大道塾 横須賀・湘南支部 稽古日誌

各道場の一般クラスの稽古日誌を稽古参加者に記録して頂く予定です。稽古内容の見直しや、反省・研究材料にご活用下さい。

7月29日(金) 追浜道場

2022年07月31日 | 追浜道場

押忍! 追浜道場の小林です!

猛暑が続く中、この日の稽古参加は19名でした。

 

【準備運動】

ジャンプから回し受けまでひととおり行いました。

 

【回し受けの確認】

 前後で向かい合った状態で、前の人が回し受けの手の形を作り、後ろの人がその手の内側に逆の手で内側から回し受けの手の形を作る。(前の人の右手首と後の人の左手首を合わせる感じ)

 ①前の人が、上段の外側からやや力を入れて内側に回し、下段まで持っていく。この時に後ろの人は、簡単に手を下げられないように、少し抵抗して下段まで持っていく。

 ②次に後ろの人が、下段の外側からやや力を入れて内側に回し、上段まで持っていく。この時に前の人は、簡単に手を上げられないように、少し抵抗して上段まで持っていく。

 ③①②の動作を交代しながら、手を変えて合計4回行う。

  ※三戦(サンチン)立ちで内ももにしっかり力を入れておかないと、手を回された時に体勢が崩れてしまうので、お互いに体幹を意識しながら、呼吸を合わせて行う事が大事。

 

【回し受けの応用】

 ①向かい合った状態で、中段に前蹴りを蹴ってもらい、回し受けでキャッチ。

  ※最初はちゃんと当たるくらいのところに構えて、素早く蹴ってもらい、間合いと速さを確認する。

  ※手の先だけで受けようとすると、突き指したり、手首を捻挫したりするので、肘から小指の先まで全体を使って、さらに体を使って腕を回しながら受けると、キャッチしやすい。

  ※キャッチする瞬間に、外側に半歩から一歩出ると、中心をずらせるので、キャッチしやすいし、当たったとしても痛くない。(慣れるまでは、やや下がりながら外側に出ると、やりやすい)

  ※一歩出る際に、重心が大きくぶれないよう、体幹を意識しながら行う。

 ②キャッチした足を持ったまま、肩や首の後ろをつかんで、相手の腰を浮かし、そのまま落とすか転がす。

  ※キャッチした足の下に右足で一歩前に出て、さらに左足の膝で相手のお尻の下あたりを蹴り上げると投げやすい。

  ※体格差や体重差がある場合は、首の後ろをつかんだまま、残った足に左足を添えて(引っ掛けて)回す様にして転がすのも良い。

  ※どちらの場合も、相手を倒した後に、ニーオンと極め突き(2回)を忘れずに!

 ③中段前蹴りを、内側から両手でキャッチして、外側に足を回して、②のように投げるか転がす。

  ※前蹴りをキャッチする時に、上側の手は上段に蹴りがあがって来ても抑えられるくらいの気持ちで添える。

  ※キャッチする時に、頭が下がってしまうとそのまま抱え込まれてしまうので、体勢に注意。

  ※キャッチした足の膝が曲がっていると、そのまま抜かれたり、蹴り込まれたり、掴まれたりとするので、キャッチしたら素早く引いて抜く。(つかんだ足を回して外に回る)

 

【合同稽古前の練習と自由稽古】

 8月7日(日)の合同稽古で、演武を行う人たちの練習と、それ以外の人たちは早めの自由稽古となりました。

私はS原さんと寝技の攻防と突きの確認を行いました。寝技は奥が深く、上になったと思っても、すぐにエビからの崩しで、反撃されてしまいます。途中で腕を取れたとしても、極まるまでいかず、解かれてしまう…。とにかく練習あるのみだと痛感しました。突きの確認は、鏡を見ながら大きく構えて、なるべく最短で素早く突きを出す確認をしました。

 新型コロナの猛威で、大変な日々が続いておりますが、日頃から良く食べ良く寝て良く動き、ウィルスが逃げていくくらいの気合いで乗り越えていきましょう! 押忍!


