獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

ヘルパー事業所を開業して思うこと 人にやってもらうというのはホントむずかしい

2024-06-03 21:27:09 | 全盲視覚障害者によるヘルパー事業所開設プロジェクト
やってみて 言ってきかせて させてみて


6月から稼働した、私が設立したヘルパー事業所。視覚障碍者による視覚障碍者のためのヘルパー事業所。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。


稼働しておもったのが、伝票作成、事務作業がおおいということ。目の見えない私は、紙の伝票はなかなかよみとれないので、ヘルパーさんに一緒に作業してもらっている。就労支援特別事業というサービスをつかうと、視覚障碍者が就労のときに目の代わりになってもらいたいときに、ヘルパーをおねがいできる。ありがたいね。私の住んでいる豊中氏には、そのような制度、豊中市重度障碍者等就労支援特別事業がある。


ただ、この特別事業のヘルパーさんに事務作業をおねがいする場合も、必ず、視覚障碍者と一緒に作業しなければならない。これ、やっといてね、とヘルパーさんに丸投げできない。
人と一緒に、人におしえながら事務作業をすすめてみておもったのが、とても、まどろっこしい。人に何か支持してやってもらう一緒にやることがこんなにまどろこしいとはおもわなかった。


一緒につくった、ワードやエクセルののファイルを、保存してもらうひとつとっても、パソコン知識がほとんどないヘルパーさんにやってもらうのは、すごく時間がかかる。まず、デスクトップとか、右クリック、コピー貼り付けの方法も知らないヘルパーさん。
なので、私は、ヘルパーさんの作業しているパソコンに別にキーボードをつないで、音声よみあげで操作しながら、おしえてあげて、一緒に作業。とても時間がかかる。できあがった資料を別の人に確認してもらうと、レイアウトがくずれていたりと、また一苦労。


よく、特別事業で、いろいろな作業を一緒にやってもらう場合一番問題なのは、ヘルパーさん、ヘルパーさんの能力ということをよく聞いたけどそうだね。そのとおり。


ヘルパーさんは、どちらかというと、事務作業よりも、体を動かすことがあっている人がおおいので、エクセルやワードなどさわtたことがない人がほとんどかもね。ただでさえ、ヘルパー不足、パソコン操作ができるヘルパーってさらに不足してるんだろうね。


ヘルパーさんにおしえながら、実際に、アイコンをさししめしながら、やってみせて、その後やってもらう。私は働いていたころ、部下などいなかったけど、だれかに教えるてこんなにめんどうくさい、時間のかかることだったのね。自分で会社を設立、経営してみて、よくわかった。


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