うーん、ついに”その50”かあ。よく書いてきたねえ、ぼくも。その50回の節目に、ちょうどテレビ局の第3四半期決算が出そろったのでまとめておこう。・・・自動車や電機が軒並み赤字になると発表しているのだから、テレビ局は大変なことになっているのでは?・・・ . . . 本文を読む
去年の四月から”メディア事変”というサブタイトルで続けてきて、いつの間にか”その49”になっていた。”これからメディアは変わるよ”という趣旨だったわけだが、これからどころか、書き進むうちにどんどん変化がやって来た。しかも起こったのはマスメディアに”広告費”つまりおカネが流れ込まなくなったという、メディアそのものの変化ではなかった。だがそのことが、これからメディアそのものに変化を巻き起こそうとしている・・・ . . . 本文を読む
月曜日(1月26日)発売の東洋経済、みんな読んだ?ページをめくるたびに泣き出しそうになる記事ばかりだった。でも読んだ方がいいよ。痛みに目を向けないと、処方せんは見えてこないからね。・・・ただ、ちょっとやそっとじゃ見えてこないことも感じちゃったよ・・・マスメディアが陥落すると、やっぱりクリエイティブも陥落するんじゃないかなあ・・・ . . . 本文を読む
大変だ大変だ。26日発売の週刊経済誌『東洋経済』の特集は”テレビ・新聞陥落”なんだってさ。このブログの読者は読まないわけにはいかないぞ。もちろん、ここで書いてきたようなことが書かれているのだろうけど、きっとぼくも知らなかったり気づかなかったりすることも書かれているだろう。さあ、会社に向かう電車の中で読もうぜ・・・ . . . 本文を読む
クリスマスだ仕事納めだ大掃除だとドタバタしてたら、このブログも今年最後の更新になっちゃった。結局、メディア事変の結論は出せてないまま。いや、そりゃしかたないよ。予想を超えた事態が次々起こるんだもん。なんとなく4月に”メディア事変”というサブタイトルをつけたのだけど、”事変”どころか”維新”になってきちゃった。大政奉還が起きちゃったんだよー・・・ . . . 本文を読む
さて新聞と雑誌、つまり紙媒体のマスメディアについてのつづき。この分野でも激震が走っているわけだけど、それも広告費の流れが細くなってきたから。あれ?でもさあ、新聞や雑誌って、”売ってる”ものでしょ?読者がお金を払って成立している媒体なんだから、広告費が減っても部分的な影響なんじゃないの?そりゃそうだけど、こと”マスメディア”では広告費の影響は大きいんだぜ・・・ . . . 本文を読む
テレビについてばかり書いてきたけど、”メディア事変”と言うからには新聞や雑誌のことも書かないとまずくない?おっと。そうだね。というわけで、これからしばらくは紙メディアについて書いてみよう。でも、わりとこの一言に集約されちゃうかも。No Editors, No Journalists.カンタンな英語だね。編集者も記者もいらねえよ・・・えええええ?!そ、そんな・・・ . . . 本文を読む
さてテレビについてずっと書いてきて、悲惨なことばかり言ってきた。で、結局どうなるんだよお、ということを書いていこう。”メディアは解放される”とか”新しい芽が見えますか”とか、意味深なこと言ってるけど、ようするにどういうこと?えーっとね、わかりやすく言うと、日本でも『24』並みのドラマがつくれるかもよ。しかもテレビ局主体じゃない形式で・・・ . . . 本文を読む
日経広告研究所というところが広告費の予測を出す。2月と8月に出すのだけど、この5日に”臨時発表”を行った。前回出した予測を現実の方があまりに裏切ったので、修正版を出したってわけ。なんだかそれ見てると、もう”おれたちに明日はない”って気分になってくる。こうなると、テレビ産業はもはや斜陽産業だぜ・・・ . . . 本文を読む
ついにNHKオンデマンドがはじまった。”見逃し番組見放題パック”は、見たい番組は録画しておけばいいので、よほどのNHK好きじゃない限り契約しないだろう。でも、NHKスペシャルとかプロジェクトXを好きな時に300円ぐらいで視聴できるのはいいね。アクトビラにも対応していてリビングのテレビで見れるのもいい。アクトビラの普及にもなって相乗効果が高いぞ。さて、これはどういう現象なのか・・・ . . . 本文を読む
テレビ局が今後どうなるか。それはいまは誰にもわからない。当のテレビ局のみなさんもわからないだろう。それはもちろん、テレビ広告費が急減して放送事業そのものが儲からなくなってきたからだけど、それ以外に2点、考えに入れなきゃならない要素がある。情報通信法の行方と、認定放送持株会社制度をどう使うか。ん?そりゃいったいなんじゃいな?・・・・ . . . 本文を読む
何がどうなるのか、具体的に書いていこう。まず気になるのはやっぱりテレビだ。テレビ局の収益力はほんとうに”痛い”状況だ。どの局もスポット収入が前年比10%強ダウンしている。たったそれだけで、テレビ放送が”儲からない事業”になりつつある。そうすると、何がどうなるの?ってことだね・・・ . . . 本文を読む
毎週NHK大河ドラマ『篤姫』を見ている。次回はいよいよ”江戸城無血開城”だそうだ。クライマックスだね。薩摩の島津分家のおてんば娘だった篤姫が、おなじく薩摩の下級武士だった西郷どんをどう思いとどまらせるのか。太平の世なら表舞台に登場しなかったはずの二人をはじめ、明治維新ではそういう、身分と言うか価値の逆転見たいな現象が起きていた。では平成のメディア維新では何が起こるんだろう・・・ . . . 本文を読む
意思決定がどうのと理念的なことを書いているうちに、電通博報堂ADKの決算も出てきて、業界各社の上期の数字が出そろった。なんか、こう、ただひたすら、重たい気持ちになっちゃう数字。とにかく、どこも、売上はさほど落ちていないのに、営業利益がドーンと落ちている。まあ、マスメディアの媒体費はそれだけ無闇に利益率が良かったってことなんだろうね。広告業界はそこに安住しすぎたんだな・・・ . . . 本文を読む
人件費がどうのこうのとか言ってるうちに、株価は9千円台に回復し、また8千円台に下がった。海の向こうでは黒人の大統領が誕生し、この国ではまだしばらく選挙はないことになった。企業が中間決算を次々に発表している中、民放キー局も決算を出し、うわ、びっくりした!テレビ局に赤字のところが出てきたぞ・・・ . . . 本文を読む