2022年7月26日(火)久里浜クラス稽古日誌

2022年07月27日 | 久里浜道場

この日は11名の参加。湿度十分の暑い日でした。

1.準備運動

2.基本稽古:対人で基本の見直しを行いました。

①インステップジャブ

②インステップワンツー

③インステップワンツー、左ボディ

この見直しでは距離の確認をメインに行いました。「距離が詰まりすぎて腕が窮屈になっていないか?」「距離が合わず、後ろ足が浮いてまえのめりになっていないか?」など「あるある」がないか確認しました。また、ステップインして攻撃した後の戻りも意識しました。「出た分だけ戻る」この練習では出入りの距離も確認しました。

④ワンツー、返しの右を左ヘッドスリップ、前足軸にサークリング、右ロー反撃:これも自分から仕掛けて返しに対する反応です。サークリングで角度を変える時に左手で相手の肩口などを押さえて突っ張っておくと、それだけで防御にもなり、相手の動きを制限することができます。

⑤前蹴り、ワンツー、右ローの連携:前蹴りからのコンビネーションです。ここでは3つの技をスムーズに繋げることを意識しました。前蹴りの蹴り足を戻したらそのインステップの動きに連携しワンツー。その時に後ろ足を少し寄せておくことで次の右ローへの連携がスムーズになります。細切れでなく一つの流れとして動くイメージで練習しました。

3.ミット練習:ハンドミットとパンチングミットを使って行いました。

①インステップジャブ、返しの左に対するディフェンス:基本の見直しで行った距離感を、攻防を意識して確認しながらディフェンスの動きを入れていきました。ヘッドスリップ、バックステップ、ガード、ダッキングなどの動きをジャブを打った後の返しに対して反応します。そのため「どのくらいの距離でどうやってディフェンスするか?」を考えながら練習しました。同じ動きばかりだと、ディフェンスがワンパターンになってしまうので、なるべく色々な方法でディフェンスを行います。これにより、距離感や体の動かし方がわかってくるのだと思います。

②インステップジャブ、返しの左を右ヘッドスリップ、右ストレートスイッチ左ハイ:これもパターンドリルです。自分で入ってからの返しを捌く距離や、そこからさらに反撃する時の距離を体で覚えます。このドリルで距離感が難しいのはスイッチの蹴りです。そのままでも蹴れるのでついそのまま蹴ってしまいがちですが、ここではパターン練習なのでスイッチで蹴ります。意外に連携が難しく、半端な蹴りになってしまいました。

③ハンドミットを使ってスイッチ左ミドルの確認:スイッチの歩幅を小さく速く、脱力して蹴るイメージで確認しました。ポイントは、スイッチの蹴りに限らないと思いますが、膝関節でステップするのではなく、足首の関節を使って柔らかくステップすることです。初心者のうちは力の入れ具合が難しく力みがちになりますが、このことを意識すると程よく力が抜けます。縄跳びを跳ぶ時に膝の曲げ伸ばしを使って飛びませんよね。その原理だそうです。

④キックミットへのスイッチ左ミドル:今度はキックミットを使って力強い蹴りを蹴っていきました。ここでは、蹴り終わり無防備にならないように、蹴り足を引き戻すより先に腰を戻すことを意識して行いました。そうすることで安定した体勢に素早く戻ることができ、その後の動きの連携がスムーズになります。また、空振りをしても1回転して安定した体勢にもどり、次に繋げる動きも取り入れました。攻防を意識して、蹴るだけでなく、蹴った後の体の動きを確認しました。

4.自由練習

 中学生のA君とミット練習でパンチの確認をしました。交代でミットを持って、ミットの持ち方も確認しました。ミットの持ち方は防御の動きや反応に繋がるので、うまく持てるようになると相手も打ちやすいし自分も反応が良くなります。時々コツを確認しながらやって見ても良いですね。A君ありがとうございました。

