クリエイティブビジネス論!~焼け跡に光を灯そう~

元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ!

邦画興行のびみょーな10年~日本映画産業論その10~

2010-02-04 01:10:09 | 日本映画産業論
なんかこのところ感じるのは、メディアコンテンツ業界はいよいよ大大大転機を迎えてるんだなあ、ってこと。いろいろ聞こえてくる情報が、でえー?!そんなことが起こってんの?って感じ。それはもちろんiPad登場、みたいな華々しい未来の予兆もあるけれど、もっと身近では生々しい話もいっぱいある。うーん、どうなっちゃうんだ?と言いつつわりと関係なく映画興行をネタにしたつづきね・・・ . . . 本文を読む

2009年興行のびみょーな結果~日本映画産業論その9~

2010-02-03 00:20:20 | 日本映画産業論
2009年の日本の広告費のデータが出たことについて書いていたら、忘れてたわ。1月末は映画興行の集計結果が発表される季節でもあった。やっぱこのブログではふれないわけにはいかないっしょ。見ていくとね、うーん、びみょーな日本映画の状況が読み取れてくる。ここからどうなるか、じゃないかなあ・・・あれ?ヨーロッパの話も書かなきゃね。ま、そのうちね・・・ . . . 本文を読む

じゃ、ヨーロッパはどうなってんのかな?~日本映画産業論その8~

2010-01-19 00:57:34 | 日本映画産業論
ツイッターだよ、やっぱ。週刊ダイヤモンドが取り上げたかと思えば、NHKもやってるし。ぼくもやってるんだけど、やってない。なんかみんなみたいに次々につぶやけないのよ。ということで、その分、ブログの更新を熱心にやるかなー。で、『アバター』の話題から離れるよ・・・ . . . 本文を読む

『アバター』を日本が追いかける方法~日本映画産業論その7~

2010-01-18 00:58:16 | 日本映画産業論
いよいよJALは会社更生法を申請する。小沢一郎の元秘書が次々逮捕された。この国はどんどん混迷度が高まっている。前々から書いているように、ぼくたちは一度希望を捨てて、その上で新しい希望を探さないといけない。だがその道は遠いぜ。少なくとも後一年二年は準備期間だ。その先に本当に希望が見えるのかどうか。『アバター』をネタにそのヒントをもう少し書き進もう・・・ . . . 本文を読む

『アバター』はオタク精神の結晶~日本映画産業論その6~

2010-01-14 00:43:45 | 日本映画産業論
なにげにこのブログのタイトルを変えた。\"経営論\"が\"ビジネス論\"に変わったわけね。進化させたつもりなんだけど、人によっては逆に受け取るかもしれないね。なんで変えたのかって?教えてあげない・・・などと意地悪を言いつつ、『アバター』をネタにしたつづきだよん・・・ . . . 本文を読む

『アバター』を追いかけられない日本~日本映画産業論その5~

2010-01-07 01:36:58 | 日本映画産業論
新年がはじまった。でもさっそく飛び込んでくるニュースは、やっぱりこの国ではまだ終わりが続くんだな、はじまりはまだはじまらないな、と思えるものばかり。公開会社法とかいう法案では、従業員代表が監査役になるという案だとか。なんだそりゃ?それによって何を解決したいのかわからない。一方、突如空席になった財務大臣に菅さんだって。なんかむちゃくちゃでんがな・・・てなことは置いといて、大変びっくりした『アバター』についてのつづき・・・ . . . 本文を読む

『アバター』を産める国の強さ~日本映画産業論その4~

2010-01-03 13:38:07 | 日本映画産業論
あけましておめでとうございます。明けてしまった2010年。どうなることやら。きっといろいろ大変なことになるだろうなあ。さて『アバター』を観た。もちろん3D上映で。これ、3Dで観ないとダメだよ。この映画の真の価値がわからなくなる。ストーリーが凡庸だ二番煎じだという人もいるけど、いったいどこを観て言っているのか。ストーリーも含めて、エポックメイキングな映画じゃないか!・・・ . . . 本文を読む

