いつの間にか、霙は雪に変わっていました。寒いはずですね。
前日に引き続き、懐かしい作品からご紹介させていただきます。
本日は一点ものの商品として製作したシルバーバングルです。
思い切りの良いデザインと、ざっくりした雰囲気のオーバーレイが力強さを感じさせる作品で、私のお気に入りです。
製作は5~6年くらい前でしょうか?
太陽と、その太陽に向かって手を伸ばしている様を直線的なデザインで表現しています。
この頃はまだ石を使った作品がほとんどで、こうした石を使わないでデザインしたジュエリーはとても少なかったのです。
インディアンジュエリーの影響を色濃く感じますが、その頃の太陽が、土臭過ぎなくスタイリッシュなテイストを織り交ぜた雰囲気を出そうとしていたことを思い出させる作品かと思います。
今までの自分の作り方をもう一歩前進させようと、葛藤と共に楽しんでいたのだろうなぁと、この頃が懐かしく思えます。
そうした気概は常にあるのですが、節目のようなときが何度かあり、ちょうどそうした節目を作品から感じます。
私としてはとても印象深いシルバーバングルです。