 さて、みなさんは体の故障等は大丈夫でしょうか?私は最近腰の張りがあって時々痛みが出ています。激しい痛みではありませんがなかなか良くなりません。しばらくは様子を見ながら稽古に臨みたいと思います。稽古を長く続けるためにも調子を見ながら稽古することも大切な視点だと思います。休むこともトータルで見ると稽古の一つです。常に体の状況を把握して、それに合わせて稽古に励んでいければと思います。


2022年7月22日追浜道場

2022年07月25日 | 追浜道場

押忍。追浜道場の田高です。

7月22日の稽古内容を振り返ります。

この日は風が通り、先週と比べて集中できる環境でした。

 

【基本稽古】

・その場でジャブ、左ボディアッパー、ワンツー

・前に出てジャブ、左ボディアッパー、ワンツー

・前に出て右肘、下がって左膝、前に出て右肘

 

 

【対人練習】

・右ストレート、肘を当てる練習

ペアになって、手のひらに右ストレート、肘を当てる練習をしました。きちんと拳頭が当たっているか、腕は伸びているか等確認をしながら行いました。

 

・ミットで前に出て右肘、下がって左膝

基本稽古で行った動きを実際にミットで稽古しました。当てることを意識すると、バックステップしてから前に膝を出す動きが難しいです。

 

・前に出てくる相手を抑えながら膝

後退しながらでも、上体を崩されずに膝蹴りを出す練習をしました。押し込んでくる相手を押さえて、膝。崩しを入れて膝の練習をしました。ガンガン前に出てくる相手に不用意に蹴りを出すと逆に後ろに崩されてしまうので、気を付けましょう。

 

 

休憩挟んで後半

 

 

【ミット練習】

・ペアでミットの練習をしました。持つ方もコミュニケーションを取りながら、持つ技術が必要です。ペアでたっぷりと時間を取ってフリーミットをしました。

 

 

【自由稽古】

なぜかボディの打ち合いをしたくなり、K林さんとS原さんに顔面無しの手技の攻防をお願いしました。久しぶりに強くボディを打ち、打たれました。普段の顔面有りルールだと間合いが遠いですが、このルールだと、ゼロ距離で打ち合います。ボディは真っ赤になりましたが、腹筋が強くなった気がします(笑)

ありがとうございました!

 

余談ですが、普段の顔面ルールだともっと間合いが遠く、間合いの取り合いがシビアになるため、リーチの差がある相手と戦うときは、その差を頭に入れておかなければいけません。

極端な例ですが、下の雑な図を見てください。リーチが長い方をA、リーチが短い方をBとし、AのリーチはBの2倍、その差は一足一刀の間合いの距離とします。

①のケースでは、Aにとっては一足の間合いですが、Bにとっては一足では届かない間合いです。リーチの長いAはこの間合いをキープし続ければ、Bの打撃をもらうことはありません。Aはこの間合いをキープしつつ、イン・アウトをしようとするでしょう。

②のケースはどうでしょうか。Bにとっては一足の間合いです。同じくらいのリーチの相手であれば、この間合いで正解です。しかし、Aにとってはインステップせずに攻撃が届く間合いです。このようにリーチ差がある場合は②の間合いはBにとって非常に危険です。気を付けないといけません。

③のケースは、AもBもお互いにインステップせずに射程内です。間合いだけで言えばイーブンです。しかし、油断はできません。ここに掴み膝などの攻防が入るとどうなるでしょうか

以上3パターンで、リーチのある相手との間合いの取り合いを考えてみました。当たり前と言えば当たり前ですが、整理してみると、②のパターンで被弾してた!などの気づきがあるのではないでしょうか。実際には、突きも蹴りも掴みもありますから、これがそのまま使えるわけではありませんが、リーチのある相手との闘い方のヒントとして考えてみてください。

 

 

