さて、インターネット広告費の話。
いま、何が起こっているかというと、いよいよインターネットがテレビ広告費を侵しはじめたってことなんだ。
前回見てもらったように、まだ統計数字には表れていないけど、テレビ局の経営数字の形でテレビ広告費の減少が顕著になってきた。それはインターネット広告費の成長によるんだ。
左のグラフをクリックしてみて。
これは広告制作費の推移の中にインターネット広告費とその制作 . . . 本文を読む
さて、で、いよいよテレビ広告費の話。
前回見たように、広告費、とくにマス広告費は2000年をピークにはっきり減少している。ではテレビ広告費は?
電通発表のデータによると、2000年が確かにピークで2兆793億円。2003年には1兆9480億円に、ほら、はっきり下がってる。そして翌2004年には2兆436億円に・・・あれまた増えてる?で、結局2007年は2兆円を少し切った程度。ピークから減っては . . . 本文を読む
クリエイティブ企業改革と題するブログでなぜメディアについて書くかというと、事業としてのクリエイティブはメディアと一体になってきたからだよね。わかってるよね。
さて、クリエイティブ業界にはけっこう誤解している人が多い。「おれにはバブル崩壊は関係なかった。どんな不況も乗り越えるクリエイティブ力があるからさ」あ、それ、まちがってます。こと広告クリエイティブにおいてはね。
日本の広告費はバブル崩壊後も . . . 本文を読む
なんとなーく、タイトルを変えてみた。はっきりさせた方がいいかなー、と思ってさ。”日本のシステム”について書いてきた「愛と責任のブログ」なんだけど、茫洋としてたので、くっきりさせた。クリエイティブ関係の企業を改革するためのもろもろを書いていく、ことに、突然決めました。
さて、テレビだね。
テレビはいま、変態だよ。あ、やらしいことする変態、ではなく、メタモルフォーゼの方。
テレビがどうなるのか、 . . . 本文を読む
少し時事問題にふれてから書いた方がタイムリーでブログっぽいかなと。
Jパワーの株式をTCIとかいう外資ファンドが買い増したいと申請したら経産省が却下した。却下してもいいような気もするが、理由がよくわからない。”TCIは5年程度の短期的投資を目的としている。そうすると高い配当を要求してくるから必要な経費を削らねばならないかもしれない”てなことを、経済産業大臣が公式に言ってのけた。すごいなあ。厚顔無 . . . 本文を読む
帰宅して何気なくNHKを見ていたら『プロフェッショナル仕事の流儀』という番組がはじまってそのままぼーっと最後まで見てしまった。しかも最後には目がうるうるしてしまった。
今日は山田日登志という工場再建請負人の話だった。詳しくはまた再放送でも見てね。
採算割れになりかけた工場を、あらゆる知恵を出して高採算に仕立て上げる。作業効率の見直しや設備の配置を再検討するなど、地道な作業が中心だが、結局は人間 . . . 本文を読む
なんだか急に長期高齢者医療制度とかいうのが問題になっている。野党が演説してこんな悪い制度はなくすと息巻いている。今さら何を言っているのか。国会ではガソリン税の話ばかりで議論も何も巻き起こさなかったじゃないか。
政府側も「説明不足でした」などとカンタンに言っている。説明不足な制度を導入してしまっているのはどういう責任感だ?
企業改革でも説明は大事だ。新しい制度やシステムを導入する際は、導入の前に . . . 本文を読む
サラリーマン生活をして気づくのは、とくに経営管理的なことに取組む人には”自分がいちばん頭がいい”と思っている人が多いことだ。そう思わないと怖いのかもしれない。企業改革に取組もうなんて考えている類いの人間はとくにそうなるだろう。
だがまちがってはいけない。自分の知っているやり方がいちばんだ、なんて思い込むと痛い目にあう。だってこの国の経営管理はこの十年ぐらいでどんどん変わっている。すごい勢いで変化 . . . 本文を読む
福田・小沢の党首論争を見て、子供のケンカみたいだと思った。自分で自分のこと「かわいそうなくらい」とか大人が言うのだろうか。小沢も小沢で周りが見えていない。国民が「もうそこどうでもいいよ」と感じているのがわからんか。
安易に妥協するのは大人としてまずいが、うまいところで歩み寄るのは大人として重要だろ。企業改革でもそうなんだ。
もちろん、一気にあなたの理想の形に持っていければいい。でもそうカンタン . . . 本文を読む
まだまだあるなあ、企業改革の手法。
ロードマップを持たずに業務を遂行してしまう人が多い。これは、かなりまずい。
企業改革には二年とか三年とか平気でかかる。しかも、あっという間に時が過ぎる。その際に、いくつかのロードマップを頭の中に持っておくことは必須だ。
”いくつか”と書いたのは、企業改革においては複数の改変を並行して進めざるをえないからだ。しかもそれぞれの改変は相互に絡み合って機能する。だ . . . 本文を読む
なんとなく企業改革の”コツ”みたいなことを書き続けている。こうなったら、思いつくだけ書き続けよう。
コミュニケーションが大事だとか、みんなの味方になるとか、書いてきた。もっと地道なレベルまでかみ砕くと、”愚痴を聞いてあげる”のも大事だ。すごく重要。
改革者は美しい理念が書かれた旗を派手に振りかざす。でもそれだけじゃダメなんだな。もっと、泥臭ーい、ジミーなこともやらなきゃいけない。愚痴を聞いてあ . . . 本文を読む
でもって、企業改革の要領のつづき。まだまだあるもんだなあ。
組織の中で”新しいやり方”を推進する際、コンセンサスをいかに得るかが重要だ。ここで言うコンセンサスとは、いわゆる職務権限だの稟議体系だのとはちょっとちがう。もっともやもやした、人間関係の中での話だ。
これから当社では、○○○についてはこうしましょう。そのためのコンセンサスと言うなら、稟議書を出して職務権限に添って承認を得て、場合によっ . . . 本文を読む
まだまだつづく、企業改革のポイント。
改革を推し進める際、一にも二にもコミュニケーションが大事だ。管理部門発の場合、まず管理部門内のコミュニケーションを図る。これが意外とできないものだ。
管理部門、つまり総務や人事、財務や経理、そして経営企画などが一体とならねばならない。企業改革では新しい管理システムを導入することになるが、例えそれが会計システムであったとしても、財務や経理だけの問題ではない。 . . . 本文を読む
組織改革の手法について語ることにしてしまった。ということで、昨日のつづき。
改革者が陥りがちなのが、”みんなのための改革”であることを忘れてしまうこと。正しいことを言い続けるのが大事と書いたけど、その”正しさ”とは”みんなのためになる”という確信のはずだ。ところが、その”みんな”にわかってもらえないと、みんなを敵視してしまいがち。おれは正しいことを言っているのに、みんなわかってくれない。あいつら . . . 本文を読む
昨日書いたことと矛盾するようだけど。
結局、組織を変えるためにまず必要なのは、正しいことを言い続けることだ。
大事なのは、”言い続ける”こと。一回言ったからいいでしょ、ではダメなのだ。機会あるたびに、言い続ける。同じことを、言い続けることが大事だ。
一回正しいことを言う。それだけでは異論反論が押しよせてくるだろう。強く反発する人もいる。
だが思うより人は誰かの言ったことを聞いている。憶えて . . . 本文を読む