なんだかたくさんの人が来てくれるようになったので、今日も更新。いつもは土曜日はお休みなんだけど、サービス精神!でも短めね、今日は。
海外の電子新聞、電子雑誌は面白いのに、日本のは紙のをPDFにしただけでイカンのじゃないか!と、いささか熱い、いや熱苦しいことを書いてしまっていた。
でも金曜日、国産の電子雑誌で良いものが出たよ。その名も、『Photo J』。発行はなんと、毎日新聞社。
”なんと”という言い方には、すんません、毎日新聞社”なのに”良い電子雑誌だぜ、って意味込めました。だって毎日新聞ってネット関係に保守的なイメージあるもんで。でも、だからこそ、頑張った人たちがいたんだろうね。
『Photo J』は"紙のものをPDFにして済ませた”コンテンツではない。そもそも、”紙のもの"がないからね。iPadオリジナルな電子雑誌なんだ。
何が"良い"かって言うと、iPadのタテでもヨコでも、という端末特性をちゃんとふまえて作られていること。動画も少しだけ使われていたりもするけど、そこよりもとにかく、タテヨコ両方でしっかりしたレイアウトを組んでいる。
「電子雑誌はPDFじゃダメなんだよ!」の記事の中で紹介した、TIME誌と同系列の組み方をしている。ひとつの記事のどこからでも次の記事に行けるのも同じ考え方。
それに加えて、えーっと言い方悪いけど"上手に手を抜いている"。iPad用の電子雑誌は個々の記事をタテとヨコの2種類のレイアウトを組まないといけない。そこが面白いけど、大変だ。作業は2倍、みたいな。でもPhoto Jは、ヨコで組んだレイアウトを生かしてタテで見せたりしている。こういう上手な手抜きは"有り"だと思うな。読む分には読みやすければいいわけで。
そういうことも、アイデアのひとつだと思うんだ。
TIME誌タイプだなあ、と思っていたら、Twitterで@Ksitigarbhaさんが、TIME誌と同じツールを使っているのだと教えてくれた。(Ksitigarbhaってなんて読んだらいいの?)これも、決して真似しんぼだとは思わない。後書きによれば、4月にiPadを手にして創刊を決めたそうで、そんな短い時間の中でTIME誌の作り方を調べたりなど、よく頑張ったもんだと感心する。尊敬しちゃうよ。
それから、もうひとつ、紹介したい。日刊スポーツのiPadアプリ。これが、発想がすごくユニーク!
アプリを開くと、新聞っぽく記事が並んでたり、しない。写真をテーブルの上にばらっと散らしたような状態の画面が出てくるんだ。写真は、ゆら~っと揺れていて、触ると動かせる。ひとつの写真に興味を持ってタップするとウィンドウが出てきて、その写真に添った記事が読める。
新聞の記事ってさあ、整然とレイアウトしなきゃいけない、ってわけでもなくない?写真でどの記事読むかを選ぶのも有り、じゃない?そんな声が聞こえてきそうなアプリだ。
何と言うか、「新聞の概念を一度解体してみる」という頭脳ゲームをやっている。そこ、重要かもしれない。iPadコンテンツを考える時、いつもそれぐらいのところからスタートするべきなのかもしれない。
「○○○とは△△△でなければならない」そんな固定概念を、一回ぶっこわしてみる。そこに新しいものが生まれるんじゃないか。
昨日も書いたように、メディアは20世紀の産物だ。そしていまはもう21世紀であり、iPadはそれを象徴する端末なのかもしれない。
頭の中の20世紀を、一回ぶっこわそう。そして再構築したら、21世紀ができていく。うまくいけば、あなたは未来を生み出すことができる。
あ、ほら、あなたも作ってみたくなってきたんじゃない?じゃあ、作ってみればいい。売れるか売れないかの前に、きっと楽しいぞー!こんなに楽しそうなことをやるチャンスなんて、実はそうそうないんじゃないかなあ・・・・
海外の電子新聞、電子雑誌は面白いのに、日本のは紙のをPDFにしただけでイカンのじゃないか!と、いささか熱い、いや熱苦しいことを書いてしまっていた。
でも金曜日、国産の電子雑誌で良いものが出たよ。その名も、『Photo J』。発行はなんと、毎日新聞社。
”なんと”という言い方には、すんません、毎日新聞社”なのに”良い電子雑誌だぜ、って意味込めました。だって毎日新聞ってネット関係に保守的なイメージあるもんで。でも、だからこそ、頑張った人たちがいたんだろうね。
『Photo J』は"紙のものをPDFにして済ませた”コンテンツではない。そもそも、”紙のもの"がないからね。iPadオリジナルな電子雑誌なんだ。
何が"良い"かって言うと、iPadのタテでもヨコでも、という端末特性をちゃんとふまえて作られていること。動画も少しだけ使われていたりもするけど、そこよりもとにかく、タテヨコ両方でしっかりしたレイアウトを組んでいる。
「電子雑誌はPDFじゃダメなんだよ!」の記事の中で紹介した、TIME誌と同系列の組み方をしている。ひとつの記事のどこからでも次の記事に行けるのも同じ考え方。
それに加えて、えーっと言い方悪いけど"上手に手を抜いている"。iPad用の電子雑誌は個々の記事をタテとヨコの2種類のレイアウトを組まないといけない。そこが面白いけど、大変だ。作業は2倍、みたいな。でもPhoto Jは、ヨコで組んだレイアウトを生かしてタテで見せたりしている。こういう上手な手抜きは"有り"だと思うな。読む分には読みやすければいいわけで。
そういうことも、アイデアのひとつだと思うんだ。
TIME誌タイプだなあ、と思っていたら、Twitterで@Ksitigarbhaさんが、TIME誌と同じツールを使っているのだと教えてくれた。(Ksitigarbhaってなんて読んだらいいの?)これも、決して真似しんぼだとは思わない。後書きによれば、4月にiPadを手にして創刊を決めたそうで、そんな短い時間の中でTIME誌の作り方を調べたりなど、よく頑張ったもんだと感心する。尊敬しちゃうよ。
それから、もうひとつ、紹介したい。日刊スポーツのiPadアプリ。これが、発想がすごくユニーク!
アプリを開くと、新聞っぽく記事が並んでたり、しない。写真をテーブルの上にばらっと散らしたような状態の画面が出てくるんだ。写真は、ゆら~っと揺れていて、触ると動かせる。ひとつの写真に興味を持ってタップするとウィンドウが出てきて、その写真に添った記事が読める。
新聞の記事ってさあ、整然とレイアウトしなきゃいけない、ってわけでもなくない?写真でどの記事読むかを選ぶのも有り、じゃない?そんな声が聞こえてきそうなアプリだ。
何と言うか、「新聞の概念を一度解体してみる」という頭脳ゲームをやっている。そこ、重要かもしれない。iPadコンテンツを考える時、いつもそれぐらいのところからスタートするべきなのかもしれない。
「○○○とは△△△でなければならない」そんな固定概念を、一回ぶっこわしてみる。そこに新しいものが生まれるんじゃないか。
昨日も書いたように、メディアは20世紀の産物だ。そしていまはもう21世紀であり、iPadはそれを象徴する端末なのかもしれない。
頭の中の20世紀を、一回ぶっこわそう。そして再構築したら、21世紀ができていく。うまくいけば、あなたは未来を生み出すことができる。
あ、ほら、あなたも作ってみたくなってきたんじゃない?じゃあ、作ってみればいい。売れるか売れないかの前に、きっと楽しいぞー!こんなに楽しそうなことをやるチャンスなんて、実はそうそうないんじゃないかなあ・・・・