使いに、
また、私だったら、刺しかけの布とフープ、糸分けのできるニードルブックを入れておいて、
ちょっとした外出や旅行に、これを持ち歩くでしょうね。
でも、お嫁に行ってしまうので、私にもそれは叶わずぅ。(>_<")



本来の刺繍は、こういうものでした。
随分と雰囲気が変わったでしょ?
やっぱり、自分でつくった方の雰囲気が好きです。(人´∀`).☆.。.:*・°




トラベルポーチ、完成

2008年03月21日 | 刺繍


やったー。ポーチが完成しました。(^ー^*)

外が明るいうちに仕上げて、自然光で写真撮って...と思ったのですが、
ギリギリアウト、間に合いませんでした。
今回のポーチは、初めてやる仕立ての方法だったので、
時間も掛かり、ちょっと疲れてしまいました。

ということで、写真はとりあえずのものです。
しかも布が細いストライプなので、どうしてもモアレになって困ってます。(>_<")

デザインは笹尾多恵さんの『刺しゅうのインテリアと小もの』より、
大きいサイズがランジェリーポーチ、小さいサイズがトラベルポーチとなっている、
小さい方をつくりました。縦16cm×横20cmのサイズです。



本当はマチをとって完成なのですが、
キルト芯も挟んであって厚みがあるので、マチをつくりたくないんですよね...。
どうしたものか。

それでは、これから夕食を作らないといけないので、
( 横になって腰を伸ばしたいけど、頑張るぞー! )
また改めて明日、ご紹介したいと思います。




刺繍とランチ

2008年03月20日 | 刺繍


今日は風が強かったです。小雨もパラついていたし。
そのせいか、少し肌寒く感じました。

さて、今日はお昼前から夫と買い物へ行きました。
10kgのお米を買いたいというのもあったし(ヒヨワぶって、重いものは夫に頼る)、
ついでに2人でブラブラしようかという事になりました。

私は私で洋裁関係のものを見て、
夫は夫で、同じフロアにある家電売場や本屋でウロウロ......。
今日は、私が先に買い物を済ませて夫の肩を叩きましたが、
いつもは大体、私が夫を待たせてしいます。
焦りながら、申し訳ないと思いながら、
ザッとでもいいから、気になるものをひと目見ておきたいんですよねぇ。(^ー^;
自分ではものすごく抑えてるつもりなのですが、夫にしてみれば溜息モノだろうなぁ。

買い物を済ませたら、時間も時間ということで、お昼を食べることにしました。
初めて入った中華料理店。
私はいかにも目玉っぽいサービス定食を注文。
夫はジャンボラーメンと餃子。

じゃーん!私のはコレ。



ピリ辛ソースのから揚げがものすごいボリュームで、思わず絶句。
今こうして写真で見てみると、ご飯のボリュームもスゴかったんだわ。(^ー^;

で、肝心の味の方はというと、うーん...なんていうか、ラーメンのスープは間違いなく薄かった。
「出汁はどこにいるー?」と言いながら、テーブルにあったコショウを振ろうとしたけど、
これがどうやら空っぽ。皆、こぞってかけたんだろうね。( ゜▽゜;)

ピリ辛ソースは、辛過ぎないけどピリピリは強め、子供には無理だと思われた。
から揚げの下にはオニオンスライス(厚め)が敷いてあって、
「何故に下に敷くぅ?」と不思議だったけど、生玉ねぎが苦手な人向けの配慮かしら...とか。
除けやすいから。

でも、美味しかったです、ラーメン以外は。(^ー^;
から揚げは餡かけじゃなくサラッとしたタレで良かったし、
しかもこれが670円というのだから、驚き!満腹!( ´З`)=3

ちなみに、夫のジャンボラーメンって何がジャンボなの?と思っていたら、
具が盛りだくさんなのでした。(;’д’)
唐揚げ2個に、こんもり盛られたほうれん草ともやしとコーン、
分厚いチャーシューも2枚あって、ラーメンが大盛りという訳ではなかったです。
でも、これも同じラーメンなので、味は上に同じく...です。
( 可愛そうに、我が夫... ここはラーメンは頼んじゃいけないとこなんだよ、きっと。 )

そんなこんなで、家に戻って刺繍をはじめたのが夕方近く。
でも、出来上がりました!



布が薄いのもあって、少し引きつれてシワが寄っていますが...
いやいや、大丈夫でした。この後、糸を避けながら細かくアイロンをかけると、目立たなくなってホッ。
刺繍枠をはめて刺すので、その分、糸にもテンションが掛かって出来上がってしまうのかな?

本で得る知識も、人から教えてもらえるコツも大好物(笑)だけど、
刺し方そのものと手加減と、これからの経験で自分なりに改善していくのが楽しみです。



白刺繍が一番難しく、最上の贅沢!と思っていました。
でも今回ブルーで刺してみると、針の出し入れによる文字のエッジがはっきりと出てしまうので、
こちらの方が難しいのでは...?と思いました。
上達しようと思ったら、色糸に限るかも。

今晩は、二人とも夕食抜きです。何だかお腹が空かない...(^ー^;