以上、余談が長くなりましたが稽古日誌でした。

コロナウイルス感染者が激増していますが、体調管理等気を付けて頑張りましょう。押忍。


2022年7月19日(火)久里浜クラス稽古日誌

2022年07月19日 | 久里浜道場

この日は13名の参加。蒸し暑い日でした。

1.準備運動:蹴上げ、バランス練習等を行いました。

2.対人練習:ハンドミットを使ってローのバリエーション練習を行いました。

①ノーモーション前足のロー:ここではステップや追い足をせずノーモーションで相手の内腿を蹴ります。ポイントは蹴り足を同じ軌道で引き戻さず「振り抜いて膝をたたみながら構えに戻すこと」です。「大きいタライに入った水を膝を中心に足でかき混ぜる」イメージです。この「戻し」はすぐに安定した体勢に戻ることができるので是非覚えたい動きです。

②詰める相手に対し下がりながら前足ロー:詰める相手に対し下がりながら内腿に前足ローを返します。ポイントは「下がりながら蹴ること」です。今回は、下がってからステップをして蹴るのではなく、下がりながら蹴ります。バックステップした時には既に蹴っているイメージです。この動きは難しく、体が覚えるのに時間がかかりそうです。一生懸命蹴っていて、気づいたら前足を一度地面に着いてステップしていました(笑)。

③詰める相手に対し瞬時に構えを変えながら右ロー:②の動きに似ていますが、ここでは後足()で蹴ります。そのためローを返す時、体を翻すようにして構えを変えながら蹴ります。これは体の捻りが伝えやすいため、②の動きより蹴りやすい感じでしたが、両方とも距離調整が難しいです。

④③の動きの後素早く踏み込んで左のパンチ:③の動きをしすぐさま左を返します。詰める相手をローで止め、下がった分踏み込んで左を打つイメージです。

3.組み技

①大外掛け:受け身の練習も兼ねて、足を大きく開いてかけやすい状態の相手に対して大外掛けをかけます。ポイントは、「相手の左肩を押し下げるように崩す事」「大外刈りのように刈りきらずに掛けで倒す事」「倒した後相手をコントロールしてひきよせること」です。

②大外掛けからの起き上がり:この練習は、かける方の練習でもありますが、起き上がる方に重点をおいた練習です。大外掛けで投げられたら体を回転させ、すぐうつ伏せの状態になり、起き上がります。起き上がったらすぐ大外掛けで投げ、相手もすぐ起き上がります。この繰り返しです。投げられて決まる競技ではないため、投げられた後でもすぐに体制を立て直す事が重要です。その感覚を養う練習です。ちなみに結構たっぷり行ったのでこの日の練習で1番キツかったです。

③大外掛けから起き上がる相手に対し腕十字:これはできるとかなりカッコイイ動きです。まず、大外刈りから起き上がってくる相手に対し、起き上がる前に相手の体を左足で跨ぎ、右足も相手の首元に移動させて腕十字の形を作ります。相手が立ちあがろうとする力を利用して自分の左肩の方向に倒れながら相手を寝かせてグラウンドの腕十字に移行して極めます。例によって活字で説明するのは難しいですが、コツを掴むと結構それっぽくできます。そしてそれっぽくでもできるとかなりカッコいいです。是非会得したい動きです。

4.自由練習:少し時間があったので、Kさん、Sさんと分間の寝技技研を数本ローテーションしました。ムキにならず軽めにポジションの取り合い中心に行いました。審査で上下45秒間寝技を行うととてつもなく疲れますが、この練習の1分間はあっという間です。「1分間でどう一本取るか?」という視点で1分間マスを行うのも、審査向けの練習に良いかも知れませんね。Kさん、Sさんありがとうございました。

毎回暑い暑いとブツブツ言っていますが、この日も暑かったです。マスクはビショビショ、青道着は汗で遠くから見ると新品のような色合いに。おまけに飲み物を忘れてしまい水分補給出来ず、、、。でも,大汗かいて稽古すると気持ちいいですね。みなさんこの夏しっかり汗かきましょう!


いつかの懇親会(支部内限定写真)

2022年07月19日 | 懇親会

W君です。

この日、実は野菜嫌いだということが判明しました(笑)

他の写真は以下から見れます。

 

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合い言葉: 支部のオンラインアルバムと同じ四文字です。ヒントは“○○づ○”
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