つくる行為が資産なのだ(アメリカの場合)~日本映画産業論その3~

2009-12-25 01:06:32 | 日本映画産業論
クリスマスイブだ。もういくつ寝るとお正月?という今日この頃、みなさんどんな年末をお過ごしですか?2009年はどんな年でした?先の見えない一年でしたね。でもおそろしいことに、来年はさらに先が見えない年になるでしょう。何かが見えるとしたらさらに翌年、2011年なんだろうなー。と言いつつ、アメリカと日本のコンテンツ産業のちがいについて・・・ . . . 本文を読む

興行収入と作り手(アメリカの場合)~日本映画産業論その2~

2009-12-21 01:12:42 | 日本映画産業論
先週てんやわんや(死語)で更新できなかった。お待ちかね、日本映画産業論その2ですね。あれ、べつに待ってなかった?あ、そ。ま、いいや。そいで「その2」はアメリカの場合。ただし、正確かどうかは知らない。うろ覚えの生半可な知識で書くからさ。でもたぶん、どうやらおそらく、日本と全然ちがうらしいのね・・・ . . . 本文を読む

興行収入は作り手にどう還元されるかの補足~日本映画産業論その1.95~

2009-12-11 02:19:30 | 日本映画産業論
完結編を書いて、日本の常識は世界と違うらしい、と次への予告編も書いたのに、いきなり\"補足\"かよ、その1.95かよ。って感じだが、前回の記事は誤解を生みそうだなあと思ったのね。成功報酬とか出資のリターンとか、制作利益だとか、なんだよ、儲かるんじゃん、映画作るのって。ちょっとねえ、例が極端すぎたんだ。どう極端かというと・・・ . . . 本文を読む

興行収入は作り手にどう還元されるか完結編~日本映画産業論その1.9~

2009-12-09 01:03:44 | 日本映画産業論
去年の10月3日付けの記事で\"すげー本が出た\"と題してとりあげた『次世代マーケティングプラットフォーム』の著者である湯川鶴章さんがご自分のブログで時事通信社を辞めた、と書いておられた。あーびっくりした。少しだけぼくより年上の方が立派な会社を辞められるというのは、すげー本を書いた人はすげーなあ、と感服する。影響されそうじゃないか。とかなんとか言ってないで、こないだからの続きを書こう。今回でひとまず完結ね・・・ . . . 本文を読む

興行収入は作り手にどう還元されるかのつづきのつづき~日本映画産業論その1.7~

2009-12-07 01:08:32 | 日本映画産業論
1.7ってなんだ?どうも前々回のタイトルのつけ方をまちがったね。この話、簡単に終わらないわ。どう考えてもまだつづくので、1.7。あれ?べつに素直に2,でよかったかな?ま、いいか。とにかくね、興行収入はどう還元されるか。これがね、なかなかしぶいのよ・・・ . . . 本文を読む

興行収入は作り手にどう還元されるかのつづき~日本映画産業論その1.5~

2009-12-02 00:42:03 | 日本映画産業論
前回が話の途中で終わっちゃったので中一日で続きを書こう。お友達に教えてもらって、この更新がTwitterに反映される仕組みになった。なってどうなるのかがまだ理解できてないのだけど。それはともかく、今年ももう12月になっちゃったね。あふあふ。なんだか進展のないまま2009年が終わろうとしている・・・ . . . 本文を読む

興行収入は作り手にどう還元されるか~日本映画産業論その1~

2009-11-30 01:34:01 | 日本映画産業論
チャイナパワーにビビった話を書いてからもう一週間。早いなー。はら、もうすぐ12月だよ。今年もあっけなく終わっちゃうねー。業界の激変に驚いているうちに一年が過ぎていこうとしている。さて日本のコンテンツ産業は相当イビツだと書いたので、その真相を書き進まねばならないね。そのイビツさは映画とテレビの関係の歴史から生まれたんだよ・・・ . . . 本文を読む