クリエイティブビジネス論!~焼け跡に光を灯そう~

元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ!

AnimeTunes Vol.2 HDが出た!でもって部門1位獲得!

2011-06-29 10:12:07 | iPad Messages
境塾だなんだかんだとはまたぜーんぜんちがう話。

AnimeTunesのiPadアプリVol.2が出た。

それから、当然ながら、同じアプリのiPhone版も同時にリリースしたのよね。

ずいぶん前、2010年の12月に「AnimeTunes Vol.1 HD発売しました」と題した記事を書いた。憶えてくれてますかい?

AnimeTunesとは、ロボットの新事業的取り組みとして、マルチプラットフォームでのVODをやってみている、そのブランド名だ。こないだからの話で言うと、複数のVODプラットフォーム上で展開するモジュール的な試み。

ロボットにはアニメーション作家陣がいる。リーダー的存在が野村辰寿(@GonNomura)。彼はストレイシープ・ポーの作家であり、NHKのキャラクター”ななみちゃん”の生みの親でもある。あまり持ち上げると本人が恐縮するので言わないけど、日本のアニメーション作家界でそれなりの存在。

AnimeTunesはその野村辰寿を”キュレーター”として、日本の優れたアニメーション作品を作家ごとに紹介していくVOD配信レーベルだ。アニメーション作品と言っても、マンガ雑誌連載のものをテレビで毎週放送、というたぐいのものではなく、真剣にアニメーション制作に取り組む作家たちによる、クオリティの高い作品。そう決めているわけではないけど、短編が中心になっている。

作家たちとか、クオリティがとか言うと、ハイブローな難解な作品と思われがちだけど、決してそんなことはなく、むしろ短い時間で楽しめるエンタテイメント性あふれるものが多い。ああ、アニメーションってこんなに豊かで多様なんだなあと、自分自身毎回楽しみにしている。

そのAnimeTunesは最初はアクトビラで配信を開始。これはアクトビラが視聴できるテレビかHDレコーダーが必要。その後、iPhone/iPadのアプリとしても配信し、いまはPC上でもVidexというVODサービスで視聴可能。そんな感じで少しずつ、視聴できるプラットフォームを増やしていく作戦。でもこの作戦は根気が必要で、そうそうビジネスにならない。まず存在を知ってもらうのが大変。というかプロモーションコストかけられないので、無理。だんだん知ってもらえるまで頑張るしかない。

それがこの度、ようやく出た2つめのiPadアプリがランキング上位に来た。iPadアプリのエンタテイメント無料部門で1位獲得!やた!

・・・もちろん、それだけでウハウハのビジネスになるわけではない。ただこれを機に花を開かせていきたいなということだ。もう少ししたら、Androidでも視聴できるようになるから、iPhone持ってないよって人は、待っててね。

そうそう、このアプリはダウンロードは無料。でも個々の作品は230円で販売してます。無料のものもあるし、有料のものは1分程度プレビューもできるので、面白そうな作品から楽しんでくださいな!



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