中年男のレースにかける夢

仕事を持つ傍ら、45歳にしてレースにかける夢を追う姿と体験をブログに記す。

星野一樹。

2009年09月02日 | Weblog

 

  先週、FポンとF3がオートポリスで開催されたので行ってきた。
友達の小泉さんがF3に出ていたので、お会いすることが出来たし、京都の友人カワサキさんとも会うことが出来たので、何かとてもラッキーな気分。

  で、ついでにFJクラスのレースで、毎回応援している坊主が危なげないレースで優勝し、これまた出来事だった。

  いい時には、いい事ばかり起こるものである。(しかし、人間万事塞翁が馬という諺もあるので要注意*笑)

  昼食時、私がいつも寄らせて貰っている“うかれ亭”の横を通るよーく知っている人物を確認。(良く知っているが、話したことは数回。それも世間話とかではなく、良くない事でしか無い。所謂クレームを言われた・謝ったの類でしか無いのだ。)

  思い切って恐る恐る声を掛けた。

 「星野さん、昼ごはん食べました?」

 『いや、まだですけど・・・。』

 「じゃあこちらでお食べになりませんか?」

 『えっ?いいんですか?』とニッコリ笑って下の写真の通り。

  星野一樹さんって、もの凄い人物。
だってこの人、俺からどんなことされているか知ってる?
ひとつ目は、昨年のオートポリス戦の時、100R走行中にタイアかす踏んでコントロール不可能になった私の車の横を通りかかって、星野さんの車をコースアウトさせてしまった。(当然118号車はドライビングスルーペナルティー)

  当然一樹さんがすごい剣幕でうちのチームピットまで来られて・・・。走行中だった私は、相方のGuts城内にドライバー交代した後、一樹さんところに謝罪に行ったのですが、それはそれはえらい剣幕でお怒りでした。

  それでもGuts城内は『心配要らんよ。大丈夫!一樹は分からない人間じゃないから』そしてこう付け加えた。『俺のレーサー仲間で一番一樹がまともで人間らしい。』と・・・。

  でも、あの剣幕じゃ~、ちょっと信じがたかったが、・・・。オートポリスのレース終了後、一樹さんうちのピットにわざわざ来られて、『あの~、さっきは済みませんでした。レース中でカリカリ来てたもんで、言い過ぎました。謝ります。』って・・・。

  それを見たGuts城内は、『ほらね!』と誇らしげに私の方を見ていました。

  だけど事件はこれで終わらなかったのです。今年のFuji400Kmの予選の時、チェッカー間際に、MOLAの進路を塞いだ形になってしまったのですが、これに頭に来た一樹さん、私の車の前に強引に割り込んで、ピットに帰って行きました。(この行為により確か一樹さん罰金5万円だったと思う。)

  さすがにココまでやってしまっているので、まともには相手にして貰えないでしょう、
普通は!だから恐る恐る声を掛けたのです。

  そしたら一樹さん、やっぱGutsが人物だと太鼓判を押すだけある。とても礼儀正しい好青年でした。ファンになってしまいました。

  スポーツマンシップをよく理解していらっしゃいます。チェッカー後は人に文句を言わない。(ラグビーで言うならノーサイドの笛が鳴ったら、敵味方無く全員がラガー。攻める方向の無い友達同士。)徹底されていますね。

  亡くなった父が口癖のように言っていました。『直ぐにカーッと来る奴に悪い奴はいない!それは直ぐに冷静になれるからだ。』また、『感情を表に出さず何を考えているか分からない奴ほど信用出来ん!』

  父が言っていた事、初めて納得できたかな?(笑)

本当はFポンという題でブログ書きたかったのですが、つい嬉しくなって・・・。

 

 

 


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3 コメント

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ありがとうございます。 (カズナリの父)
2009-09-03 11:39:01
こんにちは、カズナリ父です。本当にカズナリがお世話になっていまして申し訳ございません。アイツも新学期が始まってから、勉強にカートにとイキイキしているのは、全て宮○さんのお陰と思っております。本当に楽しそうにしています。9月のレースにも良い結果を報告したい様で、何時に無い気合いとやる気モードです。一樹選手の様にやる時は完全燃焼して人の気持ちがわかり、仲間に感謝して明るい人間になってもらいたいです。これからもカズナリの力になって頂けますか。宜しくお願い致します。 カズナリ父
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Re:ありがとうございます。 (カズナリのマブダチ(笑))
2009-09-05 00:31:33
 今晩は。
お父さん、とんでも有りません。一成君に出会って、私の方こそ心癒されています。
 レース界に居て、一成君の存在は私にとって大きな励みとなりました。成人の人間と友達になる事と訳が違います。小学生に好意を持たれて、こんな風にお付き合いが出来るようになったのですよ!こんな素晴らしい事はありません。
 
 言ってみれば、「相思相愛」(古い言い回しですが・・・)です。しかし、この関係を上手く長続きさせて行く為には、それ相応の努力が必要であるという事は、分かっております。

 私も一度関わった以上、中途半端なことはしたくありません。一成君が将来一人の人間として成長した時に、私の存在が何らかの影響を齎し、立派な人間になって貰えるように真摯に向き合っていこうと思っております。

 決して甘やかしたりはいたしませんし、人間として、男として何が必要であるかを付き合って行く中で形成して貰いたいと思っております。

 最終的には、お互い縁があって知り合えた事を心から良かったと思えるようになりたいです。

 お父さんのコメントから汲み取るに、既に一成君は「4つの約束」を励行しているようですね(笑)頼もしいお子さんです。きっとお父さん・お母さんの育て方が良かったのだと思います。私は、育て方を間違ったせいか、私の子供は×です。(笑)


 そう言えば、一成君は長男と同級生でした。長男と同じ年の親友って言うのも、少し不思議な感じがしますね(爆)

 明日・明後日はガッツとオートポリスです。

一成君とのお付き合いは、心配ご無用です

 ではでは
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ご指導をお願い致します。 (カズナリ父)
2009-09-05 10:55:13
おはようございます。
東京は、気持ちの良い秋晴れとなっております。
本当に嬉しいです。心強い御言葉に感謝して感激してしまいました。
カズナリも言っている事は少しずつ大人の考え方になって来ましたが、男孫が一人だったもので、爺さん、婆さんにやんわりとされていましたので、世間に揉まれていなかった為にまだまだ世の中常識が備わっていませんでしたが、4つの約束をしてから、カズナリなりに考えているようです。人にやれと言われてからでは駄目と言って、勉強の調べ物をしたり、カートのメンテナンスをしたりと短い間に変わって来ました。親は裏切ってもゆくゆくは、許してもらえますが、仲間、親友は一度裏切れば最後だと教えています。私もまだまだ未熟です。カズナリに教えられていない事も沢山あります。僕は宮○さんの様な人柄、考え方、富士、鈴鹿でしか会ってはいませんが仲間の方々の人の良さが大好きです。是非ともカズナリにも宮○さんの様な本当の人間になってもらいたいです。御指導御鞭撻を宜しくお願い致します。勝手なお願いで申し訳ございません。カズナリ父
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