押忍。追浜道場の田高です。
7月22日の稽古内容を振り返ります。
この日は風が通り、先週と比べて集中できる環境でした。
【基本稽古】
・その場でジャブ、左ボディアッパー、ワンツー
・前に出てジャブ、左ボディアッパー、ワンツー
・前に出て右肘、下がって左膝、前に出て右肘
【対人練習】
・右ストレート、肘を当てる練習
ペアになって、手のひらに右ストレート、肘を当てる練習をしました。きちんと拳頭が当たっているか、腕は伸びているか等確認をしながら行いました。
・ミットで前に出て右肘、下がって左膝
基本稽古で行った動きを実際にミットで稽古しました。当てることを意識すると、バックステップしてから前に膝を出す動きが難しいです。
・前に出てくる相手を抑えながら膝
後退しながらでも、上体を崩されずに膝蹴りを出す練習をしました。押し込んでくる相手を押さえて、膝。崩しを入れて膝の練習をしました。ガンガン前に出てくる相手に不用意に蹴りを出すと逆に後ろに崩されてしまうので、気を付けましょう。
休憩挟んで後半
【ミット練習】
・ペアでミットの練習をしました。持つ方もコミュニケーションを取りながら、持つ技術が必要です。ペアでたっぷりと時間を取ってフリーミットをしました。
【自由稽古】
なぜかボディの打ち合いをしたくなり、K林さんとS原さんに顔面無しの手技の攻防をお願いしました。久しぶりに強くボディを打ち、打たれました。普段の顔面有りルールだと間合いが遠いですが、このルールだと、ゼロ距離で打ち合います。ボディは真っ赤になりましたが、腹筋が強くなった気がします(笑)
ありがとうございました!
余談ですが、普段の顔面ルールだともっと間合いが遠く、間合いの取り合いがシビアになるため、リーチの差がある相手と戦うときは、その差を頭に入れておかなければいけません。
極端な例ですが、下の雑な図を見てください。リーチが長い方をA、リーチが短い方をBとし、AのリーチはBの2倍、その差は一足一刀の間合いの距離とします。
①のケースでは、Aにとっては一足の間合いですが、Bにとっては一足では届かない間合いです。リーチの長いAはこの間合いをキープし続ければ、Bの打撃をもらうことはありません。Aはこの間合いをキープしつつ、イン・アウトをしようとするでしょう。
②のケースはどうでしょうか。Bにとっては一足の間合いです。同じくらいのリーチの相手であれば、この間合いで正解です。しかし、Aにとってはインステップせずに攻撃が届く間合いです。このようにリーチ差がある場合は②の間合いはBにとって非常に危険です。気を付けないといけません。
③のケースは、AもBもお互いにインステップせずに射程内です。間合いだけで言えばイーブンです。しかし、油断はできません。ここに掴み膝などの攻防が入るとどうなるでしょうか
以上3パターンで、リーチのある相手との間合いの取り合いを考えてみました。当たり前と言えば当たり前ですが、整理してみると、②のパターンで被弾してた!などの気づきがあるのではないでしょうか。実際には、突きも蹴りも掴みもありますから、これがそのまま使えるわけではありませんが、リーチのある相手との闘い方のヒントとして考えてみてください。
以上、余談が長くなりましたが稽古日誌でした。
コロナウイルス感染者が激増していますが、体調管理等気を付けて頑張りましょう。押忍。